新ナイトメアフレーム「プロブディフ」を早くも製作!ROBOT魂モルドレッドをベースにミサイルやハドロン砲の展開ができるコンパチ仕様に改造!【コードギアス】
2025.11.08プロブディフ【BANDAI SPIRITS】●コジマ大隊長 月刊ホビージャパン2025年12月号(10月24日発売)
ROBOT魂改造でグラナードのプロブディフを立体化!
リビングナイツを率いる元軍人、ジョゼフ・グラナードのナイトメアフレーム、プロブディフ。イワンがLDM計画によって複製したモルドレッドをグラナード用に改修したものだ。作例はその設定の通り、ROBOT魂<SIDE KMF>モルドレッドをベースに改造。形状の異なる頭部、胸、股間部などを新造。ネオジム磁石で胸部の小型ミサイル、股間のハドロン砲を展開した状態にもできるようにした。
ROBOT 魂からすでに発売されているモルドレッドをチョチョイと改造してと思っていましたが……いやいや、本体の正面はほとんど新規になる作業でした。
■頭部
これは完全作り起し確定で、なおかつ塗装工程を考慮して色ごとの分割となります。首の付け根にプラ板で底面の型を作ってエポパテを盛り付け、耳からアゴの部分を造形、硬化後にワセリンを塗ってフェイス部分、その後ヘルメット、さらにトサカと4段階に工程を分けて製作。それぞれの部材には位置決め用の2mmプラ棒を差し込んでいます。
フェイスパーツは硬化後に目の部分をいったん彫り込んでから、エポパテを充填して別パーツ化。アンテナは2mmプラ角棒とプラ板で製作。縁にアタリ用のスジ彫りを入れてから削ってテーパーを付けました。
■胴体
モルドレッドの胸部パーツを強引に剥がしてからエポパテで型取りをして、そこにプラ板を貼り付けて加工の土台としています。ここは胸部装甲が開いてミサイルポッドとなるため極小のネオジム磁石でコンパチにできるように加工しました。小型ミサイルは5×5=25発を左右2セット、何度か手加工でやってみたもののなかなかきれいに揃わないため、横浜関内にある「みんなの工作ベース」様のレーザー加工機でアクリル板をカットして製作してもらいました。穴の中にはアクセサリーパーツのブリオンという金属球を埋め込んでミサイルの弾頭を再現。1cm四方のパーツの中に、このような加工ができたのもアナログデジタルの融合ならではの成果です。
股間部も基本はプラ板の箱組みからスタートさせて各面のテーパーはポリパテを盛って再現。中央部が開く構造は内部の部材のクリアランスも必要なため、胸部同様コンパチ仕様にしてネオジム磁石で付け替えできるように製作。内部のハドロン砲はエポパテブロックからの削り出し加工で製作しています。
本体の材質は3 種類の素材が混合で、腕部やスネなどの軟質パーツにはパーティングラインやゲート跡が目立つため、瞬間接着剤を充填後にペーパーがけをして、できるだけ滑らかに処理する必要がありました。
■塗装
濃緑=ニュートラルグレーⅢ+純色グリーン+純色シアン
薄緑=ニュートラルグレーⅡ+純色グリーン
ゴーグル部=タミヤラッカー メタリックオレンジ
その他明るいグレー=ニュートラルグレーⅠ
ちょうど良い色がなかったので調色して塗装。久しぶりのウェザリングなしで、プレーンに仕上げていますが、CG合成でどのように掲載されているかが非常に楽しみです。

BANDAI SPIRITS ノンスケール アクションフィギュア
“ROBOT魂<SIDE KMF>モルドレッド”改造
プロブディフ
製作・文/コジマ大隊長
▼ 関連記事はこちら
ⒸSUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design Ⓒ2006-2017 CLAMP・ST 113
コジマ大隊長(コジマダイタイチョウ)
セミスクラッチやディテールアップ、ディオラマ製作など、あらゆる手法に精通するベテラン。


























