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『Ma.K.』発売40周年「ファルケ」を水性塗料で仕上げる! & MAX渡辺ファルケスクラッチプロジェクト進行中!

2022.08.08

Ma.K. in SF3D 月刊ホビージャパン2022年9月号(7月25日発売)

40年目の邂逅ファルケ、天を駆ける

 今回はハセガワから40周年記念の限定生産版が発売されたファルケ特集!
 2000年代より塗装カードやデカールのデザインを担当し『Ma.K.』モデラーとして名を馳せる清水圭氏は、水性塗料でファルケを筆塗りし美しい作例に仕上げた。意外にもファルケを完成させたのは初めてで、『Ma.K.』新規作例掲載も初となる。
 ファルケフリークのMAX渡辺はオリジナルモデルと同じ手法でファルケのスクラッチに挑戦。今回は製作途中写真を公開する。
 1983年に誕生したファルケは2022年で40年目に突入。清水氏初のファルケ作例やMAX渡辺が挑むスクラッチの軌跡からファルケの新たな魅力を発見してほしい。


傭兵軍 反重力装甲戦闘機 ファルケ 製作/清水圭

▲自身がデカールと機体解説を担当したファルケの塗装パターンを若干アレンジした清水氏のファルケ 第13戦闘航空団JG13“カフェレーサーズ”。エースパイロットを多数輩出しているが、作戦の合間に入り組んだ市街地をファルケで疾走する荒くれ者集団という設定
▲レースで破損した機体左前方を無塗装のものに換装。左右非対称の塗装が作例のフックになっている
▲ブルーとグリーンの迷彩色は絶妙な案配で自然な境目も美しい。白い識別帯、ピンクのコードレターとも調和する
▲オリジナルモデルではヤクルトの容器を用いた緊急用エンジン。部位によって異なる細やかなウェザリングが見どころ
▲ダイブブレーキの端の識別帯は白いコーションの周りを避けて塗装している
▲ファルケを持って記念撮影! 清水氏(写真右)は2013年4月号以来、「Ma.K. in SF3D」に約9年ぶりの登場。完全新規作例が掲載されるのは今回が初となる
▲「Ma.K.プロファイル1:ファルケ」収録の塗装パターンより青味の強いブルーグレーで塗装。なお、飛行中の特撮カットは同書表紙のオマージュ
▲左側のみレーダードームが付くなど左右非対称な構造もファルケの魅力。白い識別帯が塗られた機体右側面と比べ、左前方の無塗装部分は粗暴な印象を受ける
▲力強さを感じさせる正面ショット。機体上面色は最初の塗装が気に入らずエアブラシでサーフェイサーを塗布してから筆塗りで再塗装した。「Q」のコードレターはハッチの溝をまたいでいる
▲ディテールが密集する機体下面。球状の反重力装置も硬質感のあるグレーで塗られている
▲塗り重ねた筆のタッチやツヤのコントロール、巧みなウェザリングの相乗効果で美しく重厚な仕上がりに
▲無塗装部はパネルごとに塗り分けられている
▲オリジナルモデルのパイロット(左)。ヘルメットの元ネタは「どっきりカメラ」だとか
▲オリジナルのヘルメットをイメージしてキットのヘルメットを加工。キットにないマーク類は他キットのデカールを使用した
▲コクピット内の計器類はキットのデカールを活用。デカールはすべて貼付後にリタッチやウェザリングを施している

