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趣向を変えた塗装法でプラモを華やかに!【和の伝統芸術】

2022.02.01

 
 

塗装中

 何度目かのコロナ感染拡大によって、図らずも時間ができたという人も少なくないのでは? そこでモデラーがやることと言えば、やはり“模型作り”ではないでしょうか。
 しかし、「いつもの塗装じゃ飽きてきた。」「何か新しい塗装方法を会得したい。」そんな方もいらっしゃるかと思います。
 そんなモデラーの皆さんにホビージャパンから、流行の時短と真逆の“ひと塗りひと塗り丹精込めた熟成製法”をご提案させていただきます!


晴れ着風塗装

▲ RX-78-2 ガンダム 製作/桜井信之

 はじめにご紹介するのはこちらの“晴れ着風塗装表現”。
 下層の色を意図的に“滲み出させる”という特殊な手法と手軽に購入できるネイル用シールを使用して、晴れ着のような和の美を究めた塗装を実現させています。
 普段の工程に少し手間を加えることで挑戦が可能ですのでいかがでしょうか。


漆塗りと蒔絵の工芸品仕立て

▲ 佐助デルタガンダム 製作/漆×遊び×挑戦

 次にご紹介するのは、伝統工芸品でよく目にする“漆塗り”と“蒔絵”での塗装方法!
 プラモに漆を使えるのか? と思う人もいるかもしれませんが、意外や意外。こんなにも美しい仕上がりのプラモデルが完成してしまうのです。
 漆を扱えるという方は少ないかもしれませんが、部分的に使用するだけでも見栄えがガラリと変わるかと思いますのでぜひ挑戦してみてください。


絢爛豪華な“金箔押し”仕様


 

▲ 朱羅 玉藻ノ前(祝宴Ver.) 製作/Rikka

 最後にご紹介するのは、眩しいほどに輝くこちらの“金箔押し”です。
 金屛風のような黄金は、塗装の金では表現できない煌びやかさをもっています。
 専用の接着剤が必要だったり、箔押し作業の繊細さと難易度は少し高めですが、金箔の輝きをぜひ己の作品に取り入れてみては?


 いかがでしたでしょうか。模型の塗装で、漆や金箔などが使用された作例というのはなかなか珍しいかと思います。新たな方法を試してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
 しかし、「さすがに金箔や漆を買う勇気がない……。」という方も少なくないでしょう。 ここまで特殊な素材は使わずとも、最初にご紹介した晴れ着風塗装のような、画材屋で簡単に入手できるもので「粋塗装」を楽しむことは可能です。詳しくは、本日より電子版も発売になった「月刊ホビージャパン 3月号」にて今回ご紹介した塗装方法含め、特集にて解説しておりますので、ぜひこちらもご覧ください!

©創通・サンライズ ©KOTOBUKIYA・RAMPAGE ©Masaki Apsy

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