水性塗料「シタデルカラー」の“スポンジ塗装”を解説!さまざまなプラキットに応用できる塗装法を習得しよう【ウォーハンマー ビルド&ペインティングTIPS集】
2025.08.21
AMAZING WARHAMMER【ゲームズワークショップ】 月刊ホビージャパン2025年9月号(7月25日発売)
ビルド&ペインティングTIPS集 #005 スポンジ塗装にチャレンジ!
イギリスのミニチュアホビーメーカー・ゲームズワークショップが展開する『ウォーハンマー』の魅力をご紹介する本コーナー。「WE LOVE WARHAMMER」は、シタデルカラーの塗り方や、ミニチュアの組み立てポイントなどを紹介していくTIPS集である。今回は、シタデルカラーの速乾性&伸びの良さを活かした「スポンジ塗装」で、戦車を塗ってみる。この塗装方法は、さまざまなメカものプラキットに応用できるので、ぜひ参考にしてほしい。
WE LOVE Warhammer 5箇条!
1/自分だけのコレクションを目指すべし! 2/友を大事にし、仲間と楽しむべし! 3/自由に塗るべし! 4/失敗を恐れない! 5/己の中のウォーハンマー愛を大事にすべし
ぷらシバ
メリハリの効いたグラデーション塗装を得意とする筆塗りペインター。メカから美少女まで、なんでも筆1本で塗り上げる。今回は筆の他に、「スポンジ」を活用したテクニックを披露してくれるぞ。
かっこいい戦車を爆速で戦場へ送り出せるスピードペインティング!
『ウォーハンマー40,000』には、戦車や飛行機などのビークル系も充実している。今回はその中から戦車系のキット「レマン=ラス・バトルタンク」をテーマに、スポンジを活用した塗装方法をご紹介する。
\ ナイスな塗装で俺たちを戦場に送り出してくれ!/
▲ まずはキットに「ケイオス・ブラック」の缶スプレーを吹き付ける。下地を黒にすることで、より重厚感が出る
キャステラン・グリーン
▲ ダークグリーンの戦車に仕上げてみる。まずはキャステラン・グリーンからスタート
▲ スポンジを準備。家庭用の台所用スポンジなどでも大丈夫!
▲ パレットに塗料を移す。ウォーターパレットを使用すると、長時間塗料の潤いを維持できる
▲ 使いやすい大きさにスポンジをちぎる。ちぎったことでより断面がランダムになり、塗面も面白い表情になる
▲ 塗料をスポンジに含ませる。その後、ペーパータオルの上などで、軽く数回トントンと叩き、スポンジ内の塗料の量を調整する
▲ 軽くスポンジをパーツに押し当てる。するとスポンジの目によってランダムに緑が乗る。筆で塗るよりも素早く全体に塗るのも利点
▲ スポンジで塗装した状態。スポンジが当たらなかったところなどの下地が透けていて、いい感じにリアルな雰囲気になる。このランダムさが戦車キットの迫力を演出する
▲ 細かい部分は筆に塗料を含ませて塗っていこう
ストラーケン・グリーン
▲ 次は一段明るい「ストラーケン・グリーン」を使用して塗っていく
▲ キャステラン・グリーンが染み込んでいる場所に、直接ストラーケン・グリーンを染み込ませる。スポンジ内で2色が混ざり合い、グラデーションの階調がより自然になるのだ
▲ 先ほどのようにポンポンとスポンジを押し当てていく。奥まった部分などには当てず、パーツの角や面の中央などに塗っていこう
ナーグリング・グリーン
▲ さらに明るい「ナーグリング・グリーン」で仕上げる
▲ スポンジの目を新しくする。こうすることで一番明るい色の色味をフルに発揮できる
▲ 明るくなりそうな戦車の上面や、パーツのエッジ部分に、ハイライトを表現するイメージで塗っていこう。これで塗装は完了!
完成! レマン=ラス・バトルタンク
▲ およそ30分で完成。スポンジ塗装は、ドライブラシとはまた異なったスピードペインティングの代表。筆ムラが出ず、テクスチャー感ある陰影表現がお手軽にできるので、ぜひ一度チャレンジしてほしいテクニックだ
▲ 下地の黒をしっかりと残すと、メリハリある陰影表現となり、より重厚感ある仕上がりになる
▲ 「手早く、かっこよく」を多くの人が楽しめるスポンジ塗装は、他のプラキットに活用できるので、どんどん試してほしい
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