『Ma.K.』40周年キットとして発売されたハセガワのファルケ、横山先生自ら当時の撮影カットを編集、レイアウトを行った特別パッケージがめちゃくちゃカッコいいですね。
 ハセガワがファルケを最初に発売した当時(2009年)、キットのデカールと塗装カードを担当してましたのでデカール貼り確認のためにテストショットは組んでいましたが、実はきちんと製作するのは初めてです。横山デザインをインジェクションで実現するため、組み立てにはそれなりに大変な箇所もありますが、それよりも確実に手の中であの“ファルケ”が組み上がっていくことの嬉しさが上回りますね。組み立てたものが確実に形になっていく、久しぶりにプラモデルを作る楽しさの原体験みたいなものを味わった気がします。
 基本、工作については素組みですが、唯一、パイロットフィギュアに関しては、パッケージにもあるオリジナルモデルのパイロットが非常にカッコよく、キットの間接視認バイザー付ヘルメットをオープンタイプにカットして似たイメージにしてみました。撮影当日に横山先生から「あれは『どっきりカメラ』の野呂圭介がモデルなんだよねえ」と言われて衝撃でしたが。
 塗装については「Ma.K.プロファイル1:ファルケ」(大日本絵画刊)掲載の塗装図からJG13“カフェレーサーズ”を選択しました。ファルケで旧市街を駆け抜ける無謀なレースを行っていたという設定の部隊なので、機体前部をレースで破損、現場で無塗装の外装を装着した機体というイメージで塗装しています。
 塗装はGSIクレオスの水性ホビーカラーを使用した筆塗りです。全面塗装したところで上面カラーの色が気に入らなかったので上面のみサフをエアブラシで塗りつぶしてから再塗装していますが、サフのボケ足と上塗りの筆のボケ足が重なって迷彩の境目がいい表情になりました。まさに怪我の功名です。
 マーキングはメインの部隊章をドボワチーヌD.520のカモメマークに。これはいつかファルケを作る時に使おうと思っていたデカールです。機首にはカフェレーサーズの部隊名に合わせて“TON UP CLUB”のエンブレム。これは1950年代のカフェレーサーに貼られていたステッカーになります。
 十数年越しのファルケ、手元にファルケがあるというのは最高の満足感ですね。
 最後に改めて、マシーネンクリーガー40周年、おめでとうございます!!

ハセガワ 1/20スケール プラスチックキット

傭兵軍 反重力装甲戦闘機 ファルケ

製作・文/清水圭

反重力装甲戦闘機 Pkf.85 ファルケ “Ma.K.40周年記念”
●発売元/ハセガワ●7040円、発売中●1/20、約28cm●プラキット●限定生産版のため、現在店頭在庫のみ


MAX渡辺 ファルケ スクラッチプロジェクト進行中!!

今回ファルケに使う流用パーツ

A タミヤ1/35マチルダ
B ハセガワ1/8クレルジェエンジン
C フジミ1/76ヤクトタイガー
D フジミ1/76マチルダ
E アオシマ1/600ロッグ・マック
F タミヤ1/8ホンダCB750F
G イタレリ1/35 IV号戦車
H バンダイ1/100ガバメントタイプ
I タミヤ1/35イギリスSASジープ
J イタレリ1/35 BO-105ヘリ
K ハセガワ1/72エアクラフトウェポンセットI

 ファルケのオリジナルモデルを構成する主要パーツはレベル1/32 P-38ライトニングと日東(フジミ)1/24トヨタS800(通称ヨタハチ)、そしてピンポン球(旧規格・直径約38mm)とヤクルト容器。主要パーツ以外も多種多様なキットのパーツを流用して作られている。今回、流用パーツが入手できないものはハセガワ製ファルケのパーツを使うルールを設けたが、ハセガワファルケの本体にモールドされているディテール系パーツはそのまま使えないので、MAX渡辺はKATOOOからハセガワファルケにモールドされているディテールの流用パーツを譲り受けた。

▲ファルケ本体になるヨタハチは窓が付く部分などをプラ板で埋めてからポリパテを盛った
▲マチルダの円状パーツにピンポン球をぴったりはめて反重力装置の高さを確定し、穴を開けた底面に接着する
▲ピンポン球よりやや小さい穴をコンパスで下描きしてからカット。紙ヤスリをあてがって滑らかにする
▲ハセガワのファルケをゲージにしてライトニングをカットしていく
▲エアインテイクはグンゼ1/32スカイライン2000GT-E・Sのホイール。レベル1/144アポロサターンのノズルで高さを調節する

■MAX渡辺なんと還暦~!!
 野尻湖トライアスロン無事? 終了~~

 1962年7月4日生まれのワタクシMAX渡辺、なんと60歳の還暦を迎えてしまいました~!! よくぞ生きたものです!! おめでとう俺!!
 そして60歳の初レースは野尻湖トライアスロン!! 湖を1.5km泳ぎ、湖畔の山坂15kmの周回を3周45km自転車で走り、そして炎天下の農道を11km走って来ましたよ♪ シンドかった~~サイコー♡ というわけでますます空元気に磨きをかけて突っ走りますので、何卒ヨロシクお願いいたします♪♪ 

