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『装甲悪鬼村正』の宿敵・正宗がMODEROID化!! 水性塗料筆塗りで鎧らしい渋みのある金属表面を再現!

2026.04.13

相州五郎入道正宗【グッドスマイルカンパニー】 ●清水圭 月刊ホビージャパン2026年5月号(3月25日発売)

世に鬼あれば鬼を断つ
  世に悪あれば悪を断つ
    ツルギの理ここに在り

相州五郎入道正宗 
特撮

PCゲーム『装甲悪鬼村正』から驚愕のMODEROID第2弾
宿敵・正宗を筆塗りマイスターが仕上げる

 MODEROIDで2024年に発売された『装甲悪鬼村正』の「三世村正」に続いて相州五郎入道正宗がまさかのプラキット化となった。
 こちらの正宗はヒロインの綾弥一条の劔冑(ツルギ)として登場。現実の天下五剣の正宗よろしく、作中でも“天下一名物”として扱われており、主人公たちとは宿敵として対立する関係になる。装備は太刀と脇差し、さらに七機巧(ななつのからくり)という隠し武装があり、キットでも一部再現されている。
 作例では水性塗料筆塗りの第一人者である清水圭が鎧らしい渋みのある配色で塗装。金属色に薄く細かく色を重ねていくことで、鍛造された鉄器のきめ細かな金属表面を再現している。全塗装に合わせた工作ポイントとともにご紹介しよう。

相州五郎入道正宗 
前(二刀流)
▲劇中では荘厳な劔冑として天下一名物と呼ばれ、正義の味方として出てくるが、いざ戦闘シーンでは特異な話し方とグロテスクな戦法もあって悪役のような印象に……そのギャップも正宗の人気のポイントのひとつだろう
相州五郎入道正宗 
後ろ
相州五郎入道正宗 
前

▲正宗は天牛虫(カミキリムシ)がモチーフ。作中の独立形態ではその姿も見られる。鍬形は触覚、背面には脚など、虫らしい形状が確認できる

相州五郎入道正宗 
ポージング
▲戦闘シーンで見られた飛行中の姿でディスプレイできるように専用台座と首の広い可動域が用意されている
装備の太刀と脇差しは刀身の差し替えで抜納刀を再現
▲装備の太刀と脇差しは刀身の差し替えで抜納刀を再現
太刀を高熱にして溶断する朧・焦屍剣を再現した刀身パーツ。
▲太刀を高熱にして溶断する朧・焦屍剣を再現した刀身パーツ。こちらはモデラーによる塗装だが、キットでは塗装済みパーツとして収録
陰義発動の際に各所に浮き出る文字はデカールで再現
▲陰義発動の際に各所に浮き出る文字はデカールで再現
七機巧の「飛蛾鉄炮・弧炎錫」のギミックを搭載。
▲七機巧の「飛蛾鉄炮・弧炎錫」のギミックを搭載。中にいる綾弥一条の骨肉を弾丸として放つ、正宗の代表的な武装だ
相州五郎入道正宗 
真後ろ 羽展開状態
▲飛行時に見られる羽は背中に収納されており、うち1枚は展開が可能
相州五郎入道正宗 
横
▲各所に見られるリベットも見どころのひとつ。作例ではメタリックシリーズ水性マーカーのフラッシーゴールドにてひとつずつ塗装した
焼鉄色を下地で塗装したもの
ごく薄くティターンズブルー2、ベギルペンデ バイオレットと重ねて濃紺の金属表面色にしたもの
本体の基本塗装では焼鉄色を下地として、ごく薄くティターンズブルー2、ベギルペンデ バイオレットと重ねて濃紺の金属表面色としている
▲本体の基本塗装では焼鉄色を下地として、ごく薄くティターンズブルー2、ベギルペンデ バイオレットと重ねて濃紺の金属表面色としている
顔アップ 塗装後の状態
合わせ目が見られる部分はリベットを一度消している
工作後にウェーブの丸リベットを取り付ける

▲合わせ目が見られる部分はリベットを一度消しつつ、工作後にウェーブの丸リベットを取り付ける

肩にも中央に合わせ目が来るため削ってから再度リベットを取り付け
裾にも中央に合わせ目が来るため削ってから再度リベットを取り付け。リベットのサイズの違いをアクセントとして活用した

▲裾や肩にも中央に合わせ目が来るため削ってから再度リベットを取り付け。リベットのサイズの違いをアクセントとして活用した

足元アップ
チッピングにはタミヤエナメル塗料のメタリックグレイ、ウォッシングにはタミヤスミ入れ塗料のダークブラウンを使用
▲チッピングにはタミヤエナメル塗料のメタリックグレイ、ウォッシングにはタミヤスミ入れ塗料のダークブラウンを使用

 今回製作したのはニトロオリジンのADVゲーム『装甲悪鬼村正』の「相州五郎入道正宗」です。さすがの石渡マコトさんデザイン、めっちゃカッコいいです! 完成すると圧倒的ボリューム感に大満足のこの機体、さっそくやっていきましょう。
 キットのシルエットはとても良いので、細部と工程的に消えてしまうディテールの再生を中心に工作します。特に全身に刻印されたリベットは繊細、かつ合わせ目にまたがるところがあるので、そこはいったん削り落としてウェーブの丸リベットで再生。丸リベットは最小サイズでもキットより若干大きいですが、削り落とすのはパーツの中心位置にあるリベットになるのでセンターに大きいリベットが来ることで良いアクセントになりました。また、頭部を中心にエッジを薄く削り込みます。
 塗装についてはいつもの水性ホビーカラー筆塗り。今回は下地にラッカーの焼鉄色を使用しました。全体に金属感を出したかったので上に乗せる塗料は薄め。下地を活かすように筆を立てて叩き付けるスタンピングで1色目は1度塗りのみしています。タッチとして加える2色目もあくまで補助的に2度塗り程度。黒、グレー部分も軽く下地の焼鉄色の明度、色調を調整する程度に色を乗せています。ブラック、ゴールドで暗めの暖色系方向に、青竹色で寒色系方向にそれぞれ調整しました。
 今回の塗装で一番難敵とも言える全身に施されたリベットと縁取りのゴールドは、筆塗りではなくマーカーを使用しました。昨今アクリル系のマーカーが各社から販売されていますが、こういった細部のちょい塗りにはとても便利です。
 デカールのあと、スポンジチッピングを行いますが、塗装剥げ、というよりはエッジの強調として行いました。今回は下地の焼鉄色に近いタミヤエナメルのメタリックグレイを使用。チッピング保護でプレミアムトップコート半光沢を軽く吹いてからウォッシング、綿棒で拭き取りして完成です。

グッドスマイルカンパニー ノンスケールプラスチックキット“MODEROID”

相州五郎入道正宗

製作・文/清水圭

MODEROID 相州五郎入道正宗
●発売元/グッドスマイルカンパニー●8800円、発売中●約16cm●プラキット


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清水圭(シミズケイ)

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