HOME記事工具・マテリアルプラモデルのツヤを揃えてもうひとつ上の仕上がりを手に入れよう!【いまさら聞けないプラモデルの基礎:素組みのツヤを揃える】

プラモデルのツヤを揃えてもうひとつ上の仕上がりを手に入れよう!【いまさら聞けないプラモデルの基礎:素組みのツヤを揃える】

2025.08.02

初めてでも安心!プロモデラー「ノモケン」と学ぶプラモデルの入り口!! File.10

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素組みのキットとツヤを揃えたキットを比較

ツヤを揃えたパーツを組み立てたらどれくらい見映えが変化する?

 全パーツのツヤを揃えて組み立てたキットの見映えを、素組みのみで特に何もしていないキットと比較します。“カタチ”も変わらず、塗装をしたわけでも無く、それでも印象が変わり、質感の高い状態になっているのを確認していきましょう。

▲ 素組みのキット(左)とツヤを揃えたキット(右)。作業前に気になっていたウェルドやダボ穴の跡、ツヤの違いなどが解決されて見映えが大きく向上しました

▲ 素組みと処理後。胸や肩アーマーのパーツはウェルドラインでパーツ色に濃淡が付いて見えていたところ。そこが整っているので効果は抜群です

▲ スカートパーツの比較。大きな曲面のパーツだけに、パーツのテカリがなくなりツヤが揃った効果が分かりやすく出ています

▲ 腕パーツの比較。全体のツヤが揃っただけではなく、ゲート跡も一緒に処理できています


今回のまとめ

 単純にパーツの表面をこすって(削って)仕上げただけですが、大きく見映えが向上したのを感じていただけたのではないでしょうか。組んだ後にするのではなく、ゲート処理と一連で済ませていけば効率もアップ! 簡単に見映えが上がるこのテクニック、皆さんもぜひ挑戦してみてください!


記事中の模型用語をピックアップ簡単解説!

■ツヤ感
 モノの表面が光を反射している様子。テカり具合。光沢感。ツヤ感がある=耀きや反射がある、表面が艶やかな状態。

■ウェルド(ウェルドライン)
 金型内で樹脂が流れた跡。濃い色やメタリックなどのパーツ色だと分かりやすい。ウェルドラインは異なる方向から流れてきた樹脂が合わさったところにできる線。


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解説・文/野本憲一

 多くのユーザーから愛される模型製作ガイド「NOMOKEN 野本憲一モデリング研究所」の著者・プロモデラー。当連載『いまさら聞けないプラモデルの基礎』では、令和最新版“プラモデル製作の基礎”を解説します。現在では数多くの選択肢があるプラモデル製作の道具やテクニック。「名前は知っているけどどんなものなんだろう?」「いまさら聞くのもなぁ…」と思うものもあるはず。そんな“ギモン”を改めて学んでみましょう。


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