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誰でもできるエアブラシを使った全塗装をEGストライクで実践!基本をしっかりおさえよう!(前編)

2022.11.04

ENTRY GRADE ストライクガンダム製作指南 エアブラシを使用した基本的な塗装方法(前編)/GAT-X105 ストライクガンダム【BANDAI SPIRITS 144】 月刊ホビージャパン2022年12月号(10月25日発売)

 誰でも簡単に組み立てができるガンプラの新スタンダード“ENTRY GRADE”ストライクガンダムを使用して素組みからステップアップするための製作法を解説します。今回はエアブラシを使用した全塗装方法を前後編の2回に分けて解説。前編は塗装前の準備から基本塗装までを紹介していきます。

製作ポイント

●エアブラシで全塗装する
●びっくらたまごコラボアイテムからグランドスラムを移植


主に使用するツール・マテリアル

エアブラシシステム

▲Mr.リニアコンプレッサーL5/圧力計付レギュレーターIIセット(GSIクレオス)、プロコンBOY WAプラチナ0.3 Ver.2 ダブルアクション(GSIクレオス)、Mr.ドレン&ダストキャッチャーライト(GSIクレオス

塗料

▲Mr.カラーうすめ液(特大)(GSIクレオス)、Mr.カラー各種(GSIクレオス)

塗装用具

▲Mr.注ぎ口計量カップ(GSIクレオス)、Mr.ミックスII(調色計量セット)(GSIクレオス)、モデルクリーニングブラシ(静電気防止タイプ)(タミヤ)

マスキングテープ

▲マスキングテープ各種(タミヤ)、ミクロンマスキングテープ各種(アイズプロジェクト)

エアブラシ手入れツール

▲キムワイプ ワイパーM-150(日本製紙クレシア)、Mr.ツールクリーナー改(GSIクレオス)、Mr.エアブラシ メンテナンスセット(GSIクレオス)

①塗装の前に

▲工作が終了した状態です。今回は各部の肉抜き埋めやシャープ化などの基本工作を中心に、ペーパーがけは800番まで行いました


②機材の用意

▲使用する機材は、Mr.リニアコンプレッサーL5/圧力計付レギュレーターIIセット、プロコンBOY WAプラチナ0.3 Ver.2 ダブルアクション、Mr.ドレン&ダストキャッチャーライトと、スタンダードな機材を使用します

▲エアーレギュレーターにある水抜き機構に水が溜まっています。これは湿度が高いときの水吹きを緩和してくれます。ただこれだけではエアブラシから水を吹くことがあります。エアブラシに繋ぐドレン&ダストキャッチャーを装備すると水が吹くことはなくなります。これらがなくても塗装することはできますが、装備することをオススメします


③サーフェイサーを吹く

▲塗装に入る前にサーフェイサー(以下、サフ)を吹きます。サフとは簡単に言うと塗装の前に行う下地仕上げです。微粒のパテ成分と塗料の定着剤が入っているため、ペーパーがけでついた極浅い傷や塗料の食いつきをよくする効果があります。近年ではいろいろなカラーサフなども登場していますが、今回はすべてのパーツにオーソドックスなグレーサフ1000を吹いていきます
▲靴裏をポリパテで埋めた箇所です。目視ではしっかりヤスリがけをしたように見えていても、プラとパテの境目やパテがヒケたことによる凹みなどが残っていることがあります
▲サフ(特にグレーサフ)を吹くことで境目や凹みなどを見つけやすくする効果もあります

▲境目や凹み箇所をラッカーパテで埋めました。硬化したらヤスリがけして整面します。このようにしっかり表面処理をしたつもりでも一発OKということはまずないので、1回目のサフは軽めに吹きつけて(通称捨てサフ)、表面のチェックと修正を行います

▲再度サフを吹きました。今度は凹みが消えました。また、成型色と異なる色のディテールアップパーツやプラ板・パテなどを使用した箇所にサフを吹かずに塗装してしまうと色が合わなくなってしまいます。サフにはこれらを隠蔽して色を合わせるという役割もあります

④塗料の希釈

▲近年では速乾タイプのうすめ液などもありますが、今回はGSIクレオスの標準タイプのうすめ液、Mr.カラーうすめ液とMr.カラーを使用して塗装の基本を中心に紹介していきます
▲塗料の成分は瓶の中で分離しているため、まず調色スプーンで塗料をよく攪拌させます

▲塗料は濃度が濃いので塗料皿に移したらうすめ液を加えていきます。割合は塗料1に対してうすめ液2〜3くらいが適量です。塗料皿とスポイトには目盛りが付いているので慣れるまでは目盛りを目安にするとよいです。また、スポイトは1滴ずつうすめ液を落とすことができるので便利です

