『創彩少女庭園』待望の第2弾
「小鳥遊 暦」キットレビュー!!
2021.05.15
『創彩少女庭園』第2弾「小鳥遊 暦」がついに発売!第1弾の結城 まどかとは異なるメガネスタイルな大人しい雰囲気の女の子。形状が複雑なショートタイプの髪形を再現したパーツ構成や豊富に用意された小物類など、プレイバリューの高さも小鳥遊 暦の魅力といえる。
作例を手掛けたのはurahana3。『創彩少女庭園』特集号である「ホビージャパンエクストラ 2021 Winter」では結城 まどかをウェイトレス姿へと大胆アレンジしたが、今回はキットレビュー。各部の製作ポイントやキット仕様を活かしたアレンジ遊びをお届けしていこう!
『創彩少女庭園』より、2人目の女子高生・小鳥遊 暦ちゃんを製作しました。結城 まどかちゃんのお友達のメガネっ娘です。優等生タイプで髪型もおとなしく派手さはない感じですが、そのぶん細部まで丁寧に仕上げないと粗が目立ちやすいかと思いますので、作業は慎重に行っていくのが吉です!
冬服バージョンですので腕はブレザー仕様になっているのですが、前腕部分は合わせ目がちょうど服の縫製になるようにデザインされています。上腕は合わせ目の位置的にそうなっていませんので、合わせ目を消した後に縫製部分のスジ彫りを彫り直し、前腕と縫製ラインが繋がって見えるように深さを出しておきます。胴体部分も同様に縫製のスジ彫りがありますが、BMCタガネでラインを彫り直しておきます。
ブレザー正面の金ボタンは塗装後に後ハメ出来るように元のパーツからボタン部分だけを切り離しておきます。ボタンを塗装後に、正面から埋め込むイメージです。塗装後の塗膜分を考えて、ブレザーの穴径は気持ち緩めに調整しておきます。
胸元のリボン用に細かい白ストライプがデカールで付属しているのですが、今回はマスキングで処理しました。0.4mm幅のマスキングテープを、設定イラストを見ながら同じように貼っていきます。その後、赤系で塗装して完成です。
ハンドパーツはたくさん付属しているのですが、1個1個爪にマニキュア風塗装をしてみました。暦ちゃんは、メイクはしないけどネイルのオシャレは楽しんでいるイメージなので。控えめなピンク系です。
最後、トレードマークのメガネですがレンズが抜かれていませんので、マスキングして塗装する必要があります。裏表マスキングしなければいけませんので丁寧に。メガネ自体はクリアーパーツですので、メインの赤の他にピンク、クリアーパープル、クリアーブラウンと4色用意してみました。クリアーカラーでの塗装は、縁の厚みを感じにくくなり顔馴染みも良くなるのでオススメです。メガネの色ひとつで表情ががらっと変わりますので、ぜひお好きなカラーで仕上げてみてください!
コトブキヤ 1/10スケール プラスチックキット“創彩少女庭園”
小鳥遊 暦
製作・文/urahana3
小鳥遊 暦【令法高等学校・冬服】
●発売元/コトブキヤ●6380円、発売中●1/10、約15.3cm●プラキット
Ⓒ KOTOBUKIYA