HOME記事キャラクターモデルFigure-rise Standard「仮面ライダースカル」をハードボイルドに仕上げる【仮面ライダーW】

Figure-rise Standard「仮面ライダースカル」をハードボイルドに仕上げる【仮面ライダーW】

2024.11.08

仮面ライダースカル【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2022年11月号(9月24日発売)

▲アゴの分割線を消し、ラインを滑らかに繋げた。合わせて頬骨あたりと目のラインを修正。さらにサイドの段々のラインをシャープ化した
▲肩アーマーは可動用の隙間を埋め、裏側から胴体とリボンテープで接続する方式に変更。よりフレキシブルに動くようになる
▲付属のアタッシュケース内のガイアメモリもスカルメモリと同様に製作。ケース側の溝も作り直し、再現度をアップ
▲キットのガイアメモリは端子部分が省略されているので、端子部分を作り起こし。さらにそれを型取りしてクリアーレジンで複製した
▲スカルマグナムのメモリスロットも作り起こしのメモリに合わせて隙間を拡大

『仮面ライダーW』から「仮面ライダースカル」が発売。
 ビギンズナイトを再現できるアタッシュケースも付属しているのが嬉しいですね。

■頭部
 アゴの分割線を消すのに合わせて、頬骨あたりと目のライン、頭部サイドの凹み具合、サイドの段々のラインを修正。
 帽子のロックのためにサイドに凹みがあるので埋めてしまい、帽子の固定は磁石を利用することにしました。
 帽子持ちバージョンの帽子の溝は隙間が見えるので、指ダボに合わせてなるべく埋めました。

■腕部、胴体
 胸の三本のラインの先端を尖らせ、パーツの隙間をポリパテで埋め、下側のラインを少し調整。背中に開いている穴は埋めて、腰のスタンド用の穴にはフタパーツを作りました。肩アーマーは、可動用のヒンジの隙間を埋め、接続を腕側ではなく、胴体側に変更。接続にはリボンテープを使用しました。ヒジ関節パーツは隙間が目立つので、パテ埋めして溝を彫っておきました。

■脚部
 足裏はパーツの隙間をパテ埋め、太モモ、スネパーツは、凹みのラインの頂点をシャープに彫り直し。

■ガイアメモリ他
 キット付属のメモリは端子部分までは造形されていないので、先端の端子部分を作って型取りし、クリアーレジンで複製しました。
 これに合わせてスカルマグナムもこのメモリが入るように隙間を拡大。アタッシュケースもメモリの形に合わせて溝を作り直しました。

■塗装
 スーツはがさつかないツヤ消し黒、頭部もギラつかないけどがさついていないように、吹き方や濃度で調整。
黒=タミヤLP-3
シルバー=スターブライトシルバー
 ベルト帯はこのシルバーに少し黒を入れて暗めに。ドライバーはシルバーの後、クリアーレッドで仕上げました。
 頭部はシルバー乾燥後シャドウ吹き、段差にはエナメルで線入れ。細かい部分はひたすら筆塗りです。場所によってはスミ入れはせずに仕上げています。

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット “Figure-rise Standard”

仮面ライダースカル

製作・文/渡辺圭介

Figure-rise Standard 仮面ライダースカル
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3520円、発売中●約15cm


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Ⓒ石森プロ・東映

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渡辺圭介(ワタナベケイスケ)

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