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1/72 ナイトメアプラス(アルト機)を「航空機」として仕上げる。ラインのつながりを意識した工作で完成【マクロスF】

2023.01.20

VF-171EX ナイトメアプラス(早乙女アルト機)【ウェーブ 1/72】 月刊ホビージャパン2023年2月号(12月23日発売)

ラインのつながりを意識して航空機としてのフォルムにこだわる

 VF-4以来となるウェーブ製1/72スケール可変戦闘機として、『マクロスF』に登場した「VF-171EX ナイトメアプラス[アルト機]」が発売。キットは接着剤不要のスナップフィット仕様で、河森正治監督監修のもと、ファイター形態のフォルムにこだわって立体化されている。JUNIIIによるキットレビュー作例は、表面仕上げやラインのつながりに重点を置いた工作をメインに、細部のディテールアップで完成させている。

▲劇中後半、S.M.Sがフロンティア船団から離脱したあとに、アルトが搭乗した機体。新統合軍主力機の「VF-171 ナイトメアプラス」を対バジュラ戦闘用に改修したもので、主機の交換により機動性が高められているが、それでもVF-25におよぶものではなかった。同じく統合軍に残ったルカの機体はイージスパックを装備した電子戦仕様になっている
▲コックピット搭乗姿勢のアルトフィギュアが付属。設定画を参考に丁寧に塗り分けている
▲キットはパイロットと座席の固定がフリーになっているので、両方にハイキューパーツのネオジム磁石を仕込んで固定できるようにした
※作例に使用したテストショットは開発中のものであり、製品版とは成型色が異なります。

▲前脚と主脚はそれぞれ肉抜きを瞬間接着パテで埋めて、各面に合わせて整形。各脚収納庫カバーパーツは着脱させやすいように四角い突起がある。作例ではその突起部の一部を削り形状を変えることで、違和感を軽減して模型的にアレンジ。小翼やアンテナ風に見えるようにしている
▲VF-17の流れを汲むステルス性を考慮した機体設計が採用されており、上下厚の薄さが特徴。バトロイド形態で腕部になる部分の垂直尾翼のシャープな造形にもご注目いただきたい
▲VF-17系機体の特徴である90度寝かせたエンジンナセルも機体の厚みをおさえる効果がある

▲ガンポッドは接着整形で合わせ目を処理。ガンポッドは機体下面の開口部にグリップを差し込む仕様だが、作例ではグリップ底面およびバレルの途中と本体側にネオジム磁石を仕込んで安定度を高めている。本体側のネオジム磁石は瞬間接着パテで固定した

▲ランディングギアとカバーパーツを差し替えることで駐機状態と飛行状態を再現

▲ベクタードスラスト・ノズルは底面がフラットな形状なのでディテールアップ。ノズル中央部を3mm径のドリルで開口したあと、リューター用のビット(釣鐘状と球状のもの)を使い少しずつ開口部を広げ、ウェーブ「NEW U・バーニア【丸】S」の底が浅いタイプのものを開口した穴に組み込んで情報量をアップした。本体に組み込んだ状態で見てみると、隙間からディテールアップ部分が見えることで情報密度の高まりを感じられる

▲製作途中状態&キット素組み(左)との比較。キット形状はとても良好で、ラインのつながりを意識しつつ各面を丁寧に整形することでさらに精度を高めることができる

■飛行形態です!
『マクロスF』後半で登場したナイトメアプラスが1/72スケールで登場です。今回は主人公の早乙女アルトの機体ですが他にもバリエーションがあるので今後の展開が気になりますね。作例に使用したテストショットは開発中のもののため成型色はグレーで、キャノピーも無色クリアーパーツです。それでは製作開始です。

