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プラモデル用おすすめルーターを紹介!ウェーブ、アルゴファイル【工具・マテリアル 2022】

2022.04.04

電動工具2022 月刊ホビージャパン2022年5月号(3月25日発売)

プラモデル用おすすめルーターを紹介!ウェーブ、アルゴファイル【工具・マテリアル 2022】

ルーター

回転パワーでいろいろできます

 ルーターは、先端が高速で回転するツールです。先端を付け替えることで役割を変えられて、ヤスリならパーツを削り、ドリルなら穴を開け…というようにいろいろと使えます。電動工具の中ではもっともポピュラーで、価格帯もさまざまで自分に合ったものを見つけられるでしょう。

ハンディルーター MK.1(USB給電タイプ)

●発売元/ウェーブ●9680円

▲まずはルーターの基本を見てみましょう。今回選んだのはウェーブのハンディルーターMK.1。価格もそれなりですが、先端ビットが同梱されていること、チャック(アタッチメント用の穴)が0.3mmの小型ドリルまで対応できることなど、ルーターでやりたいことはこの製品で一通りできるでしょう
▲中身は、USB給電式のルーター本体と10本の先端ビットです。当たりが大きい砥石のビットがふたつ、細かいコントロールがしやすいダイヤモンドビットが3つ、削る量が多いスチールカッターがふたつ、1.0mmのドリルがひとつ、そして2種のブラシと、これだけでルーターの役割を掴める各種のビットが付属しています
▲さて、ルーターがもっとも得意とするのが、こういったパーツ内側の削り込みです。人力でもある程度はいけますが、キレイに削るのはなかなか難しい!
▲そこでルーターの出番です。まず先端にビットを取り付けましょう。首にあるボタンで先端の回転を止め、チャックをゆるめてビットを入れます
▲ビットを固定してスイッチを入れるとすごい勢いで先端が回転します。ガリガリ削れるので、押し当てる力加減はいろいろ試して慣れていきましょう
▲ケガにはくれぐれも注意しましょう。削りカスが飛んでくることもあるので、安全ゴーグルの装着を推奨!
▲こんな感じで中身をキレイに削ることができます。こうした内側の削り込み、内側からエッジを薄くするなどはルーターの得意とするところです
▲また細いビットならちょっとした形状変更もできるでしょう。先端でキズをつけることで、バトルダメージを再現、なんていうのもルーターの得意技です
▲ドリルビットを使えば、穴を開けるのも一瞬です。機械は力があるので、穴の入り口がシャープになってサイズがきちんとするのものもひそかなポイント
▲穴をたくさんあけたいとき、ことバイクのブレーキパッドの穴などは細いドリルビットを使うととても早く作業が進みます。パワー
▲ブラシヘッドを使えば粉まみれになったパーツもキレイになります。真鍮製のブラシは表面を引っ掻き回して軽く荒らしたり、きさげのような効果が狙えます
▲また、このハンディルーターMK.1の先端チャックは0.3mm~3mmまで。軸経の違うヘッドや細いドリルでも取り付けができます。こういったまとめて販売されているものを手に入れると一気に世界が広がりますよ
▲オススメしたいのはこれらのビットです。ゴリゴリ削れる回転ヤスリタイプ、バータイプのダイヤモンドビット、ダイヤモンドよりちょっと大きな砥石タイプ、そして円盤カッターです
▲また先端にプラ棒や真鍮線などを噛ませて、回転させながら削ることでちょっとした加工もできます
▲慣れればちょっとした金属加工もできるし、もっと進むとろくろのようにパーツを削って加工することも可能です
▲円盤カッターはかなり怖いですが、パーツを両断する力は高いです。ディテールやサイズに関係なく、バッサリと切っていきます
▲このようにパーツを両断したり、一部を切り欠くなど外からガリガリと切ることができるのが円盤カッターです。削るように切るダイヤモンドタイプもあります

より高みを目指すあなたに

アルティマAT(オートトルク)

●発売元/アルゴファイルジャパン●13200円

▲アルゴファイルジャパンから発売されているアルティマATは、少しお値段が張るものの切削に役立つ機能が盛り込まれています

▲3種のヘッドが付属。チャックは2.34φのものと3.0φのものがあり、幅広いビットに対応

▲ダイヤルで回転スピードが調節可能。削れ過ぎを防いだりMAXパワーでゴリゴリ削ったりできます
▲切削時の抵抗による回転の原則を察知し、そのぶん電流を多く流すことで回転数を維持する「オートトルクフィードバック」機能が搭載。安定した回転数で作業ができるのです
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けんたろう

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