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外皮「スピノサウルス」をブラッシュアップ!
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の公開に先駆けて新たにリリースされた「プラノサウルス」シリーズは、映画に合わせて新規造形が加わり、骨格ビルドも恐竜ビルドもパワーアップしています。このスピノサウルスの外皮をドライブラシによる塗装で仕上げてみましょう。
プラノサウルス JURASSIC WORLD スピノサウルス
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●2915円、発売中●プラキット
▲下地にはオキサイドレッドのサーフェイサーを使用。上塗りの色に赤みが増して血色が良い仕上がりになります
▲塗装は暗い影色から立ち上げていきます。まずはレッドブラウンを使用。ソフトで叩き付いて、下地を塗り潰さないように薄く全体に色を付いていきます。アゴから尻尾にかけての下側は色が変わるのでダークアース+ホワイトの色を塗布します。パーツで分かれている部分を目安にしつつも、境目はあえてはっきりさせないようにしています
▲この段階で一度Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを全体に塗布して、スミ入れをしつつ全体の色をなじませていきます。ある程度乾燥したらティッシュで軽く拭い、その後しっかり乾燥させます
▲次はハイライトの塗装。レッドブラウンにホワイトを足した色を塗布します。筆の塗料をしっかり拭き取り、表面を軽めに擦っていきます。腹部等の柔らかい印象の部分はソフトでまんべんなく、上部の凹凸があり硬そうな皮膚の部分はハードでメリハリをつけるように使い分けをしていきます
▲スピノサウルスの黄色の模様をドライブラシで描いていきましょう。色はセイラマスオカラーの「プロトタイプオレンジ」。ハードで少しずつ模様の線をスタンプしていきます。描き初めは薄く大まかに塗布し、重ね塗りで模様の形をはっきりさせます。細かな箇所はXSサイズがオススメです
▲頭部は血色をさらに足すために、XSのハードでレッドをほんのり塗布。頬から目の先ぐらいにかけてスタンプしています。最後は面相筆で目や歯などを細かく部分を塗り分け
▲Mr.ウェザリングブラシはその名の通り、仕上げに近い段階で使用する筆ではありますが、全体を塗装したり、模様を描くこともできます。とくに恐竜は表面の凹凸がかなりあってベストマッチ。迫力や実感ある良い仕上がりになりました。ソフトとハードそれぞれの特性を使えるといろいろな表現ができますね
まとめ
ドライブラシは、スケール、キャラクターモデルに立体感や擦れの表現を加える定番技法であり、「Mr.ウェザリングブラシ」はその作業をより簡単に行えます。ウェザリング以外にも今回のようにドライブラシで全体の色を立ちあげていくのも楽しく、その名前以上に多岐に使用できる筆となっています。ソフト、ハードともにそれぞれならではの塗装ができるのでぜひ試してみてください。
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