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伝説の爆撃機が1/144で登場! 「 B-52H ストラトフォートレス」 “バッカニアーズ”

2022.01.31

B-52H ストラトフォートレス“バッカニアーズ”【アカデミー 1/144】 月刊ホビージャパン2022年3月号(1月25日発売)

B-52H ストラトフォートレス  特写

半世紀以上の運用を経たレジェンド戦略爆撃機

B-52H ストラトフォートレス  俯瞰

 アメリカ空軍のB-52ストラトフォートレスは、1963年の運用開始以降、約60年が経過した現在も第一線に配備されている戦略爆撃機だ。アカデミーから新発売となった1/144スケールのB-52Hは、現在運用中の最新タイプをモデル化。まさかのガチンコ対決となった先発のグレートウォールホビーとは異なるコンセプトでモデライズされた完全新金型キットで、一体成型を多用した作りやすいパーツ構成、通常爆弾を中心とした付属ウェポンなどがポイント。1/144ながら全長約34cm、全幅約39cmの大ボリュームで、伝説の爆撃機が手軽に作れる!

マーキング メンフィス・ベルIV
▲マーキングは3種類が用意されている。作例はボックスアートと同じ「メンフィス・ベルIV」を選択。キットには詳細なカラー塗装図も付属している
塗装は全面グレーFS36118
▲塗装は全面グレーFS36118、タミヤのスミ入れ塗料(ブラック)でスミ入れおよびウォッシングしデカールを貼り、乾燥後に3/4ツヤ消しでオーバーコート
機首上部
▲機首上部。キットにはキャノピーのマスキングシートが付属し、きれいに仕上げられる。前面には0.3mm真鍮線でワイパーを追加した
胴体内部の爆弾倉と降着装置
▲胴体内部の爆弾倉と降着装置は開閉状態を選択可能。主翼下パイロンのウェポンは通常爆弾装備としたが、JDAM誘導爆弾を選択することもできる
エンジンポッド
▲エンジンポッドは内部のファンやノズルを内蔵式にするなど凝ったディテール。組み立ては容易だが、主翼への取り付け時はきつめなので注意
主翼外方の補助輪と増槽
▲主翼外方の補助輪と増槽。塗装はサーフェイサーエヴォ ブラックで下塗り後、パネルラインの黒の部分をわずかに残しつつダークグレーを吹き付け
胴体内部の爆弾倉は脚庫と一体式
▲胴体内部の爆弾倉は脚庫と一体式。この時点で爆弾倉ドアの開閉や駐機状態と飛行状態の選択を行なう
コクピット
▲コクピットにはシートベルトやメーターパネルなど、キャノピーから見える範囲のディテールアップを施した
爆弾倉の爆弾
▲爆弾倉の爆弾は別体で組み立て塗装し後付けとしたが、取り付けが難しいので説明書通りに先付けをおすすめ
B-52H ストラトフォートレス  
▲細長い胴体、アスペクト比の高い主翼、爆弾倉前後のタンデム式主車輪、翼端近くの補助輪など、B-52の特徴を的確にとらえた好キット。先発のグレートウォールホビーのキットと比べても勝るとも劣らない出来映えを誇る

アカデミーの最新B-52キット
 今回担当させていただくのは、アカデミーより発売された1/144のB-52Hです。B-52の1/144キットといえば、直近でグレートウォールホビーも同じH型をリリースしていますが、本キットはアカデミーのオリジナル新金型キットとなります。爆弾倉の開閉が選択でき、主翼に懸架する爆弾の種類を選べるようになっています。パーツの合いはおおむね良好ですが、一部はめ合わせがきつい部分があるので注意が必要です。

胴体の組み立て
 組み立ては脚庫と爆弾倉が一体となったパーツからになります。この時点で爆弾倉の扉を開けるか閉じるかを決めなければなりません。また脚柱も後から組み込むのは困難なので、駐機状態と飛行状態でそれぞれ専用のパーツを先に取り付ける必要があります。
 組み込む爆弾の取り付けは、説明書通りに先に取り付けたほうがよいようです。筆者は爆弾を後から取り付けるようにしてしまい、大変苦労してしまいました。
 コクピットは少ないパーツと一体成型のシートでそれらしくできており、スケールを考えれば充分でしょう。ただキャノピーがきれいで中がそこそこ見えるので、シートベルトを追加し、メーターパネルにはストックのデカールでそれらしくしておきました。
 胴体内部に組み込むパーツが結構あるので、忘れずに取り付け、胴体を完成させます。前後しますが、脚柱は先に取り付けますが、後の塗装工程を考え、タイヤは完成間際に取り付けることとします。

翼・エンジン関係の組み立て
 主翼は上下分割でフラップが別パーツとなっていますが、ダウン状態には組めないのでそのまま接着してしまいましょう。翼先端の補助輪庫内をC352クロメイトイエロープライマーで塗装しておくのを忘れずに。
 主翼と胴体は気持ちがよいくらいピッタリと合いますが、水平尾翼は胴体とのはめ合わせがきついので、穴を広げるなどして調整します。
 エンジンポッドの組み立てはすんなりいきますが、主翼への取り付けはやはりきついので調整は必須です。主翼下に懸架するラックも同様で、多少ゆるめにしたほうがよいでしょう。今回武装は通常爆弾装備としました。このラックおよびエンジンポッドはそれぞれ組み立て・塗装を終わらせておき、本体の塗装後に取り付けるようにします。
 胴体に主尾翼を取り付け、マスキングしたキャノピーも取り付けてしまいます。この後塗装となります。このキットにはキャノピーのマスキングシートが付属しているので助かります。窓枠のモールドにピッタリと合い、きれいに仕上がります。追加工作として0.3mm真鍮線を利用してワイパーを取り付けました。簡単でよいアクセントになります。

塗装およびマーキング
 マーキングは箱絵と同じバークスデール空軍基地所属の第20爆撃飛行隊“バッカニアーズ”「メンフィス・ベルIV」としました。塗装は全面グレーFS36118で、GSIクレオスのMr.カラーC305になります。
 まず全面をガイアノーツのサーフェイサーエヴォ ブラックで下塗り。その後パネルごとにC305を乗せていきますが、パネルラインの黒の部分をわずかに残します。
 資料本を見ると、機首および主翼端が明らかに明度の違うグレーになっているのが確認できます。作例でもC305に若干ライトグレーを混ぜわずかに明度を上げたもので塗装してあります。
 次に、タミヤのスミ入れ塗料(ブラック)でスミ入れおよびウォッシング。終了後デカールを貼り、乾燥後に3/4ツヤ消しでオーバーコートします。その後別途組み立て塗装を済ませておいたエンジンポッド、タイヤ、爆弾ラック、増槽、脚カバーなどを取り付けて完成です。

最後に
 このキットも含め、最近のキットはよくできているものが多く、あまり指摘するようなところはありません。グレートウォールホビーのキットは、機首まわりの雰囲気がまったく異なり、また特徴的なフラップを作動状態で組めるという利点があります。対してアカデミーは入手しやすく、手軽に作ることができるなど、両者のアプローチの違いがわかります。選択肢が多いのはよいことで、どちらが正しいとかではなく、作り手の好みで選べばよいと思います。

B-52H ストラトフォートレス

アカデミー 1/144スケール プラスチックキット

B-52H ストラトフォートレス“バッカニアーズ”

製作・文/山田昌行

B-52H ストラトフォートレス“バッカニアーズ”
●発売元/アカデミー、販売元/インターアライド●3960円、発売中●1/144、約34.0cm●プラキット

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山田昌行(ヤマダマサユキ)

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