HOME記事工具・マテリアル小さなRが使いやすい! HGマイクロスクレーパーを試す!!

小さなRが使いやすい! HGマイクロスクレーパーを試す!!

2025.11.29

プロモデラー「ノモケン」が教える工具、マテリアルの使い方!! 【HGマイクロスクレーパーセット/ウェーブ】

 プロモデラーノモケンが気になるアイテムや試してみたいものを紹介するこのコーナー。今回取り上げるのはウェーブから発売の「HGマイクロスクレーパーセット」。刃先が小さめで曲線のスクレーパー(切削具)のセットで、ポイントを絞った切削や、狭い箇所への加工が得意そう。実際にどんなシーンでそれが活かせるのか、製品の特徴と使用場面で紹介していきます。


3種の曲線刃とグリップのセット

▲刃の先端方向が円弧になっている切削工具です。交換式の3つの形状とグリップがセットで、刃幅は4mm、6mm、10mm

HGマイクロスクレーパーセット【スクレーパー3種+グリップ(緑)】

●発売元/ウェーブ●4180円、発売中

HGマイクロスクレーパー単品 丸(S)

●発売元/ウェーブ●1430円、発売中

HGマイクロスクレーパー単品 丸(M)

●発売元/ウェーブ●1430円、発売中

HGマイクロスクレーパー単品 扇形

●発売元/ウェーブ●1650円、発売中

▲スクレーパーの刃はそれぞれ単品でも発売されています。グリップは「HGマイクロチゼル専用グリップ」と共通(色のみ異なる)なので、そちらに取り付けてもいいし、グリップを複数用意して交換いらずで使うこともできます

▲左の「丸(S)」は幅4mm、中央の「丸(M)」は幅6mm、「扇形」は幅10mm。いずれも厚みは1mmで取り付け枝の幅は2.5mm、刃は先端の斜めになった下辺の部分になります


掻くように削る、使い方

▲刃はチャックの中央で奥まで差し込んでおき、グリップを捻ってチャックを固定します
▲切削は削る箇所に対して垂直より少し傾けて手前に引くように動かします。切削面がカンナクズのように掻き取れていきます
▲それぞれの刃先でプラ板表面を切削したところ(3回繰り返し)。見た目通りにRが緩いほうが幅広に切削され、Rが小さい方はやや深めに削れています
▲繰り返し削った様子。こちらの方が彫れ具合が分かりやすいかもしれません。細い方はピンポイントで彫りやすく、幅広は広く緩い切削となります
▲刃先のRを利用して凹みミゾを彫った例。フリーハンドではよれやすいので、あらかじめガイドにチゼルなどでミゾを掘っておき、そこをなぞるようにするとブレにくくなります。左のミゾがチゼルで掘ったガイドミゾ(幅1mm)で、右はそのガイドをスクレーパーでなぞって彫ったものです
▲3種の切削を混在させ、木目調の跡をつけてみました。こんな利用法もできますという一例

似た切削具との違いを知ろう!

▲より実践的な使い方を紹介する前に、似た道具と比較して「HGマイクロスクレーパー」の特徴、利点を確認しておきましょう。まずはナイフや彫刻刀の平刃、平刀との比較。どちらも先端方向の刃があり奥まった箇所の切削ができますが、平らな刃は切削箇所に正対する向きで使うことになります。曲線刃では傾けても切削でき、奥だけでなく、内壁側を削るのにも使えます

▲続いて、曲線刃のナイフ、キサゲとの比較。いずれも曲線で切削部だけに刃をあてやすいのは同じ。小さなRの刃先のHGマイクロスクレーパーではそこへあてがう方向の自由度がより高く、垂直方向だけでなく傾けた状態など、周辺の状況に応じて柔軟に対応しやすいのがポイントです。そのためパーツ表面だけでなく、奥まった部分への加工がしやすいです。そうした特徴を活かして、次のページからは実際のプラモデルパーツを加工していきます

[次のページ]実践! パーツ裏面の整形 >

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