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「俺はP.K.A.が好きなんじゃ!」旧キットを改造して新たな武器とAI搭載型を作る! 多摩川ミーティング入賞作品もご紹介!

2023.01.10

Ma.K. in SF3D 月刊ホビージャパン2023年2月号(12月23日発売)

P.K.A.旧キットを改造して新たな武器とAI搭載型を作る

 今回は1984年発売の日東製P.K.A.特集の後半戦!! 横山宏は前回完成させた新バリエーション機“エミール”に手持ちのレーザーガンを新造。戦闘AIを搭載した無人機P.K.A.I.の製作途中写真や海洋堂製1/35 P.K.A.も紹介する。
 レインボウエッグKATOOOはオリジナルモデル同様、ハセガワ1/48ヒューズ500からセミスクラッチしたP.K.A.を製作した。
 ウェーブの新設計1/20 P.K.A.プラキット化の発表は『Ma.K.』のビッグニュースとなったが、旧キットをお持ちの方はぜひP.K.A.を組んでその魅力を再確認していただきたい。

▲1982年8月号のP.K.A.特集2回目に掲載されたP.K.A.のイラスト。大きく描かれた手前のP.K.A.がノイパンツァーファーストとは異なる武器を持っているのがわかる。このイラストの手持ち武器を横山氏が今回立体化した。「カタチをあいまいに描いておいたのでそれに縛られることなく40年後に立体化できました。当時のイラストはマーカーで描いてそこにGSIクレオスうすめ液をスポイトでたらして滲ませて爆炎を表現してるんですよ」(横山)
▲横山氏が1982年8月号の『SF3D』連載第4回に掲載された当時のモノクロームのイラストを40年越しに新たに描き足して着色したP.K.A.のイラスト

シュトラール軍 装甲戦闘服 E型 エミール
シュトラール軍 無人装甲戦闘服 P.K.A.I.
シュトラール軍 装甲戦闘服 H0型 P.K.A.H0
製作/横山宏

▲レーザーガンを持ったE型のエミール。銀色の水性ボールペンによるチッピングが映える
▲エミールは前回製作したもので武器を新たに造形したレーザーガンに持ち替えている
▲1982年のイラストを基に造形された手持ち式のレーザーガン。独特な形状だ
▲キャノピーを開けた状態。レーザーガンのコードやコーションデカールが効果的なアクセントになっている
▲戦闘AIを搭載し手脚の簡易フレームが入っている設定の無人型P.K.A.はP.K.A.I.と呼称される
▲プラ製オプションパーツや流用パーツで構成されたAI部。土偶のような印象だ
▲キャノピーを閉じると外見上はP.K.A.と変わらず無人機と認識するのは難しい
▲レーザーガンを両手で持ち抱えるポーズがさまになる
▲レーザーはハセガワ1/72エアクラフトウェポンIIのパーツを加工して製作
▲ビニールコードでパイピングしグリップとなるパーツを追加した
▲P.K.A.I.のAI部側面は1/144ギャロップタイプから
▲ハセガワ1/8ルローヌエンジンなどの流用パーツやプラ板で組んだ芯にギャロップタイプのパーツを貼り付けたところ
▲AI部の特徴となる突起部分はコトブキヤのオプションパーツを組み合わせて製作
▲海洋堂35ガチャーネンのP.K.A.。1/35スケールながら完成度が高くプロポーションも良好
▲背面のエンジンなどモールドもシャープ。パワーパイプもプラ製だ
▲同スケールのケーニヒスクレーテとの高低差を活かしたヴィネット
▲ヴィネット全景。1/35ケーニヒスクレーテは戦闘同人ファイアーオレンジ製のレジンキットを使用
▲横山氏が所有する茶色い紙袋に入った日東製P.K.A.の試作品。今井邦孝氏によるアートワークが光る逸品だ
▲D3-works脊戸真樹氏が『Ma.K.』復活以前に販売した1/35 P.K.A.のレジンキット。各アーマーは小型ピンポン球状のプラ板ヒートプレスから切り出す仕様
▲ボムフォル&チオネル社が1999年のワンフェスで販売したレジン製1/35 P.K.A.。原型は村生えでぃ氏
▲インジェクションプラによるPINKTANK製1/20 P.K.A.改造パーツの最初期版。ボディは透明プラパーツで腕や脚のパーツも付属する
▲MAX渡辺がタマミー会場で並べて撮影した自身のP.K.A.とウェーブ製1/20 P.K.A.のテストショット
▲MAX渡辺、横山宏、KATOOOの3氏が2022年最後の記念撮影。2022年の「Ma.K. in SF3D」はP.K.A.で締めくくった

