「ワンダーショウケース」第40期プロデュースアーティスト決定! ARTPLA、庵野版マットアロー情報も!!
【海洋堂PICK UP ITEMS】
2022.07.06
海洋堂PICK UP ITEMS 月刊ホビージャパン2022年8月号(6月24日発売)
今回の海洋堂PICK UP ITEMSでは、新シリーズ「ARTPLA」から動物園の動物達と飼育員、観光客を緻密に再現した1/35キットを紹介。さらにアメイジングヤマグチ版アイアンマンの再販や、カプセルQで発売された海自新鋭艦、庵野秀明版マットアローもお届けする。そして、次回ワンダーフェスティバルに向けて選出されたワンダーショウケースプロデュースアーティストもついに決定! 盛りだくさんの内容をお見逃しなく!
海洋堂の新プラキットシリーズ、ついにスタート!
「ミリタリーじゃない」題材で切り拓く、1/35スケールの可能性
海洋堂の新プラキットシリーズ「ARTPLA」。その目玉として発売されるのが、この「観光客とキリンセット」。題材はキリン、ハシビロコウ、ゾウガメといった動物園の動物たち。そして、女性や子連れなど動物園への来場者、さらにEV軽トラックがセットされる。動物の造形は松村しのぶ氏が総指揮を担当しており、非常にリアルな仕上がりだ。さらに観光客らのポージングや造形も実感があるものとなっており、このセットだけでも動物園の風景が完成するぞ。どうしてもミリタリーに寄りがちだった1/35モデルの世界に、新たな可能性を生み出すキットと言える。
ARTPLA 観光客とキリンセット
●発売元/海洋堂●3300円、8月予定●1/35、約12cm(キリン)●原型/吉良かずや、松本栄一郎、村井太郎、谷明、水田帆南
上記の「観光客とキリンセット」と同時に発売予定なのが、こちらの「飼育員とライオンセット」。見ての通り、こちらは動物園の人気者であるライオンに加えて、イノシシとラーテル、ゾウガメがラインナップ。さらに、動物園ならではのポージングの飼育員のフィギュア3体と、厩舎を掃除するための清掃用具や一輪車も立体化。こちらはBOX版での販売となっており、全5種が発売される。全種集めて「観光客とキリンセット」やそれぞれに付属する連結柵と組み合わせれば、多彩な動物達が動き回る動物園の風景が完成するぞ!
ARTPLA 飼育員とライオンセット(BOX版)
●発売元/海洋堂●各550円●1/35、約5.2cm(飼育員)●原型/松村しのぶ、吉良かずや、村井太郎●全5種
アイアンマン、アメイジングヤマグチに再登場!
アメイジングヤマグチシリーズ13体目として、2019年に発売されたアイアンマン。数あるアーマーの中でも「ブリーディングエッジアーマー」として知られるものをフィーチャーしたこのアイテムが、待望の再販決定! 豊富なエフェクトパーツとアッセンブルパーツによって、さまざまな戦闘スタイルを表現できるギミックは以前と同じ。3点着地をはじめド派手なポーズがバシバシ決まる可動性能で、アイアンマンの戦いぶりを楽しめるぞ!
アイアンマン ブリーディングエッジアーマー
●発売元/海洋堂●9790円、10月予定●約17cm●原型/山口勝久
海自の新鋭艦を、カプセルQで集めよう!
