「RE/100 ガンイージ」を流用パーツで手軽にアレンジ製作[後編]【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】
2022.05.20気まぐれガンプラ製作記 月刊ホビージャパン2022年6月号(4月25日発売)
個性的なテクニックで月刊ホビージャパンモデラーの中でも一線を画する存在のセイラマスオ。その代名詞である“マスオディテール”やオリジナルアレンジ、淡い塗装表現がどのような考えで行われているか気になりませんか? そんな知られざる“マスオ理論”に迫るのが本連載「セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記」です。お題だけ決めて、あとは自由にいつも通り製作していく様子をゆるくお届け。第10回は、RE/100ガンイージを題材に流用パーツを使用した模型オリジナルカスタマイズの後半パートを解説します。
製作・解説/セイラマスオ
ウマく作るためのHow toじゃありません
これから紹介していく私の製作法は、自分なりに上手い人のやり方を参考にしつつ、そこから手を抜いたり道具的な問題から妥協した結果たどり着いたものです。この方法が正解とかオススメとか言うつもりは毛頭なく、いい意味での“これくらい力を抜いてもいいんだ”と思ってもらえる機会になれば、くらいに考えています。
theme:流用パーツを使ったカスタマイズ[後編]
use kit:RE/100 ガンイージ
❶頭部の改修
❷腰部の改修
❸脚部追加部分の隙間修正
❹バックパックのディテールを追加
❺あとはいつも通り
LM111E02 GUN EZ[HJ ORIGINAL Ver.]
流用パーツを使用した模型オリジナルカスタマイズによるRE/100ガンイージが完成しました。量産機であるガンイージをベースに各所に強化パーツを追加することで、“ガンダムとは異なる”パーソナルカスタマイズが施されたエースパイロット専用機を目指しています。
この時代の機体のバリエーションはあまり多くないし、いろいろな縛りも少ない気がするので、『機動戦士Vガンダム』周辺はまだまだたくさん遊べそうだと今回のガンイージで再確認できました(嬉)。
流用パーツを使ったアレンジは、一からアレンジを考えるよりも流用するパーツのもともとの情報量が活かせるので簡単な面もありますし、流用パーツの個性に引っ張られないようにしっかり方向性を持って臨めばとても手軽で楽しい世界だと思います。
一度手を出すと芋づる式にジャンクパーツが増えていって、抜け出すのが難しくなるという世界でもありますが……(私ですw)。
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット“REBORN-ONE HUNDRED”ガンイージ 使用
LM111E02 ガンイージ(HJオリジナルVer.)
製作・解説/セイラマスオ
RE/100 ガンイージ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3850円、2018年12月発売●1/100、約15cm●プラキット
©創通・サンライズ
セイラマスオ
独特の視点と考察によるディテーリング“マスオディテール”と、作品問わずパーツを使いこなすミキシングテクニックを持ち、成型色を活かした淡い塗装仕上げを得意とするガンプラLOVEの先導者。