11月15日(土)と16日(日)、ツインメッセ静岡にてタミヤ主催のホビーイベント「タミヤフェア2025」が開催された。特別展示『田宮模型の仕事展』~田宮俊作の軌跡を辿る~ をはじめ、新製品展示、RCやミニ四駆の競技会、作品展示、工作体験コーナーなど、見どころの多い内容となっていた。
『田宮模型の仕事展』~田宮俊作の軌跡を辿る~
今年7月18日に逝去された田宮俊作会長を偲び、著書「田宮模型の仕事」(田宮俊作 著/文春文庫)のエピソードや貴重な資料とともにその軌跡を辿っていく企画展示が、とりわけ来場者の目を惹いた。
▲ミニ四駆の金型を用いて金型の組み立て、分解の工程が実演。模型ファンといえどもなかなか直接目にする機会は少ないであろう金型の仕組みや、取り扱い方法などが解説された
▲田宮俊作元会長への追悼メッセージ記入コーナーも設置され、多くの来場者が思い思いにメッセージ書き込んでいた
▲F1世界選手権でHondaが日本車として初優勝を遂げてから今年で60年となるのを記念し、RA272とRA273の実車が展示された。こちらはRA272(1965年)
▲RA273(1966年)
会場発表製品
1/48 ドイツ連邦軍主力戦車 レオパルト2 A7V
1/35MMシリーズに続き、1/48MMシリーズにドイツ連邦軍の現行MBT、レオパルト2 A7Vがラインナップする。ドイツ連邦軍アイテムとしては、1/48MMでは初となる。
▲砲塔のバスケットのメッシュ部分は、1/35MMではエッチングだったのが1/48MMではデカールでの表現となっている。牽引ワイヤーや各種工具類も車体上面パーツと一体化されており、シャープなモールドで見映えも十分
▲1/35MMのレオパルト2 A7V(写真奥)との比較
▲1/48MM版のパーツ点数はおよそ1/3程度まで抑えられているとのこと。履帯は直線部分を一体とした連結式。脚周りはサスペンションアームまで一体化されていて手間いらずで、高い精度で組み上がる。週末モデリングにもピッタリのキットだ。2026年1月発売予定で、価格は3630円
▲1981年発売の1/24 マツダ サバンナ RX-7が、特別販売アイテムとして26年ぶりに再販される。今回発売されるキットは、当初モーターライズモデルだったものを一部パーツの設計を改めてディスプレイモデルとしている。後部のクォーターウィンドウ用マスクシールもセットされ、塗装のしやすさにも配慮されている。発売は2026年1月予定で、価格は3520円
▲ミニ四駆とのコラボアイテムなどでもおなじみ、熊本県の公式PRキャラクター「くまモン」が来場し、会場を沸かせた
▲「Shizuokaプラモクラブ合同作品展」「MOKEI CAMPUS タミヤフェア学生模型祭」では、参加者の手がけた作品がズラリ
▲実車展示コーナーではWW2から現用まで、各種ミリタリーヴィークルが見られた
▲「RCタンクオーナーズミーティング」ではコンクールデレガンスやマッチバトル、チーム対抗戦などが行われた
▲自衛隊広報コーナーは静岡地本と第34普通科連隊から。同連隊の「軽装甲機動戦士イタヅマン」も駆け付けた