HOME記事工具・マテリアル気になる最新工具&マテリアル情報!月刊工具スタッフが行く「静岡ホビーショー2022」【南館編】

気になる最新工具&マテリアル情報!月刊工具スタッフが行く「静岡ホビーショー2022」【南館編】

2022.05.13
気になる最新工具&マテリアル情報!月刊工具スタッフが行く「静岡ホビーショー2022」【南館編】

 本日5月11日(水)よりツインメッセ静岡にて開催されている「第60回 静岡ホビーショー」。さまざまな新商品が発表展示されているなかからこの記事では“工具&マテリアル”関する会場展示情報をまとめてご紹介。北館編に続いて南館のアイテムをピックアップ!

SHOW UP

 新たなるカラーラインナップはもちろん、スプレータイプの登場や初となるアクリル系クリアー塗料の登場と見逃せない新製品がたくさん!


ONE DROP KANDY カラー ●各2200円 ●発売中

 1コートでキャンディ塗装のような塗膜を再現できるウレタン系塗料が登場。塗料内にパール系の粒子を含みシルバー→クリアーカラーと必要な作業を1度で行えるようになっているとのこと。ブースでは各色の塗装見本がずらっと並んでいるのでその仕上がりを確認してみよう。


TERRA KROME スプレーキット ●各8800円 ●発売中

 メッキ調カラーの「TERRA KROME」をスプレーで塗装できるキットが登場。セットであるベースカラーブラック、TERRA KROME 、トップコートクリアーを順番に塗布していくだけでOK。トップコートまで行った見本が展示されているのでそのメッキ感を確かめてみてほしい。曇ることなくコートされており、触っても手につくことはない。


マルチクリアーグロス、マット ●各1100円 ●発売中

 SHOW UP 初となるアクリル系のクリアー塗料。塗膜強度が高くウレタンクリアーに近い仕上がりになりつつ、ウレタンクリアーほど固くなりすぎず研ぎ出しなどの作業ができる高性能なクリアー塗料になっている。一般日には塗装サンプルが展示予定とのこと。


充英アート

 模型・フィギュア・グッズなどなどジャンルに特化したコレクションラックを多種多様に展示。実際に見て部屋に合うものを探してみよう!


ホビーワゴン ダブルスライドテーブルワゴン ●29700円 ●発売中

 ステンレスの天板、広い引き出し、左右に展開するスライドテーブルと模型作業に合わせることのできる移動式のワゴンです。会場ではエアブラシや塗装ブースを実際に置いたセッティング例を展示。


LED付アクリルスタンド専用コレクションケース ハイタイプ ●26180円 ●発売中

 アクリルスタンドやミドルサイズのフィギュア、グッズなどをキレイに並べやすいコレクションケース。JAJANコレクションラックシリーズと組み合わせることも可能なサイズになっている。


コーナーディスプレイラック サンカク(参考出品)

 部屋の角にピッタリの直角三角形のディスプレイラックが参考出品。会場でもブースの端にピッタリとハマっている。スペースの有効活用に向いたラックになるので、部屋における場所がないか考えてみるといいだろう。


ゴッドハンド

 新発売の工具、試作型の先行販売、開発途中サンプルと今後の“神の手”情報がいたるところに展示中。気になるアイテムがあったらぜひ確かめておこう。


ビットブレード三角刀 ●価格未定 

 「ビットブレードシリーズ」丸刀、平刀に続く三角刀タイプが登場。直販限定だったタイプの一般流通版ですべて4本セットになっている。5、20、45、90度と角度違いに種類があり、5度のビットは細い溝が彫れるほど細いものになっています。ビットブレードシリーズの良い切れ味をもつのでパーツの凹凸、ディテール部分などの入り組んだ部分の切削にも役立つでしょう。


スピンモールド45(試作型) ●5500円 ●会場限定発売

 「スピンモールド」の刃の端がテーパーのかかった刃になり、台形に彫ることのできるタイプが購入可能。今回は試作型の数量限定販売とのことなので、発売が待ちきれない、試してみたいといった方はぜひ手に入れよう。


ッドルーペ (仮・参考出品)

 昨年に発売した「MEGA疲れんズ」に続く装着タイプのルーペが登場。見た目はシンプルなヘッドルーペなのでどのような使用感になるかが気になるところだ。
「MEGA疲れんズ」 が紹介されているWEB記事もチェック!