■40周年記念キットの箱を眺めていたら
 ふと思い立ってしまったんです。

 ファルケのスクラッチビルドに再挑戦してみようと。むかぁし昔のその昔、そう40年近く前ですよ。ファルケが欲しくて欲しくて。だけど記事を読むと物凄く高いハードルがそびえておりました。アレを作れる技術などなく、工具も無い。そして……いったいいくらかかるのコレ? そう、お金も無い。無い無い尽くし、敢えなく挑む前に夢破れたのでした。
 そして2008年、ハセガワさんのファルケ発売の報♡ ホント嬉しかったなぁ。狂ったかのように組み、塗り続けて気付けば今回で21機www アホかと。
 そんなワケで思い入れの強いファルケ、「オイラも横山宏になるんだ!」と意気込んではみたものの、元となるキットを物色し始めたところいきなり挫折。アンティークキットショップ、ヤフオク、メルカリなど考えられ得るあらゆる手段を使って探し回ったのですがなかなか揃わないのです。そこでMr.『Ma.K.』ことKATOOOさんに相談という名の泣きつき決行!! すると!! いつか作ろうと集めていたパーツ群を供出してくださると!! まさに神降臨!! この企画がなんとか形になったのはKATOOOさんのおかげなのです!!
 工作については次回詳しく! ではでは!!!!

1/20スケール スクラッチビルト

傭兵軍 反重力装甲戦闘機 ファルケ

製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、仁平哲也


オリジナルモデルの塗装の元ネタはボーファイターなのだ

文/横山宏

 40周年記念の限定版ファルケのパッケージは、わしが当時の誌面の文字などを処理してレイアウトしました。せっかくなので成型色をオリジナルモデルのようなグリーンにしてもらいました。当時の誌面だと明るいグリーンに見える写真もあるでしょ。当時は上下グリーンで塗られたボーファイターがカッコよくて、その色を再現したくてグリーンで塗ったんです。40年近く経ってオリジナルの色も沈んでるし、デカールを定着させるためにフィキサチーフを吹いたから黄変してるけど、これはこれで味があってカッチョいいなあ。限定版のキットを使ってこの古びた感じを再現したいですね。

▲限定版キットの成型色とオリジナルモデルの比較
▲40周年記念ファルケのパッケージ
▲月刊ホビージャパン1983年3月号より

ページ数2倍のスペシャル版! 「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」第4弾発売決定!!

 「Ma.K. in SF3D」を掲載順にまとめた書籍「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」第4弾の発売が決定!! 『Ma.K』40周年ということで、これまでの2倍のボリュームとなる2年半分(30回分)を収録。今回も当時の誌面をすべてリファインし未公開写真も掲載した再編集版となる。13年目に突入した長寿連載の“熱さ”を感じてほしい。

▲収録作品はプラキットだけでなく、改造作例、レジンキット、フルスクラッチなど多岐にわたる

Ma.K. in SF3D ARCHIVE Special 2013.7-2015.12 vol.4

●発行元/ホビージャパン●7700円、9月22日予定●A4判


「キチジョージ・モケイ展」で横山氏の作品を展示!!

 有志によるグループ展「キチジョージ・モケイ展3」が2022年7月30日(土)、31日(日)の2日間、東京・吉祥寺の「ギャラリー永谷」で開催される。横山氏は「横山宏のマシーネンクリーガー展」後の作品を展示する予定だ。

▲月刊ホビージャパン2020年5月号掲載のF180などを展示

キチジョージ・モケイ展3

●開催日/2022年7月30日(土)~7月31日(日)10:00~20:00 ※31日は17:00まで ●場所/「ギャラリー永谷」 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-1吉祥寺永谷シティプラザ1F(ヨドバシカメラ隣)
●入場料/無料


『Ma.K.』40周年記念バッジをプレゼント!!

『Ma.K.』40周年を記念して原作者・横山氏が製作した特製バッジを公開!! 40周年ロゴをバッジにしたものでゴールドとシルバーの2種類が作られた。この記念バッジを2種を各2名にプレゼント! 応募要項は月刊ホビージャパン2022年9月号P.334の「HJプレゼントギャラリー」まで!

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© Kow Yokoyama 2022

MAX渡辺/横山宏/KATOOO(レインボウエッグ)

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