『ガンダムSEED』シリーズ特集
月刊ホビージャパン発売中!
現在発売中の月刊ホビージャパン2023年2月号の巻頭特集 「MOBILE SUIT GUNDAM SEED 20th ANNIVERSARY SEEDの軌跡」に合わせて過去の『ガンダムSEED』関連記事をピックアップ! 特集号と一緒にチェックしよう!
月刊ホビージャパン2023年2月号
1,100円(税込)
発売中
巻頭特集
「MOBILE SUIT GUNDAM SEED 20th ANNIVERSARY SEEDの軌跡」
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初心者必見!! ランナーのまま缶スプレー塗装でEGストライクをディアクティブモードに超お手軽再現!
誰でも簡単に組み立てができるガンプラの新スタンダード“ENTRY GRADE”ストライクガンダムを使用して素組みからステップアップするための製作法を解説します。今回のテーマは缶スプレー塗装。ランナーのまま缶スプレーを吹くお手軽塗装でディアクティブモードを再現します。(解説/林哲平)
製作ポイント
●ランナーのまま缶スプレーで塗装する
●ディアクティブモードを再現
主に使用するツール・マテリアル
プラモデル用缶スプレー
ガンダムマーカー リアルタッチマーカー
ピグマ、プロッキー
メラミンスポンジ
メタリックシール
❶ランナー塗装の基本の流れ
▲写真の上腕のように、高さがあり、さらに周囲をしっかり塗装するパーツは難しいポイント。周りのランナーが邪魔をして、パーツに塗料が均一にかからないのです。このようなパーツはランナーから切り出しておき、別々に塗装しましょう。手軽なランナー吹き塗装ですが、無理に全部のパーツをランナーにつけたまま塗らなくても、自分が塗りやすいように塗るのが一番です
❷各部の塗り分け
▲靴部などのレッドはMr.カラースプレーの呉海軍工廠標準色で塗装します。赤は彩度が強く、下地が透けやすい色ですが、グレー系塗料は隠蔽力が高いので下地を特に塗らなくてもしっかりと発色します。ただ、それでも他の部分よりは色を乗せるのに時間がかかるので、少し塗る→乾燥をこまめに繰り返すのがきれいに塗るコツです
❸パーツを切り出す
▲ランナー吹きしたパーツを切り出します。ENTRY GRADEはニッパーなしで手もぎできるタッチゲート方式。塗装したパーツをどんどん手でもぎ取っていきましょう。多少塗膜が傷ついても後でリタッチするので問題ありません。手もぎしたゲート跡は少し出っ張りが残ることがありますが、最後にデザインナイフでカットして整えればOKです。簡単仕上げですし、手早く作業を進めちゃいましょう
❹ゲート跡のリタッチ
❺細部カラーの再現
▲シールを貼ったら、爪楊枝でディテールに押し付けて密着させてから、デザインナイフではみ出した部分をカットして切りぬきます。ナイフの刃が傷んでいるときれいに切りぬけないので、この作業をするときはあらかじめ刃を新品に交換しておいてください
▲ダクトやスラスターの奥はリアルタッチマーカーだとムラになりやすいので、プロッキーやピグマなどの極細水性マーカーで塗り潰すと楽です。太さは0.03mm以下のものを使えば、かなりの精度で作業できます。ちょっとぐらいのはみ出しはメラミンスポンジで擦れば落ちますが、どうしても落ちないときは台所用中性洗剤を染み込ませた綿棒で拭き取れば下地のラッカー系塗料を落とさずにきれいに拭き取れます
完成! ENTRY GRADE ストライクガンダム(ディアクティブモード)!!
缶スプレー塗装によるENTRY GRADE版ストライクガンダム(ディアクティブモード)が完成しました。フレーム以外を全塗装というと敷居が高いように感じるかもしれませんが、塗装法や使用するツール・マテリアルを工夫することで、お手軽ながら精度高く完成させることができます。
▲キット素組み(左)との比較。お手軽塗装ですが、スミ入れやダクトおよびスラスター内部の塗り分けによって各部形状が引き締まり、より雰囲気のある仕上がりになっています。塗装に使用したカラーはどれも隠蔽力が強いものをチョイスしているので、塗装の練習用としてもおすすめです
■グレートーンは塗装入門者に超オススメ!
『機動戦士ガンダムSEED』のガンダムと言えばディアクティブモードですよね。フェイズシフトが発動する前の状態、いわば稼働前の状態ながら現用戦闘機のようなグレートーンのカラーリングがとにかくカッコいい! そして、グレーはあらゆる塗料の中でも、抜群に塗りやすい色なんです。隠蔽力が高いので缶スプレーでも厚塗りになりにくく、はじめて缶スプレーを使う人の入門用としてピッタリなんですね。
■自分だけのディアクティブモードを作ろう
第1話放送時、灰色のストライクが炎の中からゆっくり起き上がり、立ち上がって「戦火の大地に、蘇れ!ガンダム!」と続くのを見て「ああ、新しいガンダムが始まるんだ!」とすごくワクワクしました。私はその印象が強いので今回は炎に照り返された明るめのグレーで配色してみましたが、ディアクティブモードは人によりイメージが大きく変わるようです。アニメでもシーンごとに印象が違いますし、過去にカラーバリエーションとして商品化された青寄りの色が好き、という人もいますね。グレーはいろんな種類が発売されているので、ぜひ自分だけのディアクティブモードを作ってみてください。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“エントリーグレード” ストライクガンダム(ライトパッケージVer.)使用
GAT-X105 ストライクガンダム(ディアクティブモード)
製作・文/林哲平
ENTRY GRADE ストライクガンダム(ライトパッケージVer.)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●550円、発売中●1/144、約13cm●プラキット
月刊ホビージャパン2023年2月号発売中!
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