ヒートペン、ホットペン(仮・参考出品)

 USB給電式のコンパクトなヒートツールが登場。ヒートペンはプラ板などを溶せるほど熱くなり、切断などの加工に向いたもの。ホットペンの方は箔を転写する用アイテムになっている。ビットも交換できるタイプなのでラインナップにも注目したい。

▲写真の箔を使用してプラパーツや軟質素材などに転写することができる

神ふで デカシリーズ(参考出品)

 「神ふで ショート」シリーズに続くは「デカ」シリーズ!基本的な平筆、面相筆がラインナップされており、その名の通りより大きな面の塗装に対応する。キャラクターキットのパーツなどの面では一筆で塗れてしまうようなサイズで新たな筆塗りを体験できるかもしれない。


TTC タケダ

 情景マテリアルを多数出品。新商品「MDFボード」をベースに各マテリアルを使用した大きな情景モデルが展示されているので、ぜひ見てみよう。


MDFボード ●6600円 ●発売中

 900×600mmで厚みが40mmmのMDF製の木製ボード。一枚でも大きな情景に使用できるほか側面には連結用の穴が開いており、ボルトで固定することでより大きなベースを作ることが可能になっている。


ステッドラー

 小物のクラフトや模型製作にばっちりな造形マテリアル、接着剤を展示中!


オーブン粘土 「FIMO(フィモ)」シリーズ ●発売中

 オーブンで加熱すること硬化させることの出来る樹脂粘土シリーズが全種展示。シリーズ全体で100色以上あり、展示の作品サンプルもすべてその色の組み合わせを活かして製作されています。

▲最新ラインナップの「フィモレザー」は硬化後に革素材のような仕上がりになります。会場では各色を組み合わせて製作されたミニバックが展示。持ち手までフィモレザー で製作されていて、強度も質感も本物の革製品なのでその質感を確かめてみてください

接着剤「UHU」シリーズ ●発売中

 ドイツの接着剤ブランド「UHU」。樹脂接着剤から瞬間接着剤、水溶性接着剤など多種多様な接着剤がラインナップ。種類ごとの細かな性質や接着可能素材など細かく説明されたパネル、モニターでの動画説明があるので気になるものは確認してみよう。

「UHU」シリーズは「月刊工具」WEB記事にも掲載されているのでそちらもチェック!


エコーテック

 エコーテック定番アイテム「超音波カッター」シリーズは着実にパワーアップ&ラインナップ拡大中。またエコーテックキャラクターの「もけ部」新アイテムも登場。超音波カッターや多機能定規など、実際に見て、使ってみて、そのすごさがわかるアイテムなので会場で体験してみるといいだろう。開発中のアイテムや試作品の情報も聞けるかもしれない。


超音波カッター ZO-80Ⅱ ●109780円 ●発売中

 プロ用モデル「ZO-80」をアップデートした新モデルが会場展示。内部のソフト面の更新によりどんな場面でも強力な切れ味を発揮できるように安定性が高められているとのこと。実際に使用ができるので気になったらぜひ触ってみよう。

▲従来の「ZO-40 レジン」、「ZO-30 プラ」シリーズも展示しています
▲「三角槍(仮)」、「四角槍(仮)」。開発検討中のアイテムで会場出品アイテムではないが、気になる人は会場で聞くと見せてもらえるかも? 両刃タイプで超音波カッターでは扱いが難しく上級者向けにとのこと

もけ部×ベスト定規 ●950円 ●発売中

 直定規に分度器、コンパス、三角定規と役割を持つ多用途定規。書いた線や点から角度をつけた線を描いたり円を描くことができ、方眼紙などを用意せずとも簡単に製図できる便利アイテムです。


もけ部×ポケドラ ●1980円 ●5月予定

 定規の中央が分離し、角度を変えてつけることでL型定規に変更するアイテム。多用途で収納性も〇。

▲スケール合わせなどに向いたオプションパーツも登場予定。ノギスとしても使えるようなパーツも開発中とのこと

エアテックス

 次世代塗装ブースのテストモデルが会場展示!エアブラシアイテムに関する最新アイテム、情報をぜひ確認しておこう。


水流式スプレーブース(仮・参考出品)

