「EG νガンダム」徹底改修! HGUCフィン・ファンネルを流用しフル装備&好みのスタイルにリビルド!!
「HJメカニクスアーカイブ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア編」より
2023.03.10
HJメカニクスアーカイブ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア編
EGを徹底改修で好みの
スタイリングにリビルドする
ライトユーザーを意識した“次世代のファーストガンプラ”「ENTRY GRADE(エントリーグレード)」のνガンダムをお届けする。キットはRX-78-2やストライクガンダムなどの他のラインナップと同様、感覚的に組み立てることができる、立体パズル的な構造と、HGUCを上回る可動性能を誇る傑作。作例はスタイリッシュなプロポーションをさらに力強い印象にするため各部を徹底改修、HGUCからフィン・ファンネルを流用し、フル装備状態にできるようにした。
COLLARING DATA
白=071ニュートラルグレーⅠ
紺=326番・ブルーFS15044(Mr.カラー)
黄=025橙黄色
メカ=074ニュートラルグレーⅣ
トップコート=EX10フラットクリアープレミアム
■て、徹底改修?!
EG νガンダムを徹底改修してHGUCのフィン・ファンネル付けてねってお題です。フィン・ファンネルはそのまま付くように設計されているのでいいとして、問題は徹底改修です。古いキットを最近の流行りのバランスにならまだしも、EGは最新キット。すでにシュッとしたヒーロー体系で格好いいのですよ。困ったなぁ…。僕の好みであえて言うと少しスリムで足長な印象です。もう少し力強い印象になるようにしたいと思います。いざ
■超アナログですが…
気になった所は、まずは頭の前後幅、次いでコクピットブロックの幅、腹の前後幅、ふんどしの幅、前腕の長さ、スネの長さといったところです。
頭部はプラ板を挟んで延長。目はあえてEGの特徴のクマドリがないままとし、内側を少しカットして寄り目気味な印象を緩和。額の五角形の上側を削りメインカメラの見え具合を調整しています。首はプラ板で新造し襟足にもプラ板を貼り、後ろの抜け具合を調整。胸は襟の横、真ん中で分割し(斜めってますが)真ん中はプラ板を挟みサイドは内側を削りトータル幅は変えずにコクピットブロックの幅を増やしています。胸のセンサーは裏が切りっぱなし感があるのでプラ板で形状変更し別パーツ化してます。腹はパーツ分割を維持しながらプラ板で囲い前後幅を増やしています。
腰中央ブロックは3枚に下ろしプラ板を挟んで幅増し。そのぶんフロントアーマーも3枚に下ろして幅詰め。フロントアーマーは上から見てへの字になるようにスペーサーを入れています。V字マークはプラ板を切り出しています。サイドアーマーは延長し、リアアーマーは分割し真鍮線を通して独立可動に。肩アーマー内はダボが見えないようにプラ板を貼り付け。ヒジ関節は可動範囲が狭くならないようにしつつディテール追加。
前腕はプラ板を挟んで延長。拳はロボマニを使用。股間軸は前に移動し太モモは上端にプラ板を貼り付け延長。スネはフレアー部をカットし足首関節もカット。太モモとスネのバランスを少し変えつつ全体を短縮くしています。ヒザ関節は若干鳥脚になるように加工しパイプモールドを作り替え。関節軸の丸モールド内に市販パーツを貼り付け。バックパックのバーニアは既存のものを開口し、市販のバーニアパーツを貼り付けています。
■塗装はシンプルに
今回は形状変更が分かりやすいようにシンプルにベタ塗りで(時間がなかったわけでは…)。デカールは主にベルテクスデカールを。目とセンサーはHJデカールを使っています。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“エントリーグレード”
RX-93 νガンダム
製作・文/まつおーじ(firstAge)
いかがでしたか。今回ご紹介した「RX-93 νガンダム」は現在好評発売中の「HJメカニクスアーカイブ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア編」にも掲載中です。
HJメカニクスに収録した作例を含む特集記事に新規作例と記事を加えた永久保存版シリーズ第2弾は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』がテーマ! ガンプラ製作の手引書としてだけではなく、立体作品を通じてその機体の性能や特徴も詳しく解説するので、当時からのファンはもちろん『機動戦士ガンダム 水星の魔女』から入った新規ガンダムファンの方にも楽しんでいただけるものとなっています。
ぜひお手に取ってご覧ください!
Ⓒ創通・サンライズ