 ▲哲夫部長(写真中央)、ソドム(写真左)、バッドボーイズ佐田(写真右)
▲哲夫部長(写真中央)、ソドム(写真左)、バッドボーイズ佐田(写真右)
 
 
ソフビフィギュアを塗りたい!!
 年の瀬のホビージャパン編集部に、人気YouTubeチャンネル「吉本プラモデル部」でおなじみの哲夫部長とソドム、そしてチャンネル登録者85万人超えの人気YouTuber「佐田ビルダーズ」の佐田さんがやってきました!
 撮影された動画は、 「佐田ビルダーズ」  「吉本プラモデル部」 にて公開されておりますので、本記事ではソフビキットの塗装に焦点を合わせた内容でお送りします!
・佐田さん キレイな仕上がり
・ソドムさん  汚し塗装での仕上げ
・哲夫部長 グラデーション仕上げ
 と、三者三様の仕上げ方でバリエーションもばっちり! ソフビフィギュアの塗装が初めての方も、そうでない方もぜひ最後までご覧ください!
 バッドボーイズ佐田side
 自分で原型を作り、製品化したというソフビフィギュア「とろみ君」を持参した、バッドボーイズの佐田さん。「自分で作ったソフビを、自分だけの色に塗装したい!」という熱い思いで初塗装に挑んだ。
 ▲まずは工作室の棚が気になる様子
▲まずは工作室の棚が気になる様子
 
 ▲ひととおり会話を済ませて、作業開始!
▲ひととおり会話を済ませて、作業開始!
 
 
まずはパーツの分解!!
 ▲まずはソフビをパーツごとに分解して、塗装しやすくします! 分解しやすいようにドライヤーで温めましょう!
▲まずはソフビをパーツごとに分解して、塗装しやすくします! 分解しやすいようにドライヤーで温めましょう!
 
 ▲ソフビ専用の飾り棚をDIYしてしまうほどソフビを愛する佐田さん。圧倒的な手際の良さでパーツを分解! これには哲夫部長もビックリ
▲ソフビ専用の飾り棚をDIYしてしまうほどソフビを愛する佐田さん。圧倒的な手際の良さでパーツを分解! これには哲夫部長もビックリ
 
 
次はパーツを串打ちだ!!
 ▲パーツごを分解したら、割りばしに両面テープを貼り付けて、塗装しやすいように持ち手を作ります! これで安定した塗装が実現します
▲パーツごを分解したら、割りばしに両面テープを貼り付けて、塗装しやすいように持ち手を作ります! これで安定した塗装が実現します
 
 ▲塗装用のベースに割りばしを差し込んで、しっかり保持すれば塗装の準備は完了です!
▲塗装用のベースに割りばしを差し込んで、しっかり保持すれば塗装の準備は完了です!
 
 
塗装の前に「プライマー」を吹こう!!
 ▲これが今回使用した「プライマー」です。色を乗せる前にこれを吹いておくと、はがれやすいソフビの塗装がはがれにくくなります!
▲これが今回使用した「プライマー」です。色を乗せる前にこれを吹いておくと、はがれやすいソフビの塗装がはがれにくくなります!
 
 ▲塗装ブースの電源を付けて、吹付けを開始! まんべんなく吹き付けましょう!
▲塗装ブースの電源を付けて、吹付けを開始! まんべんなく吹き付けましょう!
 
 
 ▲指で触って、ペタペタしなくなるまで乾燥させましょう
▲指で触って、ペタペタしなくなるまで乾燥させましょう
 
 ▲足の裏には「とろみ君」と「佐田正樹」の文字が見えます
▲足の裏には「とろみ君」と「佐田正樹」の文字が見えます
 
 
塗料を良く振って色味を均一に!!
 ▲カーモン! ベイベー! と言いながら塗料瓶を振る佐田さん。工作室が一気に騒がしくなります(笑)
▲カーモン! ベイベー! と言いながら塗料瓶を振る佐田さん。工作室が一気に騒がしくなります(笑)
 
 ▲マスキングをする順番を考えて、まずは「とろみ君」の肌から塗ります! 自分の思う色を目指して色を調節します
▲マスキングをする順番を考えて、まずは「とろみ君」の肌から塗ります! 自分の思う色を目指して色を調節します
 
 
塗装開始だ!!
 ▲エアブラシ用に濃度を調節して、エアブラシのカップに塗料を流し込みます
 ▲エアブラシ用に濃度を調節して、エアブラシのカップに塗料を流し込みます 
 
 ▲まずは肌となる部分にエアブラシで塗料を吹いていきます。細かいところはマスキングで後から塗っていくので、気にせずに塗り進めます
 ▲まずは肌となる部分にエアブラシで塗料を吹いていきます。細かいところはマスキングで後から塗っていくので、気にせずに塗り進めます
 
 
 ▲手と足が塗りあがりました!
▲手と足が塗りあがりました!
 
