「ビャクチ(最終決戦装備)」の追加装甲&武装をスクラッチ!
『境界戦機フロストフラワー』登場作例
2022.06.08
KM-01 ビャクチ(最終決戦装備)【BANDAI SPIRITS 1/72】 月刊ホビージャパン2022年7月号(5月25日発売)
最後の戦い
五稜郭突入に際してありったけの武装に身を包んだビャクチ(最終決戦装備)。本機に備えられた拡張性の高さをフル活用して全身のマウントラッチに武装や増加装甲を装備しており、その姿はまさに最終決戦装備と呼ぶに相応しい雄々しさとなっている。
各種武装はもちろんコボパンダによるスクラッチ。プラ板やプラパイプなどの組み合わせで、これまでのビャクチ武装バリエーションの集大成となる姿を精度高く再現している。
180mmグレネードランチャー
200mm戦闘杭射出機
超熱振式戦闘湾曲刀
アサルトライフル
■最後のフル装備
物語もいよいよ終盤。今回は追加装甲や武装をプラ板等で自作しました。最終決戦仕様というだけあって、自作するパーツ量も多いですが頑張っていきます!
肩に装着するグレネードランチャーはプラパイプの組み合わせとプラ板の箱組みで再現しました。放熱孔はペンで下書きして地道にドリルで開口しています。
アサルトライフルはキットのライフルの基部を使いつつ、プラ棒の削り出しでピカティニーレールを自作しました。先端のストライクハイダーはプラパイプにデザインナイフで切れ込みを入れつつ、鉄ヤスリで形を整えています(一発勝負、リテイク3回)。
大型武装となるパイルバンカーは2mmプラ板を使って自作しました。杭の部分が可動できるように、溝を作ったプラ板を左右合わせにし、形を削り出していきます。バンカーの各部パーツは削り出した基部パーツに合わせてプラ板を積層しつつ再現しました。
武器各部のディテールはスピンブレードやBMCタガネで彫り込んでいます。丸モールドは市販パーツやプラパイプを削り出したものを接着しています。
湾曲刀はHGメイレスケンブの直刀を60度くらいのお湯に浸けて、慎重に曲げることで刀の反りを付けています。
太モモの増加装甲は、仮組みしたビャクチの太モモに合わせるようにプラ板を貼り付けて、ある程度形を出したあとでバラバラにして左右を合わせるようにプラ板を切り出しました。フックパーツは加工しやすい洋白線を使用しています。スネ横の増加装甲は、プラ板の積層で3mm厚のブロックを作り、それを削り込んで形状出し。最後に接続用の3mm軸を埋め込んでいます。
BANDAI SPIRITS 1/72スケール プラスチックキット“ハイグレード”メイレスビャクチ 使用
KM-01 ビャクチ(最終決戦装備)
製作・文/コボパンダ
HG 1/72 メイレスビャクチ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2640円、発売中●1/72、約14cm●プラキット
©2021 SUNRISE BEYOND INC.
コボパンダ
スジ彫りやプラ板工作の精度が高く、塗装テクニックも幅広く持っており、キットレビューからHow toなど多岐にわたって活躍。