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約40年ぶりに『マクロス』のリガードがキット化! 早速キットレビュー&作例をご紹介

2022.04.19

リガード(標準量産型)【ハセガワ 1/72】 月刊ホビージャパン2022年5月号(3月25日発売)

リガード(標準量産型)対面

40年の時空を超えて甦ったマクロスの“もうひとつの顔”

 これまで可変戦闘機を中心に展開していたハセガワからまさかのリリースとなったゼントラーディ軍ワンマン戦闘ポッド「リガード(標準量産型)」。アニメ放送当時にイマイから発売されたもの以来となり、約40年ぶりのプラキット化となる(イマイのキットは現在BANDAI SPIRITSが金型を引き取って生産)。この時空を超えて復活したキットをベテランモデラー、渡辺圭介がレビュー。キット形状は活かしつつ、さらに完成度を高める製作法を解説していくのでぜひ参考にしていただきたい。

リガード(標準量産型)正面
▲キットは特徴的なフォルムの再現度はもちろん、4色の成型色でほぼ設定通りの色分けを再現。さらに接着剤不要で、一部にはアンダーゲートを採用など、組み立てやすさも考慮されている。作例はカメラにLEDによる発光ギミックを追加して、合わせ目の処理などで完成度を高め、巨大兵器感を意識してほどよいウェザリングで仕上げた
リガード(標準量産型)カメラ部分パーツ
▲カメラ発光にはBANDAI SPIRITS製LEDユニットを使用。カメラ基部パーツの穴を3mmドリルで大きくし、パーツ自体の着脱はマグネット接続式に変更した
※作例はテストショットを使用しているので製品版とは色が異なります。
リガード(標準量産型)本体ポット
▲本体ポッド側はLEDユニットが干渉する部分のフレームをカット
▲各パーツの合いを調整しながら設定にはない合わせ目を接着して処理している
▲組立説明書には記載されていないが、キット付属のクリアーパーツで本体ポッドのセンサーをクリアー化することができる。まずは1mmほどの穴を開ける
▲パーツを破損しないように少しずつドリルの径を大きくしていく。3mmあたりまで穴を開け、ここまででセンターに穴が開くように調整しておく
▲最後に3.2mmのドリルで仕上げる
▲クリアーパーツを取り付けた状態
※製品版はクリアーレッド成型です。

▲裏側にラピーテープなどを貼っておくと光を反射してさらにクリアーパーツの効果を高めることができる

リガード(標準量産型)背面
▲コックピットハッチは別パーツ化されており、細かなモールドも造形で再現されている。上で解説したように本体ポッドのセンサーをクリアーパーツに交換することでさらに質感が高まっているのがお分かりいただけるだろう

▲本体ポッド上部のレーザー対空機銃は可動時にポリパーツが露出するのでプラ板を貼って目隠しをした

▲スネは合わせ目処理をしやすくするためにクリアーパーツをカットして短くし、メッキシルバーを塗装した丸モールドを接着したものを取り付けている

▲クリアーパーツ取り付け前に、スネ内部のつま先のストッパーになっている板をカット。自作したスジ彫りモールド入りプラ板に交換

▲スネパーツは外側パーツ内部のピンを、内側パーツの上部(斜線を書いた箇所)を少し削ることで後ハメが可能となる
▲足首関節は肉抜きをプラ板でふさぎ、ボールジョイントは段差を埋めている
▲かかとにあたる部分は内側の段差を埋めて面一にした上でスジ彫りモールドを追加。靴裏のバーニアは開口して市販パーツでディテールアップした
リガード(標準量産型)素組み
リガード(標準量産型)比較画像
▲キット素組み(左)との比較。キット形状は秀逸で細かなモールドも造形されているので、合わせ目を処理するだけで完璧と言っていいほどのフォルムとなる。さらにスミ入れで細部形状を認識しやすくなり、ウェザリングで面が単調にならずに、より巨大兵器感が高まっている
リガード(標準量産型)しゃがみ姿勢
▲ヒザ関節は中央部をはさんでの四重関節により、格納形態も難なく再現可能
 