 ▲次は、隠ぺい力(下地の色を隠す力)の弱い赤色を塗装します!
▲次は、隠ぺい力(下地の色を隠す力)の弱い赤色を塗装します!
 
 
赤を塗り重ねて立体感を付けよう!!
 ▲顔の形状が複雑な「とろみ君」ですが、その形を活かしてグラデーション塗装にチャレンジします!
▲顔の形状が複雑な「とろみ君」ですが、その形を活かしてグラデーション塗装にチャレンジします!
 
 ▲奥まった部分を中心に吹き付けていきます。全体的に色が付いたら一層目は完了です! 乾燥させているあいだに、青色を塗装します
▲奥まった部分を中心に吹き付けていきます。全体的に色が付いたら一層目は完了です! 乾燥させているあいだに、青色を塗装します
 
 
青色は重ね塗りが重要!
 ▲青色は最も難しい色とされていますが、何度も塗り重ねてじっくり攻略すれば問題なし!
▲青色は最も難しい色とされていますが、何度も塗り重ねてじっくり攻略すれば問題なし!
 
 ▲まずは全体が水色になるように吹き付けていきます
▲まずは全体が水色になるように吹き付けていきます
 
 
 ▲ここでも、指でさわって指紋が付かなくなるまで乾燥させます
▲ここでも、指でさわって指紋が付かなくなるまで乾燥させます
赤のグラデーションに挑戦!
 ▲下地の色を塗りつぶさないようにピンクを薄く塗っていきましょう!
▲下地の色を塗りつぶさないようにピンクを薄く塗っていきましょう!
 
 ▲奥まったところは濃い赤が残って良い立体感が出ています!
▲奥まったところは濃い赤が残って良い立体感が出ています!
 
 
マスキングで色分けを再現
 ▲今度は、先ほど肌色を塗った手のパーツを赤に塗ります! 赤くしたくない部分はマスキングテープで覆います
▲今度は、先ほど肌色を塗った手のパーツを赤に塗ります! 赤くしたくない部分はマスキングテープで覆います
 
 ▲マスキングのおかげではみ出しを気にせず塗装することができます
▲マスキングのおかげではみ出しを気にせず塗装することができます
 
 
 ▲服も赤く塗っていきます
▲服も赤く塗っていきます
 
 ▲赤がひととおり塗り終わったので、青色の続きを塗っていきます。塗り重ねたおかげでキレイな青に塗ることができました!
▲赤がひととおり塗り終わったので、青色の続きを塗っていきます。塗り重ねたおかげでキレイな青に塗ることができました!
 
 
 ▲基本の塗装はこれで完了です! 乾燥が終われば部分塗装で仕上げていきましょう!
▲基本の塗装はこれで完了です! 乾燥が終われば部分塗装で仕上げていきましょう!
目を書き込んで命を吹き込む!!
 ▲シタデルカラーの「ベース」から好きな水色を選んで目の部分に塗っていきます
▲シタデルカラーの「ベース」から好きな水色を選んで目の部分に塗っていきます
 
 ▲次は口の部分を、同じくシタデルカラーで塗っていきます。写真のように、筆の穂先に少しだけ塗料を含ませて塗ると思うように塗りやすいですよ!
▲次は口の部分を、同じくシタデルカラーで塗っていきます。写真のように、筆の穂先に少しだけ塗料を含ませて塗ると思うように塗りやすいですよ!
 
 
 ▲赤く塗った口の部分の上から、こちらもシタデルカラーの白で「歯」を塗っていきます
▲赤く塗った口の部分の上から、こちらもシタデルカラーの白で「歯」を塗っていきます
 
 ▲最後に黒目を描いて完成! どうしても「点」を描くときは手がプルプルしてしまうので、写真のように薬指や小指を安定したところに固定して塗ると良いですよ
▲最後に黒目を描いて完成! どうしても「点」を描くときは手がプルプルしてしまうので、写真のように薬指や小指を安定したところに固定して塗ると良いですよ
 
 
 ▲塗りあがった顔はかなりの迫力…。初めてのソフビの筆塗りとは思えない精度ですね
▲塗りあがった顔はかなりの迫力…。初めてのソフビの筆塗りとは思えない精度ですね
最後の塗り分けだ!
 ▲先ほど「歯」を塗った同じ白で上履きを塗っていきます!
▲先ほど「歯」を塗った同じ白で上履きを塗っていきます!
 
