HOME記事ガンダム水性塗料「ガンダムアッセンブルカラー」を使用してV作戦の3体を筆塗り製作!ミニチュアサイズのガンプラ「ガンダムアッセンブル」が発売中! 【ガンダムアッセンブル/ガンダムカードゲーム】

水性塗料「ガンダムアッセンブルカラー」を使用してV作戦の3体を筆塗り製作!ミニチュアサイズのガンプラ「ガンダムアッセンブル」が発売中! 【ガンダムアッセンブル/ガンダムカードゲーム】

2025.07.19

Heroic Beginnings [ST01A]【バンダイ】●えぬせ 月刊ホビージャパン2025年8月号(6月25日発売)

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アッセンブルカラーの「ブルー」がすごい!

ブルーの発色をチェック

ガンダムアッセンブルカラーブルー
「ガンダムアッセンブル」ガンタンク塗装

▲ガンダムやガンタンクのブルーが一発で発色するほど隠蔽力と伸びが良い「ブルー」。アッセンブルカラーのなかでも特にオススメだ

ブラックの上から塗って実験

「ガンダムアッセンブル」ガンタンク塗装2
▲ガンタンクの履帯部分にも青色がある。まずは奥まっているところを塗りたいので、全体をブラックで塗りつぶす。ブラックの上からでもきれいにブルーが発色するのだろうか…?

黒の上からでも青がきれいに発色!

「ガンダムアッセンブル」ガンタンク塗装3
▲心配は杞憂に終わった。全く問題無し。ひと塗りでほぼ隠蔽する。隠蔽力がとにかく強い青なので、下地を透かしたい時は、ほんの1滴水を追加して塗料を薄くしよう

金属色「シルバー」でドライブラシ

シルバーで履帯にドライブラシ

ガンダムアッセンブルカラーシルバー
「ガンダムアッセンブル」シルバーでドライブラシ

▲アッセンブルカラーにはシルバーとゴールドがメタリック塗料としてラインナップ。ガンタンクの履帯にシルバーをドライブラシすると、模型のアクセントになる

伸びのよさがドライブラシにも向いている

「ガンダムアッセンブル」シルバーでドライブラシ2
▲アッセンブルカラーは伸びがよいので、ドライブラシも長時間楽しめる。金属色だけでなく、通常カラーを使用したドライブラシを本体に施してみるのもオススメ

すぐ組めて塗りやすい! ガンタンク!

「ガンダムアッセンブル」シルバーでドライブラシ後
▲関節部はライトグレーを使用。キャノピーはブルーから段階的にホワイトを加えたものを、塗る範囲を狭くするように塗り重ねていき、光が透過した雰囲気を表現

アッセンブルカラーを混色してみよう!

イエロー+ブラック

ガンダムアッセンブルカラーイエロー
ガンダムアッセンブルカラーブラック
ガンダムアッセンブルカラー混色中

▲アッセンブルカラーはもちろん混色可能。ガンキャノンの肩や関節を緑寄りのグレーで塗りたいので、黄色と黒を混ぜてオリーブドラブ味のあるグレーを作った

薄く塗り重ねる

「ガンダムアッセンブル」ガンキャノン塗装1
▲パレット上でしっかりと混色してから塗装開始。厚塗りしすぎないように、一度薄く塗って乾かし、2度塗り目でしっかりと発色するように塗るときれいに仕上がる

薄く下地が透けているところでいったん止める

「ガンダムアッセンブル」ガンキャノン塗装2
▲グレーを完全に塗り切る前に、赤の塗装にスイッチしよう。そうすることで、全体の色のトーンを見ながら各色塗っていける。またシェイドも一気に全体に塗れる

赤との相性抜群の「シェイドブラウン」

シェイドブラウン

ガンダムアッセンブルカラーシェイドブラウン
「ガンダムアッセンブル」ガンキャノン塗装

▲シェイドには、ブラック以外にブラウンもラインナップされている。赤や黄色のスミ入れにぴったりの色だ

全体を洗う様にブラウンを塗っていく

「ガンダムアッセンブル」ガンキャノン塗装3
▲シェイドブラウンでウォッシングする様に、全体に薄く塗り広げていく。塗ったら、シェイドが完全乾燥するまでじっくり待つ

再度赤を塗装

「ガンダムアッセンブル」ガンキャノン塗装4
▲シェイドが乾いたら、再度赤を塗る。シェイドで色が沈んでしまった箇所や、シミになった部分を中心に塗っていこう

グレーも再度塗る

「ガンダムアッセンブル」ガンキャノン塗装5
▲赤同様、グレーも再度塗って色味を立ち上げる。ディテール部分に流れたシェイドは塗りつぶさないようにするとメリハリが出る

