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【初心者必見!!】EGストライクをディアクティブモードに! ランナーのまま缶スプレー塗装で超お手軽再現!

2022.07.17

GAT-X105 ストライクガンダム(ディアクティブモード)【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2022年8月号(6月24日発売)

 誰でも簡単に組み立てができるガンプラの新スタンダード“ENTRY GRADE”ストライクガンダムを使用して素組みからステップアップするための製作法を解説します。今回のテーマは缶スプレー塗装。ランナーのまま缶スプレーを吹くお手軽塗装でディアクティブモードを再現します。(解説/林哲平)

作ポイント

●ランナーのまま缶スプレーで塗装する
●ディアクティブモードを再現


主に使用するツール・マテリアル

プラモデル用缶スプレー

▲最近リリースされた水性サーフェイサーなどの特別なものを除いて基本的にラッカー系塗料で、塗膜が強く乾燥が早いため、大面積でも一気に塗装することが可能です。有機溶剤を含んでいて、匂いも強いので、風通しがよく充分に換気できる環境で使用しましょう。直接吸い込まないようにマスクを付けるとなお安全です

ガンダムマーカー リアルタッチマーカー

▲スミ入れに使います。インクが水性で、缶スプレーのラッカー系塗料の塗膜を損なうことなく作業できます。手軽なペンタイプで非常に使いやすく、初心者から上級者まで愛用者の多いアイテムです

ピグマ、プロッキー

▲水性のドローイングペンです。先端が0.02mm、0.03mmと細いものはスミ入れやダクト、スリットの塗りつぶし用として便利です。これも水性なのでラッカー系塗料の塗膜を侵すことはありませんし、はみ出した部分は台所用中性洗剤で拭き取れば簡単に落とすことができます

メラミンスポンジ

▲清掃用のメラミンスポンジ。これは100円ショップで購入したもの。スミ入れした塗料の拭き取りに使います。ツヤ消しの表面に付着したちょっとした汚れなども、塗膜を侵さずきれいに除去できます

メタリックシール

▲100円ショップで購入したメタリックシール。ENTRY GRADEストライクガンダムはシールレスキットなので、頭頂部センサーの再現用に使っています。メタリックシールは種類も多く、ひと通り揃えておくとさまざまなMSのセンサーなどに利用できます。ひとつ持っておくだけでも長く使用できます

❶ランナー塗装の基本の流れ

▲ENTRY GRADEストライクガンダムは多色成型ランナーを採用しています。そのまま缶スプレーで塗装してしまうと単色になってしまうので、ランナー吹きする前に色ごとに分けておきましょう。手でもぎ取っても全然OKです
▲白ランナーも四分割しておきます。ランナー塗装は一気にパーツを塗装できるのが利点ですが、あまりにランナーが大きすぎると厚吹きしすぎたり、塗り残しなどがおきやすいもの。自分にとって塗りやすいサイズにランナーの大きさを調整しておくといいですよ
▲缶スプレーでランナー塗装するときに必須なのが持ち手。塗装中に落としてしまうとリカバリーに手間を要するので、割り箸に粘着力の強い布ガムテープを巻きつけて、ランナーにしっかりと密着させて保持しておきましょう
▲缶スプレーは事前にしっかりと振って内部の塗料を攪拌しておきましょう。特にメタリックカラーは塗料の粒子が重く分離しやすいので、100回くらいは振っておくと安心です
▲一気に大量の塗料を吹き付けて発色させようとすると厚塗りになったり、塗料が流れたり、塗料溜まりができたりと失敗の原因となります。素早く手首のスナップを利かせながらシュッ!シュッ! と少しずつ塗ります。ある程度塗ったら乾燥させ、また塗るを繰り返すのがきれいに仕上げるコツです
▲最初はホコリがついたり塗料が飛び散っても見た目への影響が少ない裏側から塗り、感覚を掴みます。できるようなら、何でもいいので他のものに塗って練習してから本番に移るとより失敗を防ぎつつ塗ることができますよ

▲写真の上腕のように、高さがあり、さらに周囲をしっかり塗装するパーツは難しいポイント。周りのランナーが邪魔をして、パーツに塗料が均一にかからないのです。このようなパーツはランナーから切り出しておき、別々に塗装しましょう。手軽なランナー吹き塗装ですが、無理に全部のパーツをランナーにつけたまま塗らなくても、自分が塗りやすいように塗るのが一番です