 ▲こちらもマスキングは使わずフリーハンドで塗り分けます
▲こちらもマスキングは使わずフリーハンドで塗り分けます
 
 
 ▲上履きの黄色い部分もシタデルの黄色で塗り分けます
▲上履きの黄色い部分もシタデルの黄色で塗り分けます
 
 ▲最後に手持ちの鉛筆を塗り上げます
▲最後に手持ちの鉛筆を塗り上げます
 
 
 ▲基本塗装は全て塗り終わりました! 最後の組み上げが楽しみですね
▲基本塗装は全て塗り終わりました! 最後の組み上げが楽しみですね
 ▲パーツを組み上げるときもドライヤーは必須です! ギュッと押し込みましょう
▲パーツを組み上げるときもドライヤーは必須です! ギュッと押し込みましょう
 
 ▲少しだけ塗装がはがれてしまいました…。そんな場合は追加の筆塗りで修復しましょう!
▲少しだけ塗装がはがれてしまいました…。そんな場合は追加の筆塗りで修復しましょう!
 
 
 ▲塗装がはがれてしまった部分を、同じ色で塗って修復した状態
▲塗装がはがれてしまった部分を、同じ色で塗って修復した状態
これにて「とろみ君」が完成しました!
完成写真はこの記事の最後に掲載しています!
ソドムside
 続いては吉本プラモデル部のソドムさんが「キングジョー」の塗装に挑戦します! 金と銀のみで塗装して、ウェザリングで仕上げます!
 ▲まずはぬるま湯と中性洗剤で、ソフビの表面に着いた汚れや塗装を邪魔するコーティングを落としていきます
▲まずはぬるま湯と中性洗剤で、ソフビの表面に着いた汚れや塗装を邪魔するコーティングを落としていきます
下地を整えよう!!
 ▲今回使うのは佐田さんも使用した「プライマー」の成分があらかじめ入っているタミヤの「スーパーサーフェイサー」で下地を塗っていきます!
▲今回使うのは佐田さんも使用した「プライマー」の成分があらかじめ入っているタミヤの「スーパーサーフェイサー」で下地を塗っていきます!
 
 ▲サーフェイサーは全体的に吹き付けましょう
▲サーフェイサーは全体的に吹き付けましょう
 
 
使う色は二色だけ!!
 ▲キングジョーはこの二色で塗ります!
▲キングジョーはこの二色で塗ります!
 
 ▲エアブラシで吹けるように溶剤で薄めます
▲エアブラシで吹けるように溶剤で薄めます
 
 
 ▲まんべんなく色が付くように色を乗せていきます
▲まんべんなく色が付くように色を乗せていきます
 
 ▲本体も同じく吹き付けていきます
▲本体も同じく吹き付けていきます
 
 
マスキングで塗り分けよう!
 ▲続いてはマスキングです! 次はシルバーを塗るので、それ以外の部分はマスキングテープで覆いましょう!
▲続いてはマスキングです! 次はシルバーを塗るので、それ以外の部分はマスキングテープで覆いましょう!
 
 ▲先ほどと同じようにエアブラシで吹いていきましょう!
▲先ほどと同じようにエアブラシで吹いていきましょう!
 
 
マスキング剥がしが楽しい!!
 ▲塗料がしっかり乾いたらマスキングを剥がします! 本体を傷つけないようにゆっくり剥がすのがベストですよ
▲塗料がしっかり乾いたらマスキングを剥がします! 本体を傷つけないようにゆっくり剥がすのがベストですよ
 
 ▲大まかに塗り分けが終わりました。次はウォッシングです!
▲大まかに塗り分けが終わりました。次はウォッシングです!
 
 
汚し塗装は簡単です!
 ▲今回使ったのはGSIクレオスのMr.ウェザリングカラーです! これを汚したいところに塗って、軽くふき取るだけで簡単に汚し表現ができます!
▲今回使ったのはGSIクレオスのMr.ウェザリングカラーです! これを汚したいところに塗って、軽くふき取るだけで簡単に汚し表現ができます!
 
 ▲全体的にバシャバシャっと塗って、気になったところを拭き取っていきます。
▲全体的にバシャバシャっと塗って、気になったところを拭き取っていきます。
 
 
 ▲拭き取り過ぎて立体感がなくならないように注意して手のパーツも進めます
▲拭き取り過ぎて立体感がなくならないように注意して手のパーツも進めます
 
いい感じに汚れました!
 ▲溝に塗料が溜まって良い感じの立体感になりました!
▲溝に塗料が溜まって良い感じの立体感になりました!
 
