お気楽モデリングに欠かせないテクニック
「らいだ〜Joe式お気楽モデリング」の代名詞といえるお気楽ウェザリングの基本、スポンジポンポンから始めるお気楽ウェザリングを改めて紹介させていただきます。
お気楽ウェザリングの良いところに、多少のゲート痕やヒケは汚しを施すと分からなくなるというものがあります。ですので、今回は表面処理やゲート処理はあえて行っていません。おかげで製作時間も短縮できますので、お気楽度はかなり高いといえます。
それでは、ガッツリ汚しを楽しんで行きましょう!
▲では早速スポンジポンポンを始めていきましょう! 水性ホビーカラー焼鉄色の蓋の裏を塗料皿代わりにしています
※私は内蓋だけ、二世代前くらいの平らなものを移植しています
▲ではパーツにスポンジポンポン開始です。ランナーごと塗装して切り取っているので、がっつりゲート跡が残っていますね。これに先ほどのスポンジを…
▲最初は様子を見ながら慎重に、感覚をつかめば大胆にエッジや凸部分を狙って叩いていきます!
▲お次はリアルタッチマーカーの出番です。焼鉄色の周りに、ブラウン1をランダムに書き込んでいきます。手が震えているほうが、ランダムで自然な書き込みができますよ〜。半乾き状態で神のペンでボカシていきます
▲ウェザリングマスターDセット「オイル」でエッジを中心にグラデーションをつけていきましょう
▲今回はデザートカラーなので、ウェザリングマスターAセットの「サンド」や「ライトサンド」もポイントポイントで使ってみました
MS-06J ザクII デザートカラー風
MG ザクII デザートカラー風 お気楽汚しVer.2.0 完成です。部分塗装仕上げの場合はゲート跡やヒケがそのまま表面に出てくるので、ゲート処理や表面処理がとても重要でした。お気楽汚しVer.1.0の場合も、ゲート痕が残っていればとても目立ってしまいます。お気楽汚しVer.2.0はゲート跡も焼鉄色スポンジポンポンで目立たなくしてしまうという、実は究極の「手抜き」製法なのです。でも、その効果は絶大なので、ドンドン深みにハマってしまうのですよね。ただ、いつもお伝えしているのですが、この手法が決して正解ではありません。この手法が「楽しい」と感じていただき、いろいろな表現方法にチャレンジするキッカケになってくれたらいいなぁ〜って思っています。
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット “マスターグレード”MS-06J ザク Ver.2.0使用
MS-06J ザクII デザートカラー風
製作・文/らいだ〜Joe
©創通・サンライズ