■機体
 キットはスナップフィットタイプなので接着剤を使用せずに組むことができるのが嬉しいところですね。大きめなパーツは接続用のピンがパイプ状になっているものがあるので、そのまま組むとあとで外すことが難しくなります。そこで外しやすいように予めピンがダボ穴に入り込む長さの半分くらいをニッパーでプチプチと少しずつ切り取って短めにしておくとよいでしょう。通常の軸状のピンも同じように短くしておきます。このような作業は組み間違え(パーツの組み込み忘れ)などのトラブルに対処しやすくするためです。あとは塗装時に塗り分けしやすくするためにパーツを分解できるようにしています。とりあえず仮組みして一通り(?)キーンと飛ばし終えたら気になる箇所のチェックです。キットにはカラーリングデカールが付属するので形状が変わるような工作は行っていません。というよりも良くできたフォルムなのでいじるところがなかったりします。なのでゲート処理や表面処理の作業が中心です。表面処理は400番ぐらいの紙ヤスリで行うと簡単に形状が変わってしまうので、800番〜1000番の紙ヤスリで様子を見ながら作業して仕上げています。少し深めなヒケは瞬間接着剤をパテ代わりにして埋めて、硬化後に600番で面を整形して1000番で仕上げました。キャノピーのクリアーパーツはゲート部の処理をガラスタイプのヤスリで整形しています。コックピット両サイドにあるインテークダクトは0.2mmのタガネで段の境目をスジ彫りして、より立体的に見えるよう加工をしました。この作業をしておくとスミ入れがしやすくなります。ダクト上部の機銃パーツは接着してパーツの合わせ目を処理しました。銃口部は塗装しやすいよう接着していません。主翼の翼端灯はデカールで再現できるのですが、作例ではデザインナイフで丁寧に切り取り、クリアーに変更しています。切り欠いた断面は整形後に筆塗りでシルバーを塗装し、その上にガイアノーツ「UVジェルクリアS」を少しずつ盛り、UVライトで硬化させるを繰り返してからヤスリで削り、整形しました。クリアー部の仕上げはホビージャパンモデラーズ「フィニッシュプレート」を使用し、クリアーカラーで塗装しました。尾翼はパーツの合わせ目で根元のラインが若干ズレてしまうので、接着して一部付け根のラインを彫り直しています。ベクタードスラスト・ノズル内部はそのまま中央部を黒く塗りつぶすのもよいのですが、せっかくなのでウェーブ「NEW U・バーニア【丸】S」を使ってディテールアップしてみました。キャラクターモデルならではの工作法を取り入れています。

■塗装
 デカールを確認しながら足りない箇所をマスキングして予め塗り分けしています。主翼や尾翼などの後方の厚み部はデカールが届かないこともあるのでデカールの色に合わせて筆塗りなどで塗装しておくとよいでしょう。キャノピーのマスキングはマスキングテープを0.5mm幅に切り出してから各フレームの形状の長さに切り出して地道に貼り付けています。余白部はマスキングゾルを塗っています。塗料が裏側にまわらないよう裏面もマスキングしておくことを忘れずに。塗料はGSIクレオスのMr.カラー、フィニッシャーズのフィニッシャーズカラーを使用。
白=ファンデーションホワイト(下地)→ファンデーションホワイト+ホワイトFS17875
黒=ウイノーブラック
ダークグレー=ウイノーブラック+ニュートラルグレー
赤=ディープレッド
メタリックグレー=グラファイトブラック+シルバー
ガンポッド(本体)=ミディアムブルー+ウイノーブラック+ニュートラルグレー
銀=シルバー
 各部をスミ入れ作業し、デカールを貼り付けて最終的にツヤ消しクリアーでトップコートを行って完成です。キャノピーはマスキング塗装の際にツヤ消しクリアーでフレーム部をトップコートしています。使用したデカールは製品版ではないので何とも言えないのですが、GSIクレオス「Mr.マークソフター」(軟化剤)と「Mr.マークセッター」(軟化剤+接着剤)があると各面に密着させやすくなるでしょう。

ウェーブ 1/72スケール プラスチックキット VF-171EX ナイトメアプラス[アルト機]使用

VF-171EX ナイトメアプラス(早乙女アルト機)

製作・文/JUNIII

VF-171EX ナイトメアプラス[アルト機]
●発売元/ウェーブ●8580円、12月予定●1/72、約22cm●プラキット

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©2007 BIGWEST/MACROSS F PROJECT・MBS

JUNIII(ジュンゾウ)

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