▲希釈した塗料をよくかき混ぜてからエアブラシカップに注ぎます
▲これらの工程をエアブラシのカップ内でやると、塗料詰まりや調色スプーンが当たって内部のコーティングが剥がれてしまうので絶対にやめましょう

⑤エアブラシの試し吹き

▲いきなりパーツに塗装するのではなく、まず試し吹きをしてみます。希釈濃度が濃すぎると中心部の色の乗りが重たく周辺部は粒状の塗料が付着して触るとザラついています
▲希釈濃度が薄いとエア圧で塗料が押されて流れてしまい塗料が定着しません
▲希釈濃度が適正な状態だと中心にきれいな色が乗り、周辺は柔らかくぼかした状態になります
▲エアブラシ塗装は塗料の濃度、吹きつけ距離、スピードなどによって出来が変わってきます。これらをコントロールできるようになると迷彩塗装やグラデーション塗装など塗装の幅が広がります。まずは基本を習得しましょう

⑥パーツに塗装してみよう

▲写真は胸部パーツです。まずホコリなどが付着していることがあるのでブラッシングします。最初は塗料が乗りにくいエッジから吹きつけていきます。このとき多少ムラになっても吹き重ねていくので大丈夫です

▲注意したいのがダクト内部のような奥まった箇所の塗装です。こういう箇所は早く塗ってしまいたいという心理が働いて吹き過ぎてしまいがちです。写真は塗料が垂れて周辺もザラついてしまった状態です

▲奥まって塗りにくい箇所はエアブラシ後部にあるニードルストッパーの開度を小さくし、エア圧を弱めにして少しずつ吹きつけていきます。パーツは前後に分割できるので分割し裏側からも吹きつけていきます。狭い箇所でもエアブラシの動きは止めず、常に動かしながら塗装と乾燥を繰り返していきます

▲塗り終えた状態です。入り組んだ箇所を8割くらい塗り終えてから周辺部へ塗り広げていきました。入り組んだ箇所は少しずつしか塗料が乗りませんが、地道に少しずつ塗り重ねていきましょう

⑦ガンダムカラーで塗装

▲塗装面積の多い白パーツはどの白で塗装しようか悩むところだと思います。そんなときはガンダムカラーというあらかじめ調色された塗料があります。今回はMSホワイトで塗装していきます
▲左はMr.カラーのホワイト、右はガンダムカラーのMSホワイトになります。MSホワイトは真っ白ではなく少しグレーがかった白になります。単体で見ると分かりづらいですが、比べてみるとこれだけ違いがあります
▲白は塗装数が多いパーツなのでひとつのパーツに集中せず、パーツに塗料が乗ったら次のパーツを塗装していきます。これを繰り返し、色を塗り重ねていくことで塗装面が完成します
▲塗り終えた太モモパーツを接続してみたところ前後で色がズレていました…

▲塗装パーツが多いと注意しないといけないのが色合わせです。特に前後・左右で組み合わせるパーツは色ズレが目立ってしまうので、事前にパーツを組み塗装することで色ズレを防ぎます。その際パーツ同士をがっちり組むのではなく、少し隙間を開けて塗料が合わせ目でくっついてしまわないようにします。また前腕はフレームパーツを間に挟んで接続するため、内側にマスキングテープなどを貼り接続しています

▲ポイントは塗り終えたパーツの色を基準にしてズレがないか照らし合わせて調整していくと良いでしょう。すべて塗り終えたら一度仮組みをしてズレがないか確認し、塗り足りないところがあれば再度塗装していきます
▲左は成型色のまま、右はMSホワイトを塗装した状態です。同じ白でも印象は変わってきますね。どちらが正解ということはないので調色で迷ったときなど参考に使用してみるのもよいでしょう

今回はここまで!!

 今回はここまで。次回では下地に影響される色の塗装、調色、写真で使用しているびっくらたまごコラボアイテムに付属しているグランドスラムを使用したメタリック塗装、エアブラシのメンテナンス、完成までをお届けします。

 次回完成!! 

ENTRY GRADE ストライクガンダム

●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●770円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

びっくらたまご ドラマチックお風呂シリーズ ENTRY GRADE 1/144 ストライクガンダム(グランドスラム装備)&miniガンプラ モビルグーン(ブラウン)/モビルゾノ(グリーン)

●発売元/バンダイ ライフ事業部●1540円、発売中●1/144、約13cm(ストライクガンダム)、約3cm(グーン/ゾノ)●プラキット

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©創通・サンライズ

哀川和彦(アイカワカズヒコ)

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