 水のカーテンでミストをキャッチする新型塗装ブースが出品。常に水が流れることで飛沫をキャッチしつつ、パワーアップしたファンで臭気も吸引する強力な2段構造になっている。溶剤系塗料の使用はもちろん、水性塗料との相性も抜群な性能だろう。

▲フィルターの手前に透明のシートが配置され上から常に水が流れる状態になっている
▲シートの端には隙間がありここから臭気を吸い取る。吸い込み口を絞っている分、吸引力を高める構造にもなっている
▲水流、LEDライト、ファンと個別にスイッチでON/OFFが可能。ファンは新たに出力調整も可能になっているのが確認できる
▲後ろから構造を見させてもらうとこの通り(まだ開発途中の部分とのこと)。タンクからホースで水を吸い上げて循環させている

シモムラアレック


鍬型モールドライン除去用引きブレード「L-VA(エル-ヴァ)」 ●4180円 ●会場先行販売

 鍬状に曲がっており、刃先がRになっている彫刻刀が登場。円柱のパーツのパーティングライン消しや合わせ目消しに向いている。刃幅は12mmと広く、角棒や四角いパーツにR面を作ることもできそうだ。


手首装着型工具差し「工具手甲」 ●3300円 ●会場先行販売

 ヤスリやカッターや筆などの棒状の工具を手首にホールドできる装着型のアイテム。使い慣れた工具をセッティングして作業の効率アップさせよう。


フィンガーパレット ●3190円 ●会場先行販売

 こちらも装着型のアイテムで指に装着できるパレット。固定部がサイズフリーになっており、塗装状況に合わせた装着が可能になっている。またステンレスでできているので塗装後は溶剤でキレイに洗浄できるのもうれしい点だろう。


ステンレス製ヤスリ「シャインブレード ULTMA(ウルトマ)」(#240相当、#1500相当) ●3850円 ●会場先行販売

 「シャインブレード」シリーズに超粗目(#240相当)と超細目(#1500相当)が登場。刃の溝が丸いUの字型になっており、目詰まりが起こらないようになっているとのこと。粗削り、磨き出しとそれぞれの作業にうれしい性能を持っている。超粗目が複目、超細目が単目の刃付けになっている。


T-プライヤー ●7480円 ●会場先行販売

 先端が特殊なT型になっており、面同士でつかめるようになっている。エッチングパーツの折り曲げに最適で折り曲げ部分の線に合わせて掴むことでキレイに加工を行うことが可能だ。


アルゴファイルジャパン

 最新電動工具はもちろん、新しい切削アイテムも続々展示。実物を見れば自身の製作作業に使いたい、活かしたいアイテムばかりなのは間違いなしです。


ARTIMA7 ●14850円 ●会場先行発売

 電動ルーター「ARTIMA AT」に搭載されていた「オートトルクフィードバック機能」が追加された「ARTIMA5」後継機が新登場。前述の機能によって負荷が大きい部分の切削時は自動で出力が上がりようになり安定した切削を行えるようにパワーアップしている。

▲セットには「アルティマ定規」(写真は単品発売のもの)が付属。こちらを活用することでビットに合わせたヤスリのカットを簡単に行うことができる

ジルコニアナイトシリンダー ●2800円 ●会場先行販売

 先端の面にも刃のついたタイプのジルコニアナイトビットが登場!先端を使った削り出しができるようになって小回りが利くのはもちろん、凹んだ底面の削り出しにも活用できそうだ。


ダイヤモンドフィニッシュ(仮・参考出品)

 デザインナイフの刃の形状をしたダイヤモンドヤスリが登場。デザインナイフの刃部分がヤスリになったもので先端や側面を使用して細かな部分をヤスリがけが出来るアイテムになっている。使用頻度が高いデザインナイフだがらこそ、このアイテムの使用感や細かな部分での作業で役立つことも一目でわかるだろう。


DDフォーマービッグ(#80、#300、#400) ●各2700円

 170mm×75mmの大判ダイヤドレッサーが登場。今回はヤスリを平置きして削り出すことを想定して、この大きさと番手になっているとのこと。また商品には滑り止めになるシートもつく予定。

この記事が気に入ったらシェアしてください!

月刊工具スタッフ

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2022年6月号

ご購入はこちら

模型作りが楽しくなる工具&マテリアルガイド

ご購入はこちら

水性塗料筆塗りの教科書

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー