「パテ」を使ってディテールアップ!肉抜き埋めとスクラッチにチャレンジ!
2022.04.20パテとプラ板でできること [パテ編] 月刊ホビージャパン2022年5月号(3月25日発売)
■実践 肉抜き穴を埋める[エポパテ編]
プロモデラーの作例でもよく見る“肉抜き埋め”。エポパテによる埋め工作からスタートします。
■実践 肉抜き穴を埋める[ポリパテ編]
次はポリパテを使って同じようにガードロボの脚部の肉抜きを埋めてみましょう。
プラとの間に隙間ができたら…
エポパテで肉抜き穴を埋めたものをサーフェイサー吹きしてみました。するとプラとパテの間に先ほどは見えなかった隙間が…。特にエポパテはポリパテのようにパテの溶剤でプラを溶かして食い付く特性を持たないため、プラとしっかり密着しないことがあります。こういった際はラッカーパテを爪楊枝で適量分取り出し、隙間に擦り付けて埋めるとよいでしょう。しっかりラッカーパテが乾いたら紙ヤスリで表面をならし、もう一度サーフェイサーを吹けば、ほぼ隙間は消えてくれるはずです。
■実践(応用編) エポパテでハンドをスクラッチしてみよう
粘土状のエポパテの特性を活用して、ハンドパーツを新規で作り出してみましょう。モチーフにするの は、劇場版『機動警察パトレイバー2 the Movie』に登場した、リアクティブアーマー装備のイングラムの腕です。ラバーで覆われたマニピュレーターの柔らかな表現はエポパテ造形には相性抜群です。
■『WXIII 機動警察パトレイバー』2号機
こちらはまったく同じ手法で仕上げた、MGイングラム2号機 リアクティブアーマー装備です。ベースは劇場版第3作『WXIII 機動警察パトレイバー』の2号機を使用。キットの腕、脚のフレームにまずエポキシパテ木部用を盛り、その上からウェーブ・エポキシパテ[軽量タイプ]を盛り、スパチュラやヘラでカバーのシワを造形していきました。胸部は、設定通りにキットの外装の上からエポパテを盛り、モールドをヘラで作り、硬化後にデザインナイフで細部を彫り込めば完成です。ポーズ固定にしたので関節周りの構造を考えずにでき、結構お手軽な作品となりました。
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