プロモデラーノモケンが気になるアイテムや試してみたいものを紹介するこのコーナー。今回取り上げるのはGSIクレオスから発売中の「Mr.マスキングテープ」シリーズ。テープの幅に種類があるだけでなく「弱粘着」「強粘着」といった粘着力の違いもラインナップ。それら特徴はどういったところで活きるのか。また細帯や○△などカット済みのシートタイプともあわせて、これらマスキング材の用途、用法を紹介していきます。
Mr.マスキングテープ&シートのラインナップ紹介
▲Mr.マスキングテープの通常版で、幅は6、10、18mm。極薄の和紙が基材でノリは剥がしても残らないアクリルのりが使われています
Mr.マスキングテープ 6mm
●発売元/GSIクレオス●121円、発売中
Mr.マスキングテープ 10mm
●発売元/GSIクレオス●154円、発売中
Mr.マスキングテープ 18mm
●発売元/GSIクレオス●209円、発売中
▲3種は幅の違いのみ。やや透けぎみの黄色でしなやかに扱えるテープ。ノリ面もベタ付き過ぎず、手でも簡単にカットできます
▲6~18mm幅と同じ材質のワイドタイプ。一度に広く覆えるのはもちろん、切り出して使うこともできます
Mr.マスキングテープ ワイド 50mm
●発売元/GSIクレオス●605円、発売中
▲ボックス型のPET製ケース入りで保管しやすくホコリの付着も防ぎやすい。開口部のフチが波型で簡単にテープカットができるのも便利
▲10mm幅では標準タイプよりも粘着力を弱めた「弱粘着」と粘着力を強めた「強粘着」もラインナップ。いずれもマスキング材として「貼って、剥がす」使い方はおなじで、粘着力が「弱め」「強め」という使い勝手になります。その活かし方は後ほど紹介します
Mr.マスキングテープ 弱粘着 10mm
●発売元/GSIクレオス●176円、発売中
Mr.マスキングテープ 10mm
●発売元/GSIクレオス●154円、発売中
Mr.マスキングテープ 強粘着 10mm
●発売元/GSIクレオス●176円、発売中
▲テープ自体は標準と同質で、粘着力が弱はブルー、強はオレンジ。ラベル代わりに色で使い分けもしやすくなっています
▲カッティングマットに貼ったところ。いずれも下地が透けるので、テープ越しにカットの目安をつけやすいです
▲アソートセットは標準 黄の10㎜と18mm、弱粘着 ブルー10mm、強粘着 オレンジ10mmのセットです
Mr.マスキングテープ アソートセット(4タイプ)
●発売元/GSIクレオス●715円、発売中
▲各巻きの間に仕切りの入ったPETケース入り。ワイドタイプ同様にホコリを避けやすく、保管にも助かるスタイル。開口部のフチで簡易的なテープカットも可能です
▲幅1mm、2mmに切り込み済みのマスキングシートが各1枚のセット。切り出す手間もなく、同じ細さが揃うのはマスクのフチ取りや隙間埋め用にとても助かります
Mr.細切りマスキングシ-ト1ミリ幅/2ミリ幅セット
●発売元/GSIクレオス●528円、発売中
▲1mm幅は長さ166mmが90本、2mm幅は同じく45本で1シート。整然と切り込まれ極細テープとして使い勝手がよいです
▲丸は3mmと5mm径、三角は正三角形と二等辺三角形(底辺3mm幅)がカット済み。その形状ずばりをマスクするだけでなく、角やアールをいかして、マスク“隅”の処理の助けになります
Mr.マスキングシート まる・さんかく
●発売元/GSIクレオス●605円、発売中
▲三角2種、丸2サイズが各1枚。カットされた内側だけでなく外周も切り取って利用できます
テープ幅の違いとそれぞれの使い勝手
標準タイプのマスキングテープを例に、テープ幅の違いが使い勝手にどう影響するのか、塗り分けでの使い分けを確認していきましょう。
▲マスキングテープは柔軟性があるので、緩いカーブに曲げつつ貼ることができます。細い方がより曲げやすく、カーブの外側はスムーズなラインに貼りやすいので、こちらをマスクの“境界”にするのが使いやすいです
▲膨らんだ面の中心線を境に右側をマスクするよう貼った例。細いと境界側を調整しやすく全面が密着できます。幅広では境界側を密着させると反対側にシワができやすくなります。塗り分けのマスキングではこうした傾向を踏まえ、幅を変えつつ使うことになります
▲幅広のテープは面をそのまま貼るだけで無く、カットして使うのにも便利です。例はコンパスカッターで円形に切り抜いたもので、円の内側も外側もマスク材として使用できます。より大きな円弧で切って、曲面にも馴染ませやすい帯にするなど応用ができます
▲塗り分けのマスキングではテープのフチを切り取ってシャープな切り口にしたところを境界に使うと、仕上がりがよくなります。テープのフチは微妙にヨレたりホコリがついたりすることもあるので、それを避けるわけです
マスキングでの塗り分け例
▲塗り分けの境界に沿って細切りテープを貼り、位置を整えつつ隙間がないように密着させます。その後に境界以外の範囲を広めのテープなどで覆うようにマスクしていきます
▲マスキングをしたら、色分けの塗り重ね。ここではエアブラシで吹き付け塗装をしています
▲マスクを剥がして塗り分けられた様子。シャープな境界でマスクの効果が分かります。一部に色が少し漏れているところはマスクが浮くなど密着していなかったことになります
マスキングテープは仮止めや付箋としても活躍!
マスキングテープは塗り分け例の様に「表面の一時的な保護」が主な用途ですが、それ以外にも便利な用品として工作中に使う場面が多いのです。
▲パーツの仮組みや接着剤が硬化するまでの仮固定。パーツ面や塗装面を傷めずに貼って剥がせるのはマスキングテープのもう一つの主用途とも言えます
▲ランナーから切り離したパーツを戻して固定したり、細かなパーツやクリアーパーツを無くさないようにテープを貼っておくなど、パーツの保管にも助かります
▲ランナーのタグを見やすいようにテープに書いて貼るなど、ラベル的に使うこともよくあります。テープの色が複数あるとそれで見分けやすくしておくこともできます
▲調色した塗料や用途などのメモ書きを貼った“付箋”のような使い方。貼り直せて油性ペンなどで書き込みしやすいといった特徴が活きます
貼って剥がせるマスキングテープは、箱や袋を閉じるなどパーツの保管や完成後の梱包でも重宝します。そうした用途や基本的な使い方を踏まえたところで、次のページでは粘着力の違いやシートを含めた活用について紹介します。
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