朽ちた機関車作品に見るエイジングテクニックをちょっとだけお見せします
汚し塗装の「ウェザリング」と、朽ちた姿の「エイジング」に特化して模型の塗装法に焦点を当てた1冊「模型をリアルに仕上げる! フィニッシュワーク虎の巻」が絶賛発売中です。その中に掲載されている作例で、とってもインパクト大な「蒸気機関車 D-51」の作例を特別にちょっとだけお見せします。この作例は、現役を離れ実際に東京都内の公園に展示されていた個体を忠実に再現した物。現在は惜しまれつつも撤去されて見ることはできないが、こうして模型として残していくことも私たちモデラーならできます。そんな思いを込めたエイジング作例は、朽ちているにもかかわらず人を惹きつける輝きを放っています。竹内邦之氏によるエイジングD51作例は、人のハートを揺さぶる傑作作例と言えます。
Step01
ベテランキットをブラッシュアップして製作
サビて穴が空いているなど、朽ちた状態を再現するには工作から完成時のイメージを作っておく必要があります。ディテールアップと合わせて加工しつつ工作します。
Step02
退色とサビで魅せるエイジング
「汚し」と「朽ち」のテクニックが満載!!
「模型をリアルに仕上げる! フィニッシュワーク 虎の巻」発売中
模型をリアルに仕上げる! フィニッシュワーク虎の巻
●発行元/ホビージャパン●2640円、発売中●A4判
マイクロエース 1/50スケール プラスチックキット
蒸気機関車 D-51
製作・文/竹内邦之