ハイスペック仕様の用途別スジ彫りニードル「リーゲルニードル」を紹介
神の手研究所
2021.11.07
神の手研究所 月刊ホビージャパン2021年12月号(10月25日発売)
工具メーカー「ゴッドハンド」の工具をワンテーマで掘り下げる本コーナー。今回はスジ彫り用のニードル。近年主流になっているタガネにも負けないハイスペック仕様になっていますよ。
▲ 今回は新商品「リーゲルニードル」を「フレームアームズ・ガール アーキテクト ニパ子ver.(11月発売予定)」を使ってご紹介します。本品は用途を分けた2種のケガキ針です。直進安定性がありしっかりと彫り進めるGerade(ゲラーデ)と、曲線などのまわし彫りや多くの場面で汎用性の高いKurve(クルヴェ)のセットです
▲ ゲラーデは先端が四角錐になっており、角に向かって進む力を加わえて使います。ガイドテープを使うと滑らかに彫り進めるのできれいに仕上がります。扱い方を覚えるとフリーハンドでも直線を彫ることができますよ
▲ クルヴェは先が細く、曲線やガイドに沿った線を引くときに針先が自由に動いてくれます。自由度も高くとても使いやすいケガキ針ですが、ゲラーデと違いガイドを使わないと線がよじれやすい性質があります
モールドをシャープに彫り直し
▲ ゲラーデとクルヴェを使い分けてモールドを彫り直していきます。曲線や円、複雑な線の場所はクルヴェを使うと楽です
▲ しっかり直線を出したいところはゲラーデにて。丁寧に彫り直すことでスミ入れが細くクッキリします。左側が彫り直したものです
▲ 彫り直し以外にもスジ彫りを追加して塗り分けてみました。マスキングテープをガイドにしてケガきます。彫り進む方向と四角錐の角を合わせることで針先がブレずに進むため、マスキングテープでも歪まずしっかりと直線を引くことができます
完成!
▲ きっちりとモールドの彫り直しを行えば、塗装後もそのディテールが際立ちます。時間をかけてしっかりと行えば、作品の見映えが確実に上がるでしょう
こんな使い方も…?
▲ ゲラーデは先端が丈夫なので、突き立てて回すことでドリルの下穴開けにも使えます
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※使用しているキットはサンプルのため、実際の製品とは異なる場合がございます。