MAX渡辺&横山宏の最新作例「バジャー」と「ヌーサンス」を先行公開のハセガワ 「グリフォンエッグ(G EGG)」とあわせてご紹介!! さらにマシーネン関係展示会レポートもお届け!【Ma.K in SF3D】
2026.08.21Ma.K. in SF3D Photo Story 「救出」
「そんな怖い顔しないで。あの子は簡単にくたばるようなタマじゃないわよ」
「アンナのラプーンと通信が途絶えてもう8時間も経ってるのよ。犬どもの動きに私がもっと早く気づいていれば、こうはならなかったのに」
リンは悔しさをにじませて、ルーシーの言葉を遮るように嘆いた。
独立第71装甲猟兵連隊第1中隊は激戦地を転々とする部隊で、リン、ルーシー、アンナの3人は森林地帯での任務を終えて砂漠地帯で展開される隠密作戦に参加していた。最新型の特殊偵察機バジャーに搭乗したリンはアンナ、ルーシーとともに夜間の強行偵察に出撃。リンは慣れないバジャーの機器の操作がスムーズにいかず強力なジャミングを出しながら接近する敵の新型機ダックスフントに包囲されてしまい、被弾したアンナと通信が途絶えていた。
「ねえ、ルーシー。スーツが動かなくて通信不能になった時、あなたならどう動く?」
リンはアンナが助かるためにどう行動するかをルーシーに問いかけた。
「標的になりやすい砂漠で夜を過ごすのは危険だから岩場まで移動するわね。そんな話を少し前にアンナとしたことがあるの。動ければの話だけど」
「賢明な判断だわ。犬どもに包囲された地点から一番近い岩場までの距離は30km以上ある。傷ついた体でアンナはその距離を移動できるかしら」
「生き延びるためなら、あの子はなんだってするわ。あなただってそうでしょ」
「そうね。きっとそうするわ」
リンとルーシーは本部に戻り、砂漠から一番近い山岳地帯を哨戒中の部隊に、近辺に身を潜めているであろうアンナの救助要請ができないか中隊長のレジャー少尉に懇願する。鬼気迫る顔で詰め寄るリンに気圧された中隊長は該当領域を管轄する中隊を統率するかつての上司に連絡を入れた。
該当領域を哨戒中の改良型ファルケが上空から砂漠地表を撮影した際に人影らしきものが映っていたとの報告を受け、リンとルーシーはアンナが生きていること、岩場へ向かっていることを確信する。
アンナが被弾してから2日目の夜が明けた頃、奇しくもリンとルーシーの乗機と同じバジャーとヌーサンスが哨戒中の岩場でアンナを発見した。
「あんたたち、よくここがわかったわね」
アンナは絞り出すような声でそう呟いた。
関西マシーネン会レポート
2026年7月5日に関西地区の『Ma.K.』模型展示会「関西マシーネン会」が大阪南港ATCで開催された。2年ぶりの開催となり多種多様な力作が集結。横山氏が古希を迎えたこともあり作品の展示で祝福メッセージも見受けられた。
キチジョージ・モケイ展レポート
2026年7月4日、5日に東京・吉祥寺の「ギャラリー永谷」で「キチジョージ・モケイ展7」が開催された。40年前の“1986年”のアニメ作品などのキット完成品や横山氏の月刊ホビージャパン掲載作例などが展示された。
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© Kow Yokoyama 2026

