 40年前にP.K.A.を作った時も2ヵ月連続掲載だったので、40年後の今回も2回連続のP.K.A.特集です。
 今回は前回作った派生型のエミールに念願の新造形レーザーガンを持たせました。「P.K.A.はパンツァーファウストを撃ったら武器がない」という初回からの心配事を解決してみます。手持ちの武器がないのは不自然だと思って『SF3D』のP.K.A.特集(1982年8月号)ですでにそれらしくイラストを描いていたのですよ。それから40年間立体化してなかったけど、ちょうどタマミー(tamagawa meeting)が開催されるので急きょ手持ちのレーザーガンを作ることにしました。マシーネンのTシャツやパーカーを販売してるS3Zの清水君がこの手持ちの武器をずっと気にしていたようで、タマミーで展示したこの武器を見て「40年前のイラストの武器だ!」って喜んだそうです。よかっただろっ。君のために作ったぞ(笑)。
 今回はP.K.A.I.のことも詳しく解説します。そもそもP.K.A.ってロビー・ザ・ロボットに通じるフォルムでデザインしたからやはりこれも無人化したらおもしろいかという感じでアイデアスケッチを描いてたんです。前回作ったメルジーネの内部構造の文脈でAI部分を作りました。頭の部分をメインユニットとし手脚を簡易フレームとして有人型P.K.A.に追従して行動します。複雑な動きはできないけど大抵のことはできるイメージだね。いつの時代も戦闘員が貴重だからシュトラール軍も無人化を早期から進めてるんですよ。恐がらないし死なないから結構活躍するんじゃないかな。まあ、ホントはP.K.A.I.ってダジャレが言いたくて作ったんだけどね(笑)。小学生並みの発想だけどカタチができるきっかけになるのはいいことなので、みんなもいろいろなデザインでやってみるといいよ。
  「横山 宏のマシーネンクリーガー展」で展示するために作った海洋堂の35ガチャーネンのP.K.A.も今回持ってきました。3年前に1/35ケーニヒスクレーテのレジンキットと組み合わせて展示したけど、ベースにファレホで砂漠の色ペーストを上塗りしてウェザリングカラーも塗り足したらさらにいい感じの砂漠になったよ。ファレホの溶剤は乾くまで3時間くらいかかるんだけどヒートガンを使ったら10分で乾きました。道具やマテリアルの進化はホントすごいよね。
 せっかくなのでいろいろ持ってきたP.K.A.グッズも見てちょうだい。日東のP.K.A.は、英国の老舗フロッグのキットが紙袋にパーツが入ってたのでそれをまねしてみたくて試作品にしたんだよ。しかし当時も紙袋はコストの面で断念。いつか本当に紙袋に入れたキットを出したいと思いました。
 脊戸君やえでぃ君が作ったP.K.A.の昔のちっちゃいレジンのガレージキット。これらはなんと20世紀のものです! PINKTANKの改造パーツもそうだけど、「俺はP.K.A.が好きなんじゃ!」っていう魂の叫びを感じることが再確認できた特集でした。

日東 1/20スケール プラスチックキットP.K.A.H0改造

シュトラール軍 装甲戦闘服 E型 エミール

製作・文/横山宏

日東 1/20スケール プラスチックキットP.K.A.H0改造

シュトラール軍 無人装甲戦闘服 P.K.A.I.