ベースはシェイド&ドライブラシ

「ガンダムアッセンブル」ガンキャノン塗装後
▲ベース部分は成型色のグレーを活かして仕上げた。シェイドブラックを全体に塗ったあとに、ライトグレーでドライブラシしている

ガンキャノンのBefore & After

ガンダムアッセンブル「ガンキャノン」素組み比較
▲左が素組み。ガンキャノンには岩場のベースが付属。『機動戦士ガンダム』のオープニングさながらの情景を楽しめる。塗装後に本体と岩場をはめ込むことができるので、それぞれに分けての塗装がしやすい

ガンタンクのBefore & After

ガンダムアッセンブル「ガンタンク」素組み比較
▲砲身の仰角を左右で変える小技によって動きが表現されているガンタンク。砲口が開いていないので、そこだけドリルで開口した

 2025年7月にカードゲームとセットになって先行リリースされる「ガンダムアッセンブル」。個人的にもとっても楽しみなガンプラを、専用のアッセンブルカラーで筆塗りしました。その使い心地や、塗装ポイントを中心にレビューしたいと思います。
■アッセンブルカラーとは?
 アクリジョンベースカラーがベースの水性塗料で、隠蔽力・伸びともに優秀。一円玉ほどの大きさに広げた塗料に水を1滴加えると、さらに塗りやすくなります。特に青の隠蔽力が高く、次いで赤、白の順。「ガンタンク → ガンキャノン → ガンダム」と塗っていくと、主役のガンダムを塗る頃にはアッセンブルカラーを使いこなしていることでしょう。
■筆塗りの準備
 塗料の食い付きをよくするために、ラッカー系ツヤ消しクリアーを吹きました。環境的にスプレーが吹けないという方は、600番程度のスポンジヤスリで全体を軽く研磨するとよいでしょう。
■共通の塗装工程
①各部を設定カラーに塗装します。この時点ではムラや透けはあまり気にしなくてもOK。
②全体にシェイドカラーを塗り付けます。やりすぎかも……と思うくらい塗ってしまって大丈夫。
③①で使った塗料を、今度はパネルラインや陰になる部分を残すように塗り、グラデーションを付けます。塗りつぶしてしまったら②から簡単にやり直せるので、納得いくまで塗りましょう!
■ガンタンク
 ベースを含めて僅か7パーツですので、一瞬で組み上がります。キャノピーはブルーから段階的にホワイトを加えたものを、塗る範囲を狭くするように塗り重ねていくと光が透過した雰囲気を出せます。仕上げにほぼホワイトというくらいまで明るくしたブルーでエッジの反射を描き込みました。転輪は塗り分けが難しいので、ブラックで塗りつぶしたあと、ハイライト部分だけライトグレーで塗ってあげるだけで立体感を出せます。
■ガンキャノン
 関節、砲身などは緑がかったグレーの印象でしたので、ブラックとイエローを同量混ぜることでオリーブドラブを調色して塗りました。実際に自衛隊車両などでも使用されている調色レシピです。
■ガンダム
 ホワイトは発色まで何度か塗り重ねる必要がありますが、その点を利用してグラデーションに挑戦してみましょう。重力方向の下側や、奥まった部分の重ね塗り回数を減らすことで、意外と簡単に出来てしまいます。この際、筆を運ぶ方向を固定することでより自然な感じでグラデーションを付けられます。作例では基本的に横方向(x軸方向)に筆を運ぶようにしました。顔部分の塗り分けは、出来る限りおろしたての筆を使い、納得いくまで挑戦しましょう……! 多少のはみ出しは重ね塗りでリカバリーできるので、諦めないでください。
■まとめ
 筆塗りは難しそうに見えて、意外となんとかなるもの。このキットはチャレンジにぴったりなので、ぜひ気軽に試してみてください!

バンダイ ノンスケール “ガンダムカードゲーム”スタートデッキ ガンダムアッセンブルセット Heroic Beginnings [ST01A]使用

Heroic Beginnings

製作・文/えぬせ

ガンダムカードゲーム スタートデッキ ガンダムアッセンブルセット ヒロイック ビギニングス
●発売元/バンダイカード事業部●3300円、発売中●プラキット


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