HOME記事キャラクターモデル大型ウォーカーマシン「ダッカー・タイプ」をAFV風塗装でリアルに仕上げる【戦闘メカ ザブングル】

大型ウォーカーマシン「ダッカー・タイプ」をAFV風塗装でリアルに仕上げる【戦闘メカ ザブングル】

2022.06.19

HJメカニクス12

惑星ゾラと呼ばれる
地球の大地で

ダッガー・タイプ CG

プロポーション調整とAFV風の塗装表現で
大型ウォーカーマシンをリアルに仕上げる

 大型ウォーカーマシン、ダッガー・タイプを単品作例でお届けしよう。キットは1/100シリーズとしては第7弾と後発組。シリーズ第1弾となった1/144ダッカー・タイプからさらに進化し、ポリキャップによるスムーズな可動ギミックに豊富なクリアーパーツ、スプリングパイプによる脚部サスペンション機構と、ビッグスケールに相応しい名作となっている。作例はキットオリジナルの精密なディテールを活かしつつ、関節周りにジャンクパーツを詰め込みさらにディテールアップ。背部ダクトユニットと脚部(スネ)の延長を行いプロポーションも微調整。AFV風のサンドカラー+ウェザリングで、よりリアリティー溢れるウォーカーマシンに仕立て上げている。

ダッガー・タイプ 後ろ
ダッガー・タイプ

▲他のウォーカーマシンと同じく、劇中にはさまざまなカラーリングの機体が登場するが、作例は1/100キットのパッケージに近いサンドカラー系で塗装。劇中でも見られた2色塗り分けではないサンドカラー1色のカラーリングで仕上げた

 塗装は単色仕上げゆえに情報量を増やす塗装を行った。マホガニーで下地を塗り、ダークイエローをグラデーション。ダークイエローにセールカラーを加え、ハイライト&退色をグラデーション。そのあと、油彩のバーントアンバー・クラシックアンバー・ローアンバー・ランプブラックでウォッシング。各色のウォッシング後にツヤ消しを吹いて保護層を作ったあと、次の色をウォッシングする。このことで先に塗った油彩を溶かすことなく重ね塗りが可能になる。ウェザリングはウォッシングとドライブラシ、チッピング、サビ表現程度に絞って施した。当初はデカール貼りも想定していたが、スケール的な観点、ウォーカーマシンの重機に近いイメージ、加えてAFV的な塗装を行ったので、最終的に使用しないほうが有効と判断し割愛している

ダッガー・タイプ 俯瞰アップ
ダッガー・タイプ コクピット
ダッガー・タイプ コクピット 途中

▲コクピットのウィンドウにはワイパーを追加。1/100エッチングパーツなどは販売されていないのでプラ棒で自作。ウォーカー・ギャリアと同じパターンで左右上側に設置した。ワイパー左右での動きの時間差を“拭き残し線”で表現したが分かりにくかった(拭き跡、片側1本の細い線・笑)とのこと

ダッガー・タイプ 機銃
ダッガー・タイプ 機銃 途中

▲頭頂部の機銃は挽き物銃身に交換。ガンナーシートに乗り込む際の動線になる肩部には、エッチングの滑り止めモールドを追加。後部の機銃座にも同様に処理した。フィギュアはスケールを壊しそうなので、後方の銃座には乗せていない

BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット

ダッガー・タイプ

製作・文/桜井信之


 続きが気になるところですが、ホビージャパンウェブではここまで!
 詳しくは好評発売中の「HJメカニクス12」に掲載されておりますので、続きが気になる方はぜひこちらをご覧ください! 今回ご紹介した「 ダッガー・タイプ 」をはじめとした、ウォーカーマシンたちの作例を多数収録です。TV放映40周年を迎え、改めて注目が集まっている『戦闘メカ ザブングル』を徹底フィーチャーした一冊となっておりますので、ぜひお手に取ってご覧になってみてください!

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Ⓒ創通・サンライズ

桜井信之(サクライノブユキ)

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