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『フロントミッション』ストラクチャーアーツ Vol.3作例!初代から登場するヴァンツァー「ガスト」を迷彩塗装で仕上げる

2022.11.07

スクウェア・エニックス プロダクツ  月刊ホビージャパン2022年11月号(10月25日発売)

『フロントミッション』ストラクチャーアーツ Vol.3作例!初代から登場するヴァンツァー「ガスト」を迷彩塗装で仕上げる

ゲームビジュアルとミリタリーテイストを融合させたヴァンツァー作例が集結!

 ゲーム発売から四半世紀を超えて今だに根強い人気を持つ『FRONT MISSION』シリーズ。スクウェア・エニックスのストラクチャーアーツも第3弾まで発売。収録されたのは90式、ガスト、ヴィーザフ、グリレゼクスの4機。それぞれゲーム内のイメージに現代風のアレンジを加えた懐かしくも新しいビジュアルとなった。今回はモデラー陣による作例が早速の登場。初代からの『フロントミッション』を楽しんできた古兵たちの渋いヴァンツァーたちを見ていこう。


GUST ガスト

ガストのメイン画像

 ガストはU.S.N.軍採用のヴァンツァー。武器腕と鳥足、さらに頭部が特徴的な機体である。SFCの初代『フロントミッション』にも登場し、作例を担当した林哲平もお気に入り(?)とのこと。作例では迷彩塗装で丁寧に仕上げたうえ、キット共通のPOM製関節に塗装を行うため焼き付けを実施。ストラクチャーアーツを可能な限り塗装して作りたいモデラーにはぜひ参考にしてほしいテクニックが詰まったものとなった。


ガストの正面全体画像
ガストの背面全体画像
▲ 迷彩で仕上げたガスト。暗めの本体の中に赤のワンポイントに加えて目や各所のライトが目を惹く
ガストの右側面画像
▲ 迷彩の模様は筆による描き込み。黒サフとグレーの混色をベースにして迷彩パターンはマホガニー+純色イエローとRLM74グレーグリーン+Ex-ブラックにリターダーを混ぜて塗装
POM関節ランナー画像
POMパーツをクリップに挟んでいる画像

▲ POM関節の塗装方法。耐熱、耐薬剤、耐摩耗と耐久力抜群の素材だが、通常では塗料が定着しないため、今回は「焼き付け」による塗装を行う

POMパーツをスプレー塗装している画像
▲ まずはPOMパーツを塗装。グレーで塗装後にオーブンレンジで加熱して定着させてみる。温度が高いとプラが溶けるため、120℃を20分にて実施
オーブンで焼き上げたPOM関節の画像
▲ 焼き上がったパーツ。ツメで引っ掻いても塗料は剥がれないほど塗膜が強くなった。この上にラッカー系塗料を塗っても問題ない
POMパーツを塗装した画像
▲ 焼き付け後に本体色と合わせて黒サフ+グレーで塗装。Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンで全体をウォッシングして明度を整えた
太腿装甲のパーツ画像
▲ 太モモ装甲の下側を削ることで降着ポーズが可能となることを発見。ミリタリーテイストのメカと降着ポーズは相性バツグンなので試してみることに
マイナスモールドの画像
▲ POM製ハードポイントは使用せず、コトブキヤのM.S.Gからマイナスモールドを移植して精密感をアップ。武器腕の砲身は延長した
完成したマイナスモールドの画像
▲ 延長した砲身とマイナスモールドの完成状態。ディテールの追加に加えて武装を大きくしたことで迫力アップを図った
降着状態を再現したガストの画像
▲ ガストで降着状態を再現! 設定上は操縦席からパイロットが降りてくるのは難しいが、雰囲気としてはベストマッチだろう

■雑魚ヴァンツァーに愛の手を!

 超読みにくく小さい英字フォントを愛し、買い物するとつい「センキュー!」と返してしまう、心はキャニオンクロウ隊員の皆さんこんにちは。念願のフロントミッションSAの作例をついに……製作することができました! 担当さんの好意で「好きなヴァンツァー選んでいいですよ」とのことで迷わず選んだのがガストです。武器腕&逆関節、能力的には自軍では使わないんですが、序盤から愛すべき雑魚として印象深い機体なんです。

■降着はボトムズリスペクト作品の証

 関節を固めてヴィネットで作ろうと思っていたのですが、遊んでいると……! なんと、このガスト、逆関節のおかげで脚を深く曲げるとスコープドッグのように降着できちゃうんです! みなさんもご存知の通り、主人公が無口だったり、ローラーダッシュでアームパンチしたり、バトリング場があったり、2の舞台が東南アジアのジャングルだったりとフロントミッションは非常にボトムズリスペクトな作品だと感じます。ガシャン!と降着状態から立ち上がるヴァンツァー、いやもう最高じゃないですか!

■POM関節って塗れるんです!

 降着させるには関節を動かす必要があります。そこで問題なのがPOM製関節です。塗装が出来ないとされる“地獄の壁”のような素材で、ツィーゲライフルをステージ15でゲットするのをうっかり忘れてしまったように、見なかったことにするのが一番とはいえ……そこはモデラーのサガ、なんとかして塗りたい! ということで調べまして「焼付け塗装」を施してみました。今では他メーカーキットの関節でも使用頻度が高い素材なので、塗装したいというモデラーさんの参考になれば幸いです。

■スクウェア黄金時代に想いを馳せる

 ゲームをプレイしていた当時私は中学生。インストやゲーム誌に載っていた横山先生のディオラマを見ながら「あ~プラモ欲しいなあ」とリアルツイートをしていたので、いざ手のひらにヴァンツァーのプラモを作り、眺めてみると感慨深いものがありますね。SFC時代のスクウェア系ゲームキャラクターは我々世代の共通言語。これからどう、プラモ化が進んでいくのか楽しみで仕方がありません。ミニチュアキットの雰囲気で七英雄とか出ませんかね?

スクウェア・エニックス 1/72スケール プラスチックキット
“フロントミッション ストラクチャーアーツ”

ガスト

製作・文/林哲平

フロントミッション ストラクチャーアーツ Vol.3

●発売元/スクウェア・エニックス●2178円、発売中●1/72、約9cm●プラキット

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林哲平

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