カプセルQ新作は、海上自衛隊の新鋭艦をデフォルメしたアイテム。こんごう型ともがみ型の、鋭角的な船体構造を上手く捉えている。また、そうりゅうに付属する哨戒ヘリSH-60Kはもがみ型の後部へリポートに搭載可能。自衛隊の最新戦力を手の平サイズで楽しめるアイテムなのだ。
カプセルQミュージアム
ワールドシップデフォルメ6
海上自衛隊Vol.2 出動! 最新鋭艦編
●発売元/海洋堂●各500円、9月予定●約6.5cm(こんごう)●原型/海洋堂兵器局●全5種●カプセル商品
あの庵野版マットアローを緻密に再現
庵野秀明氏が監督・出演した伝説の作品「DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン」。その中で主役級の活躍を見せたマットアロー1号がレジンキット化された。機体後部のコンテナは脱着可能で、デカールは「レーザーユニット装備」と「マークⅧ(核装備)」がセット。海洋堂のオンライン通販および直営店舗ならび、エヴァンゲリオンストア、さらに現在巡業中の「庵野秀明展」でも購入可能だ。6月27日から予約受注開始。
1/100スケール 「DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン」マットアロー1号
●発売元/海洋堂●21700円、7月8日予定●1/100、約15cm●原型/真鍋正一
ワンダーショウケース第40期プロデュースアーティスト決定!
海洋堂がプロデュースするワンフェス公式レーベル「ワンダーショウケース(以下WSC)」の第40期プロデュースアーティストがついに決定! 三者三様ながら、いずれ劣らぬテクニックで魅せるアーティスト達の技量と情熱を見よ!!
アクションRPG『DARK SOULS』の後半ボスである墓王ニト。人骨と毛髪で構成されたその禍々しい姿を完全再現したのが、針桐双一の作品だ。
一見巨大な塊状の造形物に見えるが、その内部は繊細な骸骨パーツで構成されており、実は自重を支えるための構造を実現するのは至難の業。針桐氏は外から目視できない箇所に重量を支えるパーツを配置し、不安定でおどろおどろしい姿を見事に立たせている。さらに、キットには43本の人毛製毛束パーツが付属する(!)という徹底ぶりで、そのおどろおどろしさは強烈なインパクトを残す。
針桐氏は美少女キャラクターを手掛けると同時にクリーチャー系の造形もこなすオールラウンダー。3Dスカルプトツールを使いこなし、商業原型師としても活躍する。なお、この作品は展示のみで販売は行われない予定となっている。
DARK SOULS(墓王ニト)
●発売元/海洋堂●約20cm●原型/針桐双一
ゲームや映画のコンセプトアーティストとして活躍するEntei Ryu。北京生まれで、現在は東京を拠点とするアーティストだ。
そんな彼女が製作したのが、このCROCOGIRL。リアルなワニの頭と尻尾をつけた、ストリートファッションの女の子…という、ちょっと不思議な雰囲気の1/10スケールフィギュアである。
ワニと女の子という異色の掛け合わせながら、その造形は緻密そのもの。ワニの皮膚の質感すら伝わってくるようなウロコの彫刻や、ジャンパーとスパッツでシワの入り方が全く違う衣服のモールドなど、確かな技術が伝わってくる。独特の雰囲気を持った造形スタイルは、唯一無二のものだ。
CROCOGIRL
●発売元/海洋堂●20000円(ワンフェス会場特別価格)●1/10、約21cm●原型/Entei Ryu
「自らが創作した壮大な世界観、そしてそこに登場するキャラクターたちをひたすら立体化し続ける」という、ある種非常にガレージキット的な創作スタイルを特徴とするひいらぎはじめ。今回は彼の作り出したキャラクターの中から、始皇帝とスイコの2体がWSCに選出された。
古代中国文化と青銅器美術のエッセンスを取り入れた始皇帝、そしてクリアーパーツの持つ透明度とツヤを活かしたスイコと、バックボーンとなるストーリーを知らずともその造形は充分に魅力的。極めて高いデザインとモデリングのクオリティは、誰の目にも明らかである。自分の創作した世界感に対してひたすらストイックに向き合い、それを高い技術力で出力し続ける。衝動をハイレベルに表現した作品が、ひいらぎはじめの持ち味なのだ。
始皇帝&スイコ
●発売元/海洋堂●28000円(ワンフェス会場特別価格)●1/10、約22㎝(始皇帝)、約16cm(スイコ)●原型/ひいらぎはじめ
© MARVEL
©KAIYODO
©円谷プロ
©DAICON FILM
Dark Souls™& ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc./ ©FromSoftware, Inc. ©EnteiRyu ©Hi-raging-2629