リガード(標準量産型)構え姿勢
▲荷電粒子ビーム砲、レーザー対空機銃、メインロケットが可動。脚部の関節は自由度が高く、脚をハの字に開いてもしっかりと接地させることができる
リガード(標準量産型)飛行姿勢
▲キットには飛行状態でのディスプレイを可能とするスタンドが付属。股下のパーツを専用のものに交換することでディスプレイできるようになる

 アーマード バルキリーに続いて、ハセガワより1/72スケールのリガードが発売。周辺メカがキット化されるのは非常に喜ばしいですね。はるか以前に他社から出ていたリガードもなかなかによかったのですが、やはり時代の流れには勝てません。

■製作
 アーマード バルキリー同様に、ほとんどのパーツがアンダーゲート仕様でパーツの合いもモールドも文句なくすばらしい出来です。今回はセンターのセンサーアイを光らせるべく、市販のLEDユニットを仕込みました。参考になればどうぞ。

■胴体
 目玉のようなセンサーアイにLEDを入れるべく加工していきます。使用するのはBANDAI SPIRITSのLEDユニット。キットのパーツ(A4)にLEDが入るようにセンターの穴を3mmのドリルで大きくします。LEDユニットに干渉するフレーム(R9、V2)は外装パーツの接続部分等を残しながらカットしておきます。A4パーツ自体はスイッチや電池の交換が楽にできるようにマグネットで取り外し可能にしています。
 組立説明書には記載されてませんが、外装の赤塗装指定の丸部分はキットに付属するクリアーパーツ(CC4)に置き換えることができます。まずは1mm程度のドリルで目安となる下穴を開けます。途中、2mm程度のドリルも使用しつつ、3mmまで穴開けをします。ここまででしっかりセンターに穴が開くように調整しましょう。最後に3.2mmのドリルを使って仕上げます。軽いバリはヤスっておきます。透明パーツを接着し、裏側にラピー等のメッキテープを貼ると反射が生まれて効果的です。
 最後に各外装パーツは合いの調整をして合わせ目を消しました。クリアーの部分はマスキングして塗装に備えます。

■脚部
 脚は合わせ目を消したいので、後ハメ加工をしたいところ。裾の赤丸のクリアーパーツは胴体のようにマスクしてもよいのですが、位置的に塗装後にはめられそうなので少し手を加えます。クリアーパーツ自体の奥行きが深いのでカットして短くし、反射板としてメッキシルバーを塗った丸モールドを接着しました。そのクリアーパーツを接着するとして、つま先のストッパーにもなっている板部分が干渉するのでカットして溝を彫り、代わりに自作したプラ板を最後にスライドして接着するようにしました。外側のパーツは上のピンを、内部パーツは上部のふくらみを少し削ってやることで後ハメ可能になります。
 足首関節は肉抜きをプラ板でふさぎ、ボールジョイントの段差を埋めました。かかとにあたるサイド部は内側に段差があったので面一にしてスジ彫りを追加。靴裏のバーニアは開口して市販パーツを接着しています。

■塗装
白=MSホワイト
青=ライトブルー(Mr.カラー)+MSホワイト
グレー=ミディアムグレー(ガイアカラー)
 白と水色なのでおもちゃっぽく見えないようにしています。エナメル塗料でスミ入れし、全体的に少し汚れた感じにテクスチャ汚し。キット付属のデカールを貼って最後にツヤ消しを吹いて完成です。

ハセガワ 1/72スケール プラスチックキット

リガード(標準量産型)

製作・文/渡辺圭介

リガード(標準量産型)
●発売元/ハセガワ●3300円、発売中●1/72、約22.5cm●プラキット

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©1982 BIGWEST

渡辺圭介(ワタナベケイスケ)

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