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タミヤの最新キット「ロッキード マーチンF-35A ライトニングⅡ」をストレートに完成させる! 飛行機模型の塗装を思いっきり楽しめ!

2023.01.11

ロッキード マーチン F-35A ライトニングII【タミヤ 1/48】 月刊ホビージャパン2023年2月号(12月23日発売)

究極の飛行機模型をファーストレビュー!!

ストレートにキットの完成度を楽しみ、
塗装で自分の好きな雰囲気を突き詰める!!

 最近のホビージャパン飛行機模型作例で大活躍中の「ハルサー」によるレビュー作例をお届けします。別記事のキットレビューでもあった通り、本キットは組み立ての楽しさ、プロポーションの美しさを組み立てるだけで堪能できちゃう傑作キット。となれば、プラモの醍醐味である塗装を思いっきり楽しめますね。本作例では、F-35Aのようなステルス機に施されたRAMコーティングの雰囲気を塗装とキットのデカールをフルに使って表現。F-35は写真によって表面がさまざまな表情を見せているので、自分好みの雰囲気に持っていけるのも楽しいと思います。キット指定通りに塗るもの良し! 実機写真で見た雰囲気を全面に出すも良し! 最高のキットだからこそそういう余裕も生まれます。ぜひ作例を参考に、あなたも自分だけのF-35Aを作ってください!!

▲内部パーツで白を塗装する箇所は、組み立て前に塗装しておくと後々楽
▲エアインテークのパーツ内側の白は、覗き込んだ時にチラリと見えるとかっこいいです。ここも組み立てる前に塗装しておきましょう!
▲エアインテークを流し込み接着剤で接着します。内部を白で塗装しているので、接着剤を流し込みすぎると中の塗料が溶け出してくるので注意してください
▲各パーツ、塗装、ウェザリング、デカール貼りまで終わらせてしまいます。その後に組み立てています
▲キットはバチピタの精度で組み上がります。もし塗膜ではまりにくくなったら、軸の部分などの塗料をデザインナイフの刃で擦り落として、擦り合わせしましょう
▲脚庫の中の情報量はこのキットの美点。塗装やウェザリングを思う存分楽しみたいですね!
▲ウェポンベイは、実機もユニークな構造をしています。その面白さを少ないパーツ数と驚異的な精度で実現しています
▲作例では各部を細かく塗り分けてキットの魅力を最大限に引き出しています。塗り分けが難しいと思う人も、白を塗ってスミ入れだけしてみてください。目が喜ぶほどディテールの花が咲きますよ!!
▲GBU-31JDAMの塗装。マスキングしてエアブラシ、もしくは筆塗りで塗り分けを行います
▲こちらが塗り分けが完了したもの。GBU-31JDAMとAIM-120C AMRAAMは塗り分けが多いです。色の少ないF-35にとっては細かな色がアクセントとしての効果を発揮します。ぜひ映える塗り分けにチャレンジしてみましょう
▲脚庫カバーやウェポンベイのカバーの縁など、機体色になる部分はマスキングして、その後白を塗装しています
▲本体の塗装へ。デカールではなく塗装で塗り分けるRAMコーティング部分を先に塗装し、マスキングします
▲ウェポンベイの縁の白などを塗装したらマスキングします。閉状態のウェポンベイカバーを使用しない場合、それをマスキングにも使用できます。ここから本体の塗装へ進みます
▲まずは全体に光沢のブラックを吹きます。この上から機体色を塗って陰影をつけていきます
▲下の黒が透けて、まだらになるようにMr.カラーのC317グレーを塗っていきます
▲調色したグレー(モデルカステンのステルスグレー(1)をベースに5:2:1くらいの割合で、ステルスグレー:Mr.カラーC317グレー:LP-59NATOブラウン)を塗装し、その後光沢クリアーでコートします
▲クリアーが乾いたら、デカールを貼っていきます。デカールを貼り終えたら再度クリアーでコートします
▲曲面部分には、マークソフターやマークセッターを使用して、デカールを馴染ませて貼るときれいに貼り込めます
▲全体をMr.ウェザリングカラーのステインブラウンでウォッシング。拭き取り後、半ツヤ気味に調整した自作のツヤ消しクリアーでコートします
▲エンジンノズルはパーツごとに塗装して組み立てられる構造になっています。各パーツを塗り終えたら組み立てます
▲本体のツヤ消しまで終わってから、メタリックなエンジンのズルを取り付けます

■製作
 タミヤのキットを多く作られる方も、このキットで初めてタミヤのプラモに触れる人もその組み立てやすさに驚かれると思います。パズルのようにパチッとハマっていく快感を楽しみながらどんどん組み上がっていきます。逆に言うときれいにハマらない場合は取り付け箇所を間違えてる可能性が大きいです。また随所でアンダーゲートを多用していますので、忘れずに処理をして接着前に仮合わせをしましょう。

■デカールでRAMコーティング
 組み立てていくと途中で悩むポイントが出てきます。このキットでは米軍と自衛隊機のマーキングを作る際は、その特徴ともいえるつなぎ目のRAMコーティングをほぼすべてデカールで再現することが出来ます。今作例でもキット付属のデカールをすべて使用して製作しました。塗装の手順はモデラーに委ねられていますので順番を間違えないように塗装します。兵装カバー取り付け部などの縁の白は先に塗装しておきますが、その周りのデカールは貼らずにウェポンベイやギアベイをマスキング後、機体を塗装した後にデカールを貼りウェポンやギア、そしてカバーを取り付けていきます。

■塗装
 まずRAMコーティングのデカールを使わない数箇所を先に塗装します。私は近似色のMr.カラーC317を使用しました。そして独特なステルス塗装ですが、まずモデルカステンのステルスグレー(1)をベースに5:2:1くらいの割合で、ステルスグレー:Mr.カラーC317グレー:タミヤカラー LP-59NATOブラウンを混ぜて調色します。黒をベースにマダラにMr.カラーC317を吹き、調色した色で全体を塗装したらグロスクリアーを吹いてデカールを貼り、さらにグロスクリアーを吹いたらMr.ウェザリングカラーのステインブラウンでウォッシングをします。拭き取り後に、半ツヤとツヤ消しの間くらいになるようにクリアーにフラットベースを加えたものでコートして仕上げます。光が当たる所と影になるところの独特な色の違いが楽しめる仕上がりになりました。

■最後
 タミヤの最新キットの素晴らしさを堪能しつつ、塗装やマーキング、兵装の選択(ビーストモードも選択可)などで楽しみ満載です! 最高のプラモをぜひ!!

タミヤ 1/48スケール プラスチックキット

ロッキード マーチン F-35A ライトニングII

製作・文/ハルサー

ロッキード マーチンF-35A ライトニングII
●発売元/タミヤ●9680円、発売中●1/48、約32.6cm●プラキット

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ハルサー

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