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メンテナンス性抜群の強化ガラス製ヤスリ!「MENGガラスやすり 」【月刊工具】

2021.09.10

月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2021年10月号(8月25日発売)

メンテナンス性抜群の強化ガラス製ヤスリ!「MENGガラスやすり 」【月刊工具】

メンテナンス性抜群の強化ガラス製ヤスリ!

 毎回工具&マテリアルをピックアップしてお届けする好評連載「月刊工具」。今回はモンモデルの「ガラスやすり」をピックアップ。多種多様なスケールモデルを展開するモンモデル。実は「DSPIAE(ディスペイ)」という工具メーカーと協力して、モンモデル商品向きのアイテムも作っているんです。今回はそんな「MENG DSPIAE 」アイテムのなかから、ちょっと特殊なヤスリ、ガラスやすりを紹介します。

068 Product_name Glass file
解説/けんたろう、月刊工具スタッフ

MENGガラスやすり ショート、ロングの商品画像

MENG ガラスやすり ショートロング

●発売元/モンモデル、販売元/GSI クレオス●990円(ショート)、1540円(ロング)、
発売中

実際に使用している動画もチェック!

impression

ショートとロングのガラスやすりとケースがならんでいる画像
▲ ガラスやすりはガラス製のヤスリ目を持つ板ヤスリで、ショートとロングの2種類あります。ショートは手のひらに収まるサイズで片面がヤスリ面になっており、ロングは長いぶん少しだけ持ち手になる部分があります。それぞれのサイズに合ったケースも付属
ガラスやすりをアップにした画像
▲ 番手としては10000番~12000番相当で、かなり高い番手のヤスリになります。ヤスリ面はナナメに目の整った単目で、対象に当ててタテ方向に動かすことで削ることができます。削ると表面がかなりツルツルの光沢になります

How to use

 ガラスやすりを手に持っている画像
▲ サイズはキットパーツ加工に程よい手に収まる大きさ。ガラス製のため透けていて、見映えもよい工具になっています
ガラスやすりでパーツをやすりがけしている画像
▲ 使い方は金属ヤスリと同じく、一方向に押すように削るのが基本。高番手のため力を入れすぎず表面をなでるようにヤスリがけしましょう。ガラスがたわむことはなく対象にしっかりとあたるため、番手の数字以上に削れる印象があります。また透けているおかげで当てている部分が見えます。これは地味にうれしいところです
やすりがけしたパーツとガラスやすりの画像
▲小さい面なのでわかりづらいかもしれませんが、削った部分はツルッとした光沢面になります。ゲート跡の処理では元のプラスチックの光沢に近くすることができます
やすりがけしたパーツのやすりがけをした部分をアップにした画像
▲切削力があるのでゲート跡ごとまとめて面もキレイにならすことができます。削った部分が光沢になるのでどの部分が削れたか判別しやすくなります
つや消しをして質感を整えたパーツの画像
▲やすりの角が当たってしまうと細かな線のキズができたり、光沢が強すぎる面ができたりとヤスリのサイズ以上に広い面では質感が整わない場合があります。その際はフィニッシュ系のアイテム(写真はGSIクレオス「Mr.メラミンスティック つや消し仕上げ用」を使用)で質感を整えてあげましょう( Mr.メラミンスティック つや消し仕上げ用 )
パーティングラインを仕上げた画像
▲パーティングラインも同じようにガラスやすりで削って整えてから、メラミンスティックでツヤ感を整えるととてもきれいに仕上がります。成型色の仕上げでは見映えのアップに役立ちます
曲面のあるゲートが2つならんでいる画像
▲曲面にあるゲートでもヤスリを面に沿わせていくように数回ヤスリを当てることでキレイに処理できます。光沢の仕上がりが曲面のゲート跡をなかったかのように消してくれます

洗浄、保管とメンテナンス性は抜群!

ガラスやすりをメンテナンスしている画像

 素材がガラスのためにまず錆びる心配がありません。なので水でジャブジャブと洗うこともできます。水気を切って拭えばキレイになり、またメラミンスポンジでなでることで細かい削りカスも除去できます。専用ケースもありますがそこまで保存に気にする要素はなく、耐久性も高いため長く使うことのできる工具になっています

クリアパーツを手に持っている画像
▲ 高番手かつゲート跡をキレイに仕上げる力は塗装をあまり行わないクリアーパーツの処理にはとても役に立ちます。普通ならゲート跡を削るヤスリがけで透明度が下がりそこから光沢を戻していく工程がありますが、ガラスやすりであれば同時に行うことができます
クリアパーツをガラスやすりでやすりがけしている画像
▲ ゲート跡やバリをまとめて削り取っていきます。ここでも力はかけすぎないよう、軽く動かすのがポイントです。ヤスリがけした面が光沢を保つため周りと同じ透明度でゲート跡の処理ができました。細かな部分もガラスやすりならクリアーパーツをキレイなまま処理することができます

まとめ

パーツをガラスやすりでやすりがけしている画像とガラスやすりとニッパーとナイフがならんでいる画像

 ガラスやすりは高番手で削り跡が光沢面になるので、パーツすべてをツルツルにできるのかと試してみましたが、広い曲面などでは光沢にムラ(写真:左)が出てしまいます。また切削力があるため塗装面の研ぎ出し(写真:中央)も難しく、フィニッシュ作業には向いていないようです。
 削るとともに表面をキレイにできるガラスやすりはキットの素組みに最適なツールといえるでしょう。写真:右のようにニッパー、ナイフに加えてガラスやすりがあればキレイにゲート跡を処理でき、またクリアーパーツでは光沢を保ったまま作業できるため効率もアップします。使ってみると性能はもちろん、ツールボックスに収めやすいサイズ、錆びず頑丈といったガラスやすりならではの扱いやすさも実感できるでしょう。

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