❷各部の塗り分け

▲アンテナの先端には安全基準上設けられた「フラッグ」と呼ばれる余剰部分があります。見映えを重視するなら、こちらは塗装前にあらかじめカットしておきましょう。ニッパーで切り落とし、デザインナイフで表面を整えればOKです
▲アンテナを塗装した状態。フラッグは塗装後に切り取ってリタッチする方法もありますが、先にカットしておいたほうがきれいに仕上がります。自分が作業しやすい方法を選んでみてください

▲靴部などのレッドはMr.カラースプレーの呉海軍工廠標準色で塗装します。赤は彩度が強く、下地が透けやすい色ですが、グレー系塗料は隠蔽力が高いので下地を特に塗らなくてもしっかりと発色します。ただ、それでも他の部分よりは色を乗せるのに時間がかかるので、少し塗る→乾燥をこまめに繰り返すのがきれいに塗るコツです

▲胸のブルーはタミヤスプレーのジャーマングレイを塗装します。ディアクティブモードの胸部グレーはシーンによって印象が異なるのですが、今回は第1話で炎に照り返された明るめのイメージで塗っています。暗めに振りたい場合はMr.カラースプレーのジャーマングレーを使いましょう
▲ディアクティブモードでもっとも大きい面積を占めるライトグレーはMr.フィニッシングサーフェイサー1500グレーで塗装します。サーフェイサーなので隠蔽力が強くあっという間に発色し、塗膜が強く動かしても剥がれにくい上、きめ細かい美しいサテン地のグレーに仕上がります
▲ディアクティブモードは関節部の色は変わりません。ここはお手軽仕上げということで、成型色をそのまま活かしています。関節が無塗装であれば作業時間を大幅に圧縮できますし、プラの成型色そのままの質感が塗装した部分との差異を強調し、全体のメリハリを強調することができるのです

❸パーツを切り出す

▲ランナー吹きしたパーツを切り出します。ENTRY GRADEはニッパーなしで手もぎできるタッチゲート方式。塗装したパーツをどんどん手でもぎ取っていきましょう。多少塗膜が傷ついても後でリタッチするので問題ありません。手もぎしたゲート跡は少し出っ張りが残ることがありますが、最後にデザインナイフでカットして整えればOKです。簡単仕上げですし、手早く作業を進めちゃいましょう


❹ゲート跡のリタッチ

▲ゲート跡は成型色が露出した状態になっています。そのままだと見映えが悪いのでリタッチしてみましょう。まずは缶スプレーを紙コップの中に吹き付けて内部の塗料を出します。吹き返しで塗料が飛び散らないように、底ではなく壁面に吹き付けるように注意します
▲紙コップに出した塗料でリタッチします。ゲートのような小面積をリタッチするのであれば、筆を使うよりも爪楊枝の先端に塗料を乗せて、さっと点を打つようにリタッチすると手早く作業できます
▲キットの素晴らしいディテールをより引き立てるためにスミ入れを施します。今回はツヤ消し、半ツヤ塗料の上から塗っても拭き取りが楽できれいに仕上がる、ガンダムマーカー リアルタッチマーカーを使ってみましょう
▲リアルタッチグレー2でディテール部分に書き込んでいきます。ここでは塗料がはみ出すのを気にせず、スジ彫りの奥まで塗料をしっかりと流し込んで塗ることを心がけてください
▲塗料が乾く前に、指である程度拭き取ります。このとき、塗料が表面に広がったまま乾いて汚くなってしまいますが大丈夫です。心配せず、そのままリアルタッチマーカーの塗料を乾燥させてください
▲メラミンスポンジをちぎったものをピンセットでつまみ、はみ出した部分にこすり付けます。これにより、下地の塗膜には影響せずはみ出したリアルタッチマーカー塗料のみを「こすって落とせる」のです。原理的には掃除で汚れをスポンジで落とすのと同じです
▲スミ入れが完了した状態。この方法であれば溶剤や綿棒すら不要で、かつ通常のスミ入れだと下地に染み込み拭き取りが難しいツヤ消しや半ツヤ塗料にも対応できます。水性塗料なのでプラを傷めることもありません。ぜひ、メラミンスポンジを活用してみてください

❺細部カラーの再現

▲頭頂部のセンサーは100円ショップで購入したメタリックシールを貼って表現してみましょう。いきなりピッタリ切りぬくのは難しいので、まずは縦幅ぐらいに切ったシールをはみ出しを気にせず貼っていきます

