1/72でプラモ化した「太陽の牙」メンバーと「ダグラム」で魅せるヴィネットを製作!
2022.03.04太陽の牙セット【マックスファクトリー 1/72】 月刊ホビージャパン2022年4月号(2月25日発売)
太陽の牙セットをヴィネット仕立て魅せる
1/72クリン、ロッキー、キャナリー、チコ、ビリー、ナナシ、フェスタ、ハックル、ジョルジュの太陽の牙メンバーに、ゲリラの踊り子リタ・ベレットにグランドサーチを加えた太陽の牙セットがついにリリースされる。作例はこのキットにダグラム アップデートver.を追加したヴィネット仕立てで製作。作戦の後に川の畔で合流する太陽の牙メンバーの様子をイメージしている。
今回製作させていただいたのは、太陽の牙&リタ・ベレット、グランドサーチのセットです。1/72スケールとは思えないくらいのディテールの良さのフィギュアです。分割もよく考えられており、組み立てもスムーズにできます。
■組み立てについて
どのフィギュアにも薄くパーティングラインがあるので、まずそこをデザインナイフで消します。関節などにできた隙間はパテで埋めていきます。この時厚くパテを付けないようにしてください。厚く盛ってしまうとフィギュアが小さいため削れないので、一回で埋まらない場合は何度かに分けて盛っていくほうがいいです。
グランドサーチも普通に組んでいけばいいのですが、何ヵ所かヒケがあるので、パテを盛って消していきます。操縦席の後ろのアーチになっている部分の内側に押し出しピンの跡があるので、パテを盛って消したほうがいいでしょう。
■ヴィネットについて
今回は、フィギュアを活かすために、ダグラムを添えてヴィネットにしてみました。森林を抜けた湿地帯で、クリンとビリー達が落ち合う場面を作ってみました。
ヴィネットの地面は、100円ショップのディオラマベースをアイランド型にある程度カットしてプラ板で囲みます。隙間が結構空きますのでグルーガンで埋めます。土台ができたら、シーナリープラスターを流し込みます。乾燥後一度黒に塗装して、タミヤアクリルフラットアースを塗装します。ハイライトにタミヤアクリルミディアムグレイを塗装してベースの下地は完成です。乾燥後に木やグランドワークを行います。
ヴィネットを製作する手順としては、大きく3つ分けて、主役になるフィギュアや機体を完成させる。舞台になるベースの基礎を作る。レイアウトを決めてから、グランドワークをする、です。まぁ、簡単に言うと、役者さん決めてロケ地決めて、シチュエーションを決めるみたいな感じです(笑)。
マックスファクトリー 1/72スケール プラスチックキット “COMBAT ARMORS MAX”
太陽の牙セット
製作・文/小澤京介
COMBAT ARMORS MAX 太陽の牙セット
●発売元/マックスファクトリー●販売元/グッドスマイルカンパニー●4180円、2月予定●1/72●プラキット●フィギュア原型/平田英明(マックスファクトリー)、グランドサーチ原型/相樂ヒナト(マックスファクトリー)
Ⓒサンライズ
小澤京介(オザワキョウスケ)
AFVモデルを中心に活躍。最近はZOIDSやCBアーマーなど、そのウェザリング技術を活かした作例を多く発表する。