製作・文/横山宏

海洋堂 1/35スケール プラスチックキット

シュトラール軍 装甲戦闘服 H0型 P.K.A.H0

製作・文/横山宏


シュトラール軍 装甲戦闘服 H0型 P.K.A.H0 製作/KATOOO

▲ハセガワ1/48ヒューズ500からスクラッチしたKATOOOのP.K.A.
▲腕は付け根のみ可動。後部上方のレーザーマウンテッドサイトはネオジム磁石で接続した
▲エンジンや腰アーマー接続部はタミヤ1/12 CB750Fから流用した
▲腕は前方寄りに位置する。デカールは1980年代のモビルデカールや日東キットのものを使用
▲製作途中の写真。腕の位置決めは調整を繰り返した。カギ爪はアオシマ1/1700ザンザルブより
▲MAX渡辺製作のノーマルP.K.A.との比較。ヒューズ500を流用したボディはキャノピーに高さがありキットにはないモールドも入っている
▲側面の比較。スクラッチP.K.A.は卵状のフォルムが際立つ。ボディのモールドはほぼないが、腕はミクロマン強化スーツ2の武器のモールドが残る
▲腰側面のアーマー取り付け部は前方と後方で形状が異なる
▲旧規格の小さいピンポン球を切って作った肩アーマーはネオジム磁石で取り外しが可能
▲ミクロマン強化スーツ2の武器。切断すると上腕と前腕になる
▲フィギュアは平野義高氏原型のレジン製シュトラール軍パイロットをかさ上げして固定した

連載担当編集のスキンヘッド

「Ma.K. in SF3D」編集担当のYASさんが日東製P.K.A.を改造した1/20スキンヘッドを持参。長いウェーブ製A.F.S.の腕を付けたので無骨さが増してます。(KATOOO)

 日東製P.K.A.特集ということで部分的に日東キットを使いP.K.A.をスクラッチしました。
 ボディはオリジナルモデルと同じようにハセガワ製1/48ヒューズ500を芯にします。オリジナルに準拠しつつ1982年当時のイラストのイメージも加味して自分好みのP.K.A.になるようカットする場所や腕の取付部を調整します。脚や腕の付け根、腹部のエアインテイクは日東のパーツを使用。脚のモールドを削ってオリジナルっぽさを出しました。
 腕はミクロマン強化スーツ2の武器2個分をそのまま流用すべきところですが、高価なレア玩具なので怖じ気づいて複製することに。ヒジ関節のシーリングはH型の見せ場でもあるので、オリジナルとも日東とも違うシーリングをエポパテで作ります。『SF3D』初期の立体作品に見られる“限られた時間の中で作るライブ感”を出したかったこともあり、各部の流用パーツはきっちり計測せず左右の長さや位置が少し違っても気にしないで進めます。
 パイロットは平野義高さん原型のレジンキットを使用。パイロットをやや高い位置に固定するとグッとP.K.A.らしくなりますが、腕の位置に対し上半身が飛び出てるように見えるので肩のストッパーの部分をエポパテでハの字型にしてならしています。
 塗装はミドルストーンとダークイエローを混ぜて筆塗りしウェザリングカラーで地味に汚しました。
 オリジナルと同じ手順での製作は楽しく、P.K.A.の魅力を再認識できるいい機会になりました。

1/20スケール スクラッチビルド

シュトラール軍 装甲戦闘服 H0型 P.K.A.H0

製作・文/KATOOO


“タマミー#11”横山宏賞、MAX渡辺賞 受賞作公開!!

 2022年11月13日に川崎市文化会館「てくのかわさき」で3年ぶりに開催され大盛況となった『Ma.K.』模型展示会「tamagawa meeting #11」。横山宏賞、MAX渡辺賞を受賞した4名(うち1名はレインボウエッグ賞を同時受賞)の力作を公開しよう!!

▲展示作品の中には1/1スケールのダックスフントヘッドも! 作者はMa.K. in SF3Dにも登場したモデラー・た か。LOVE LOVE GARDEN賞を受賞した

横山宏賞

MITEN/Zowazo World/(1988)ほか

横山宏賞

リノン/「紅の舞隊」「TRICK OR TREAT」ほか

MAX渡辺賞、レインボウエッグ賞

katoya/Kükenほか

MAX渡辺賞

ジュン・マツナガ/Escapeほか


ブリックワークス新作フィギュア

 1/20スケール版で好評だったサンタガール、カリブーガールが1/12スケールの新規造形で登場! 林浩己氏によるキュートな造形美が堪能できる。

Santa Girl 12!Original
Caribou Girl 12!Original

●発売元/ブリックワークス●7480円、7040円、発売中●1/12●レジンキット


新型シュトゥルムケーファー発売

 LOVE LOVE GARDENのオリジナルアレンジによる間接視認システム搭載機“ヤークトケーファー”が発売となる。

Ma.K.042 JAGD KÄFER

●発売元/LOVE LOVE GARDEN●36300円、2023年3月予定●1/20●レジンキット

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© Kow Yokoyama 2022

MAX渡辺/横山宏/KATOOO(レインボウエッグ)

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