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HJ特別付録「ウェポンセットHJ Ver」でビャクチを遊び倒せ!【境界戦機】

2022.08.25

KM-01 ビャクチ+ウェポンセット【BANDAI SPIRITS 1/72】 月刊ホビージャパン2022年10月号(8月25日発売)

ビャクチに「ウェポンセット HJ Ver. 」を組み合わせて楽しむ

 こちらの作例はスタンダードにHGメイレスビャクチに8月25日(木)発売の「月刊ホビージャパン10月号」付録のプラキット「境界戦機 1/72 ウェポンセット HJ Ver.」を組み合わせたもの。工作も基本的な内容にとどめて、マーキングデカールで情報量を高めている。また、付録キットの一部は組み替えで左右取り付けを逆にすることも可能となっており、2セット使用することでさらに遊びの幅広げることができる。

▲付録キットを装着した状態。全身各所に武装が追加され、“フルアーマー”なイメージになっている。アサルトライフルが付属しないので第11話登場の「最終決戦装備」にはならないが、付録キットとしては充分なボリュームではないだろうか

 1 まずは1セットから

▲右写真が付録キット一覧。専用増加装甲、180mm背部懸架型自動擲弾砲、200mm戦闘杭射出機、超熱振式戦闘湾曲刀、左武器持ち手がセットになっている。左武器持ち手を使用することで、左の写真のように右手の携行機関砲を左手に持ち替えて右手に湾曲刀を装備するといったことも可能となる

 2 2セット使用すると…

▲本キットの中で、180mm背部懸架型自動擲弾砲と200mm戦闘杭射出機は接続部やマガジンを付け替えることで左側装備用と右側装備用を組み替えることができる。また2セットあれば、塗装派には悩みの種であろう湾曲刀の待機時と熱振時の両方を再現可能だ

▲自動擲弾砲と戦闘杭射出機を左右に装備した“ダブルランチャー&ダブルパイルバンカー”という超重攻撃仕様。キットを2セット使用すればこのような装備にすることもできる

 3 既存武装と組み合わせ

▲元々HGメイレスビャクチには60mm携行機関砲(多弾装型)、四連装誘導弾携行発射機、汎用携行盾が付属しているので、既存武装と組み合わせてカスタマイズすることで遊びの幅が広がる

 本体工作

▲靴部のつま先とかかとは内側に肉抜きがあるので、Mr.SSP瞬間接着パテやプラ板で埋めた
▲ヒザ装甲裏側の開口部はプラ板でフタをしている
▲ふくらはぎは装甲板の穴を開口し、シリンダー部はキットパーツをカットしてからランナーやプラパイプを組み合わせたものでディテーアルップ
▲背面ウェポンラックのアームの肉抜きもMr.SSP瞬間接着パテで埋めている

 ラッカー塗料・水性ホビーカラー・エナメル塗料を使用した3段塗り分け

▲ラッカー塗料(本体色)で全体を塗りつぶす
▲水性ホビーカラー(グレー1)で全体を塗りつぶす。上腕パーツは後の工程の効率を考えて一部マスキングしているが、しなくても可能
▲機体色を活かす部分を台所用中性洗剤を染み込ませた綿棒で拭き取っていく。中性洗剤は水性塗料の塗膜を侵してもラッカー塗料の塗膜を侵すことはない
▲ハンドパーツも同様に行う
▲拭き取りが完了した状態
▲⑤の状態でも充分ではあるが、より境目や輪郭をはっきりさせるためにエナメル塗料でスミ入れを行う
▲塗料がはみ出た箇所はより乾燥が早くパーツ割れを防げるライターオイルを染み込ませた綿棒で拭き取る。ライターオイルはラッカー塗料の塗膜は侵さない
▲スミ入れまで完了した状態。このように塗料の特性を活かした塗り分けを行うことで、比較的簡単できれいに仕上げることができる

 付録キット工作

▲専用増加装甲は目立たない箇所ではあるが、裏側に押し出しピン跡があるのでヤスリがけして平らにならした
▲脚部専用増加装甲側面パーツはフックモールドのぬけが再現されていないので、キットパーツをカットしてからコトブキヤM.S.G「フックII」を使用してディテールアップ。合わせて汎用携行盾も同様の工作を行っている
▲自動擲弾砲と戦闘杭射出機を2基ずつに加え、HGメイレスビャクチ(F.G.E.カラー)に付属するマチェットを装備。この状態はとある形で公式外伝に登場する。詳しくは2022年8月30日発売予定のホビージャパンMOOK「境界戦機 フロストフラワー」にてご確認いただきたい

■境界戦機 1/72 ウェポンセット HJ Ver.
 今回の目玉はなんといってもこのウェポンセット。太モモの増加装甲以外はほかの機体にも流用できるので、いろいろな機体と組み合わせて楽しめます。作例は基本的にキットのまま組んでおり、合わせ目消しや表面処理を中心に行いました。パイルバンカーは杭とそれ以外の部分で塗り分けていますが、先に杭を塗装してから組んで、合わせ目を消し、杭をマスキングして別の色を塗装しています。肩と脚部の増加装甲裏側に大きな押し出しピン跡があり、ほとんど目立たないとは思いましたが念のため平らに整形しておきました。

■メイレスビャクチ
 胸部前面とフンドシ下部のアイプレートは開口してディテールアップ。ヒザパーツ内側はプラ板でフタをしておくと見映えが向上します。スネ裏側は装甲板の穴を開口し、シリンダー部分はそぎ落としてランナーやプラパイプを組み合わせて再現。塗装後に接着します。靴部のつま先とかかとは内側の肉抜きをMr.SSP瞬間接着パテやプラ板で埋めて整形。ウェポンラックのアームの肉抜きも同様にMr.SSP瞬間接着パテで埋めました。

■塗装・仕上げ
本体色=ニュートラルグレーI+エアスペリオリティーブルー(極少量)+スカイブルー(極少量)
青=インディーブルー+風群青+クールホワイト(少量)
黄=MSイエロー+クールホワイト(少量)+シャインレッド(極少量/グレーサフを下地)
グレー1=ニュートラルグレー+ダークグレー(水性ホビーカラー)
グレー2=焼鉄色
金(シリンダー部)=シルバー+MSイエロー
緑(センサー部)=メタリックグリーン(水性ホビーカラー)
 太モモ装甲裏側やくるぶし装甲の裏側はダークグレーなどで塗りつぶしておくと引き締まった印象になります。マーキングはホビージャパンMOOK「作りたくなる!境界戦機プラモデル製作指南書」の付録デカールとハイキューパーツのRBコーションデカールなどを使用しました。最後に水性ホビーカラーうすめ液で希釈した水性ホビーカラーつや消しクリアーを吹いて完成です。

■終わりに
 まだまだ暑い日が続きますが、プラモ製作のときもしっかりと水分補給をしてください。それではまた。

作例を動画でチェック!

BANDAI SPIRITS 1/72スケール プラスチックキット “ハイグレード”メイレスビャクチ+ホビージャパン 1/72スケール プラスチックキット 境界戦機 ウェポンセット HJ Ver.

KM-01 ビャクチ+ウェポンセット

製作・文/sannoji

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sannoji(サンノジ)

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