実機が完全再現された造形村「SWS Bf109 G-4」を徹底レビュー!“究極”の航空機模型を一足早く組み立て体験【10月4日(土)発売】
2025.10.03まさに究極の航空機模型を組み立てる体験 造形村SWSからBf109 G-4がまもなく発売!
いよいよ10月に発売となる、造形村スーパーウイングシリーズ(SWS)の1/32 Bf109G-4。先行して発売されていたG-14/U4に続く、造形村メッサーシュミットの最新作だ。Bf109の中でももっとも多く生産されたG型。その中でも、一部が写真偵察機として使われるなど独特の運用をされたことで知られるG-4型を、徹底取材によってビッグスケールで完全再現。もちろん「キットを作ることで実機の構造を理解できる」というSWSのコンセプトも味わえる逸品となっている。ということで、注目のキット内容をみっちりチェックしてみよう!
知っておきたい「Bf109 G-4」
史上もっとも多く生産された戦闘機であるBf109。段階的に性能向上が図られたこの戦闘機には数多くのサブタイプが存在し、その中でもっとも多く製造されたのがG型である。G型は前身のF 型をベースに、より強力なエンジンであるDB605を搭載したタイプとして1942年に登場。G型だけでBf109 総生産数の70%を占めるという、驚異的な数が生産された。
G型には、さらにG-1からG-16までの発展型が存在する。中でもG-4はひとつ前のG-3型をベースにしたタイプ。胴体に縦貫材が追加され、機体重量の増加に合わせて主脚の車輪や尾輪も強化されたというG-3の特徴を受け継ぎつつ、G-3に搭載されていた与圧キャビンは取り除かれている。また武装を補うため、主翼には追加の機関銃が入ったゴンドラを装備することも可能となっていた。
G-4の生産数は少なく、武装を強化したG-5以降の機体が登場するまでの「つなぎ」としての役割を果たした機体ということになる。しかし北アフリカからロシアまで幅広い戦域で活躍し、本キットのモデルとなった撃墜王のフランツ・シース、“黒い悪魔”の異名を持つエーリッヒ・ハルトマンといったトップエースも搭乗した機体としても知られている。
SWS 1/32 メッサーシュミット Bf109 G-4
●発売元/造形村、販売元/ボークス●12100円、10月4日予定● 1/32、約28.1cm ●プラキット
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