HOME記事スケールモデル「考えるな、作れ」ハセガワの1/72スーパーホーネットを衝動と情熱のまま製作【トップガン マーヴェリック】

「考えるな、作れ」ハセガワの1/72スーパーホーネットを衝動と情熱のまま製作【トップガン マーヴェリック】

2022.08.19

F/A-18F スーパー ホーネット“VFA-11 レッド リッパーズ CAG 2013”【ハセガワ 1/72】 月刊ホビージャパン2022年9月号(7月25日発売)

映画の感動が初めての「スーパーホーネット」へと突き動かした!!!

 凄いものを観た! という感動で完成させたことがないプラモが出来上がることがあります。今回ご紹介するえぬせによる「ハセガワ 1/72スケール F/A-18F スーパー ホーネット“VFA-11 レッド リッパーズ CAG 2013”」は、まさにそのような過程で生まれた作例です。映画を見た帰りにそのまま模型店に直行し、棚にあったスーパーホーネットを鷲掴み。しかも彼にとっても初の「スーパーホーネット」。作ったことのないモチーフでも、映画で見たスーパーホーネットのかっこよさが模型完成まで突き動かしてくれたのこと。そういう模型は、本当にかっこいい。目で見た感動を腕から解き放つ模型体験。ぜひあなたもこの作例のように体感してほしいです。

▲コクピットなど内部のパーツを塗ったら、一気に組み立てちゃいます!!
▲下地は黒系の色で塗って、そこからグレーを立ち上げています
▲A_Craft-Hobbyのエアブラシ用ステンシル テクスチャー テンプレート_【A】(ポリプロピレン製)を使用して、機体表面のジラついた雰囲気を表現しました
▲さらに塩マスキングをして、細かな汚れを表現してみます
▲塩マスキングを剥がすと、機体表面にさまざまな情報量が加わったのが分かります
▲ラッカー塗料での表情付けが終わったら、GSIクレオスのMr.ウェザリングカラーを各種混色したものを表面に塗って、汚し塗装をします

ポルシェ911も作っちゃいました!

▲飛行機だけでなく、映画を見てポルシェ911も作りたくなり「タミヤ 1/24 ポルシェ 911 ターボ ’88」も製作! 映画に出てくる911は73年の911Sですが、そんなことは関係なし!!! 911こそ「形」を繋いでいる名車なので、あの形が欲しいとなれば手に取りやすいものをゲットして楽しんじゃいましょう
▲汚しを終えたら、補修塗装された「タッチアップ」の表現を加えます。まずはA_Craft-Hobbyの補修パッチペイント再現用ステンシルシート(ポリプロピレン製)を使っていきます
▲ハサミやカッターで使いやすい大きさに切り離せます。マスキングテープで固定して、エアブラシで塗装します
▲ステンシルを剥がして、各部の塗装をチェック
▲パネルラインは明るいグレーで細吹きした後、マスキングする方法でタッチアップ表現をしました

■考えるな!! 作ろう!!
『トップガン マーヴェリック』、面白かったですね! 正直なところ鑑賞前は、「スーパーホーネットじゃトムキャットのカッコよさには敵うワケないよな。」と思っていました。が、鑑賞後の感想は…これはわざわざ語る必要もないですよね?

■感動のまま作る楽しみ!!
 というわけで、鑑賞後にそのまま量販店に直行。こんなすごい映画だったし、もうキットが残っていないかも? と不安でしたが、ありました!! 加藤単駆郎氏の描いたパッケージアートがカッコよすぎる! しかもCAG機なので、派手なマーキングと海軍機特有のウェザリングがどちらも楽しめる! これはカツカレー!!
 製作に際しては、鑑賞後のテンションを維持したまま完成まで持っていくために、資料関係は敢えて参考にせず、とにかく最速で完成させることを目標にしました。そのため、細かい工作ミスや塗装間違いもありましたが、完成した模型を前にすればそんなことは些末なことです!(ですよね?)
 マーヴェリックも言っていたことですし。「Don’t think. Just do.(考えるな、作れ)」と。

ハセガワ 1/72スケール プラスチックキット”

F/A-18F スーパー ホーネット“VFA-11 レッド リッパーズ CAG 2013”

製作・文/えぬせ

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えぬせ

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