色鉛筆で気楽に汚し塗装!「スコープドッグ 1/35」をAKインタラクティブの水彩色鉛筆「ウェザリングペンシル」で汚してみよう!【キャラクターモデルの“神レシピ”】
2025.07.23
キャラクターモデルの神レシピ/ATM-09-ST スコープドッグ【ウェーブ 1/35】●けんたろう、ATM-09-STスコープドッグ RS適正試験仕様【ウェーブ 1/35】●フミテシ 月刊ホビージャパン2025年8月号(6月25日発売)
色鉛筆で気軽に汚し塗装を楽しもう!
AKウェザリングペンシルでスコープドッグを汚してみよう
スケールモデルやガンプラ、キャラクターモデルのキットをさまざまな便利テクニックを活用して完成させていく本連載。今回はウェーブの「1/35スケール スコープドッグ」に、AKインタラクティブの水彩色鉛筆である「ウェザリングペンシル」を使用して汚し塗装を楽しんでみます。
この色鉛筆は、そのまま擦り付けたり、水でぼかして雨垂れや泥汚れなども表現できます。有機溶剤を使うことなく水だけでさまざまな表現が可能なので、プラパーツにも優しい仕様となっています。それではさっそく汚し塗装を楽しんでみましょう。
AKウェザリングペンシル
さまざまな塗料・マテリアルを販売している「AKインタラクティブ」。このウェザリングペンシルは水彩色鉛筆で、パーツに直に擦り付けたり、擦り付けた塗料を水で溶かしてぼかしながら汚し表現することができます。
▲こちらは今回使用した全37色のデラックスセット。これひとつ買えば、汚しの世界が大きく広がる
ウェザリングペンシル デラックスボックス37色セット
●発売元/AKインタラクティブ●6820円、発売中●全37色
ウェザリングペンシル ラスト&ストレーキング 5色セット
ウェザリングペンシル スプラッシュダート & ステインズ 5色セット
●発売元/AKインタラクティブ●各990円、発売中●全5色
製作プラン
成型色仕上げのお手軽ウェザリング!
▲スコープドッグ バトリングセット[ST版]のキットをウェザリングペンシルだけで仕上げる。1時間のスピードウェザリングで楽しむぞ
水性ホビーカラーのちょい塗り仕上げ
▲スコープドッグ RS適正試験仕様のキットを使用して、成型色の色味に一段明るい色をスタンピングして、よりハードな汚しに挑戦するぞ
ウェザリングペンシルを使用する前の準備
ツヤ消しスプレーを吹こう
▲ウェザリングペンシルの顔料が定着しやすくなるように、ツヤ消しスプレーを吹き付ける。スコープドッグ RS適正試験仕様は、デカールを貼ってからツヤ消しスプレーを吹き付けた
鉛筆削りで尖らせよう
▲ウェザリングペンシルはある程度先が尖っていたほうが、塗りやすい。鉛筆削りを使って、先端を尖らせよう
デザインナイフで削ってもOK
▲鉛筆削りがなければ、デザインナイフで削ろう。削ったときに出た粉はパステルと同じように使用できるので、うまく活用しよう
1時間で仕上げるウェザリングペンシル塗装
▲けんたろうが1時間でウェザリングしたスコープドッグ。色鉛筆を擦り付けて、綿棒でぼかしたりするだけで雰囲気ある仕上がりになる。匂いもなく、とってもお手軽に汚し塗装に挑戦できるのだ
レンズを塗る
▲ウェザリングペンシルは定着も良いので、細部塗装にも活用できる。赤のレンズ部分にグリグリと擦り付けるようにして塗ってみた
小面積もいける!
▲鉛筆の先端を尖らせておけば、さらに細かい塗り分けも可能
削ったときに出た粉を活用
▲鉛筆を削ったときに出た粉を綿棒に付着させる
パーツに擦り付けよう
▲汚したい箇所に粉を擦り付けよう。赤の色鉛筆を削ったときに出た粉を活用して、赤サビのような汚れを追加した
スミ入れ
▲グレーを使用してスミ入れ。ディテール部分に大きくはみ出るくらい、しっかりと擦り付ける
水で湿らせた綿棒で拭き取り
▲ほんの少し水を含ませた綿棒で拭き取り。ウェザリングペンシルは水によく溶けるので、綿棒に含ませる水分は少なめにしておくのがポイント
ぼかすように拭き取る
▲汚れた雰囲気にしたいので、周囲にグレーのボケ足が残るように拭き取る
エッジハイライトを追加
▲成型色よりも一段明るい同系色を、パーツのエッジに塗ってハイライトを入れる。これによって角が擦れたようなダメージ表現ができる
サビ垂れ
▲サビ色を使用して、サビが垂れそうな箇所にウェザリングペンシルを擦り付けたり、垂れているような線を引く。これを水で湿らせた綿棒で伸ばしたり、ぼかしたりする
異なったサビ色を使う
▲ウェザリングペンシルにはサビ汚れを表現する色鉛筆が多数ある。場所によって使い分けることで、より色の情報量が増える
綿棒で擦る
▲サビや汚れを描いた箇所を、綿棒で擦って自然な雰囲気に調整する
シルバーを使用
▲ウェザリングペンシルにはアルミニウム(ほぼシルバー)やダークアルミニウム、ゴールドなどメタリックカラーもラインナップされている
綿棒で調子をつける
▲傷で金属地が露出してしまったような雰囲気になるように、綿棒で擦って調整する
次ページ──フミテシ塗装詳細
Ⓒサンライズ
けんたろう/フミテシ
けんたろう
月刊ホビージャパンHow toコーナーで大活躍! どんなプラモも大好物。
フミテシ
けんたろうとともに多数のHow to記事を担当しているフリー編集。