伝統の初代モデル? カワイイ現行モデル?
「スーパーカブ」プラキット解説
2021.07.22
スーパーカブのプラキットはフジミ模型から初代、現行モデルが展開中。特に現行モデルは接着剤不要の「NEXTシリーズ」でキット化されておりカラーバリエーションも豊富だ。パーツごとに色分けもされているので、素組みでも充分見映えのするものになっている。
それぞれのキット仕様を解説していくので、キットチョイスの参考にしてみてほしい。
◉初代&現行モデル
◉初代モデル
塗装前提の単色成型。メッキ加工もないので塗装派には自由度が高いキットといえるが、メッキ調の仕上げを塗装で行うのは難しいので好みが分かれるところだ。
組み立ては接着必須でビスは使わない。表面にビスが見えることはなく実車と同じボルト表現で統一されるので、ディテール感は上々。組みっぱなしで塗装にのみ注力しても充分見映えのするスーパーカブが完成する。
ホンダ スーパーカブ C100(1958年)
●発売元/フジミ模型●3190円、発売中●1/12、約15cm●プラキット
◉現行モデル
素組み状態シール無し。ほぼ色分け再現されているだけでなくツヤ感も再現されているので、非常に満足度の高い仕上がりといえる。基本的に接着剤を使わなくても組めるが、強度に不安があるところや個体差でパーツが取れやすくなっている場合には接着剤を使ったほうが精神的にも良い。
シルバーのパーツが成型色だと質感がいまいちなので工夫したいところ。それだけで見映えはガラリと変わりそうだ。
ホンダ スーパーカブ110(タスマニアグリーンメタリック)
●発売元/フジミ模型●3960円、発売中●1/12、約15.5cm●プラキット
最注目&待望の新作キット
「CT125ハンターカブ」テストショットレビュー
2019年に復活・リリースされて間もなくキット化が決まった「CT125ハンターカブ」。実車→プラキットのスパンが短いのは、ここ最近ではメーカーフラッグシップマシンがほとんど。ハンターカブの人気の高さがうなずける展開といえる。
今回はフジミ模型から届いた最新のテストショットとともに形状をピックアップしていく。発売時期はまだ未定だが、リリースタイミングの目途は見えているだろうと思える仕上がり具合。あまりラインナップの無いアウトドアスタイルのバイクなので、いろんな模型遊びが楽しめそうだ。
ホンダCT125(ハンターカブ/グローイングレッド)
●発売元/フジミ模型●価格未定、発売時期未定●1/12、約21cm●プラキット