▲シールを貼ったら、爪楊枝でディテールに押し付けて密着させてから、デザインナイフではみ出した部分をカットして切りぬきます。ナイフの刃が傷んでいるときれいに切りぬけないので、この作業をするときはあらかじめ刃を新品に交換しておいてください

▲センサーのシールを貼った状態。グレーの上に淡いブルーを発色させるのは難しいですが、シールなら下地の色を気にせず表現可能です。ツインアイは成型色の色味が良いので、そのまま活かして完成させています

▲ダクトやスラスターの奥はリアルタッチマーカーだとムラになりやすいので、プロッキーやピグマなどの極細水性マーカーで塗り潰すと楽です。太さは0.03mm以下のものを使えば、かなりの精度で作業できます。ちょっとぐらいのはみ出しはメラミンスポンジで擦れば落ちますが、どうしても落ちないときは台所用中性洗剤を染み込ませた綿棒で拭き取れば下地のラッカー系塗料を落とさずにきれいに拭き取れます

▲缶スプレーランナー塗りしたパーツを組み立てていると、どうしても塗膜の厚みでパーツがはめ込みにくくなってしまう部分が出てきます。無理に押し込むとパーツが破損したり、中途半端にパーツがはまって外せなくなる、などの失敗をしがちなので、ダボやピンの塗料をデザインナイフで削り落として調整しましょう

完成! ENTRY GRADE ストライクガンダム(ディアクティブモード)!!

 缶スプレー塗装によるENTRY GRADE版ストライクガンダム(ディアクティブモード)が完成しました。フレーム以外を全塗装というと敷居が高いように感じるかもしれませんが、塗装法や使用するツール・マテリアルを工夫することで、お手軽ながら精度高く完成させることができます。

▲フェイズシフト装甲に通電する前のディアクティブ状態を再現。劇中では戦闘中にエネルギー切れを起こしてこの状態になることも数回ありますが、やはり一番印象に残っているのは第1話のヘリオポリスMS工廠内での起動シーンですね

▲キット素組み(左)との比較。お手軽塗装ですが、スミ入れやダクトおよびスラスター内部の塗り分けによって各部形状が引き締まり、より雰囲気のある仕上がりになっています。塗装に使用したカラーはどれも隠蔽力が強いものをチョイスしているので、塗装の練習用としてもおすすめです

▲ENTRY GRADEストライクガンダム(ディアクティブモード)はびっくらたまごとのコラボアイテム(miniガンプラのモビルグーンまたはモビルゾノどちらか1体付き、モビルゾノ初プラキット化!)が発表済みなので、そちらをお待ちいただくのがもっともお手軽ですが、待ちきれない! という方はぜひ本記事を参考にディアクティブモードを製作してみてはいかがでしょうか?

■グレートーンは塗装入門者に超オススメ!
『機動戦士ガンダムSEED』のガンダムと言えばディアクティブモードですよね。フェイズシフトが発動する前の状態、いわば稼働前の状態ながら現用戦闘機のようなグレートーンのカラーリングがとにかくカッコいい! そして、グレーはあらゆる塗料の中でも、抜群に塗りやすい色なんです。隠蔽力が高いので缶スプレーでも厚塗りになりにくく、はじめて缶スプレーを使う人の入門用としてピッタリなんですね。

■自分だけのディアクティブモードを作ろう
 第1話放送時、灰色のストライクが炎の中からゆっくり起き上がり、立ち上がって「戦火の大地に、蘇れ!ガンダム!」と続くのを見て「ああ、新しいガンダムが始まるんだ!」とすごくワクワクしました。私はその印象が強いので今回は炎に照り返された明るめのグレーで配色してみましたが、ディアクティブモードは人によりイメージが大きく変わるようです。アニメでもシーンごとに印象が違いますし、過去にカラーバリエーションとして商品化された青寄りの色が好き、という人もいますね。グレーはいろんな種類が発売されているので、ぜひ自分だけのディアクティブモードを作ってみてください。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“エントリーグレード” ストライクガンダム(ライトパッケージVer.)使用

GAT-X105 ストライクガンダム(ディアクティブモード)

製作・文/林哲平

ENTRY GRADE ストライクガンダム(ライトパッケージVer.)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●550円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

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©創通・サンライズ

林哲平(ハヤシテッペイ)

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