 
哲夫部長side
哲夫部長が今回挑むのは「破損してしまったソフビ」です! ボロボロになったソフビを塗装で蘇らせたい! ということで早速塗っていきましょう!
 ▲ 塗装が剥げてしまっている仮面ライダー1号
▲ 塗装が剥げてしまっている仮面ライダー1号
 
 ▲ まずは中性洗剤と歯ブラシで汚れを落としてあげましょう
▲ まずは中性洗剤と歯ブラシで汚れを落としてあげましょう
 
 
 ▲ 今回は食器乾燥機を使った裏技で乾燥させます!
▲ 今回は食器乾燥機を使った裏技で乾燥させます!
 
 ▲ 哲夫部長と佐田さんが仲良く串打ちをしています。これで塗装の準備は万端です!
▲ 哲夫部長と佐田さんが仲良く串打ちをしています。これで塗装の準備は万端です!
 
 
塗装開始!!
 ▲まずは、キングジョーの時のようにプライマー入りのサーフェーイサーで塗料の食いつきを良くします
▲まずは、キングジョーの時のようにプライマー入りのサーフェーイサーで塗料の食いつきを良くします
 
 ▲次は本体色の「黒」を塗装します! ここでも、エアブラシ用に塗料を薄めています
▲次は本体色の「黒」を塗装します! ここでも、エアブラシ用に塗料を薄めています
 
 
 ▲ ▲奥まったところから黒で塗っていきます!
▲ ▲奥まったところから黒で塗っていきます!
 
 ▲次は緑色の塗装! エアブラシの細吹きを使えば、マスキングをしなくてもなんとなくの塗り分けができます!
▲次は緑色の塗装! エアブラシの細吹きを使えば、マスキングをしなくてもなんとなくの塗り分けができます!
 
 
細かい部分は筆塗りだ!
 ▲頭部も同じように緑で塗装しました。目の部分はシタデルカラーの赤で筆塗りします!
▲頭部も同じように緑で塗装しました。目の部分はシタデルカラーの赤で筆塗りします!
 
 ▲「ウォーターパレット」を使えば塗料の乾燥が遅くなり、筆塗りの作業が楽になりますよ
▲「ウォーターパレット」を使えば塗料の乾燥が遅くなり、筆塗りの作業が楽になりますよ
 
 
 ▲ 筆の腹を使って表面をなでるように、細かい模様をつぶさず塗っていきます
▲ 筆の腹を使って表面をなでるように、細かい模様をつぶさず塗っていきます
 
 ▲ 塗りあがりました! 球の影を意識して塗ることで、立体感のある仕上がりになりました
▲ 塗りあがりました! 球の影を意識して塗ることで、立体感のある仕上がりになりました
 
 
ベルトも部分塗装で塗り上げる!!
 ▲ベルトもシタデルの筆塗りで色を乗せていきます
▲ベルトもシタデルの筆塗りで色を乗せていきます
 
 ▲変身ベルトの風車の部分もしっかり塗り分けます
▲変身ベルトの風車の部分もしっかり塗り分けます
 
 
 ▲ 最後にOシグナルを緑色に塗って、塗装は終了です!
▲ 最後にOシグナルを緑色に塗って、塗装は終了です!
 
 ▲ 組み上げる前の状態です。渋くていい色ですね
▲ 組み上げる前の状態です。渋くていい色ですね
 
 
 ▲ドライヤーで温めて柔らかくなったらグニュっとはめ込んで完成!
▲ドライヤーで温めて柔らかくなったらグニュっとはめ込んで完成!
三体が完成!!
 ▲三体とも見事な塗装です! 一日で完成してしまうお手軽さもソフビキットの魅力ですね!
▲三体とも見事な塗装です! 一日で完成してしまうお手軽さもソフビキットの魅力ですね!
 ▲最後に自分で塗装したソフビと記念撮影!
▲最後に自分で塗装したソフビと記念撮影!
 今回は「初めてのソフビ塗装」をHowto形式でお伝えしましたが、ざっくりとした解説だったと思います。この記事で少しでも「ソフビキットって良いな」と思った方、「もっと細かいところまで知りたい」と思った方はぜひ下の2つのWEB記事もご覧ください! ひとりでもソフビ塗装を楽しむ人が増えますように!
ノモ研 「ソフビキットの製作(前編)」【野本憲一モデリング研究所】
チェックする!
 
 
ノモ研 「ソフビキットの製作(後編)」【野本憲一モデリング研究所】
チェックする!