水性塗料「ガンダムアッセンブルカラー」を使用してV作戦の3体を筆塗り製作!ミニチュアサイズのガンプラ「ガンダムアッセンブル」が発売中! 【ガンダムアッセンブル/ガンダムカードゲーム】
2025.07.19
Heroic Beginnings [ST01A]【バンダイ】●えぬせ 月刊ホビージャパン2025年8月号(6月25日発売)
ガンダムカードゲーム特別版で一足早く
「ガンダムアッセンブル」を体感しよう!
●ミニチュアサイズのガンプラを専用カラーで楽しむ
2026年に本格始動する、約5cmサイズの小さなガンプラを使ったミニチュアゲーム「ガンダムアッセンブル」。話題沸騰のアイテムが「ガンダムカードゲーム」の特別版に同梱されて登場した、合わせてミニチュアを塗装できる専用塗料「ガンダムアッセンブルカラー」も発売。今回は早速ガンダムアッセンブルカラーをフル活用して、ミニチュアガンプラを筆塗り。その塗り心地や発色を確かめてみよう。
▲ガンダムの完成イメージとランナー。キットは約5cmと小さいものの、非常に細かいモールドが彫刻されている。固定ポーズ造形のため通常のガンプラには見られないパーツ分割を楽しめる他、接着剤未使用で組み立てられるスナップフィット方式でサクサク作れるのも魅力
●筆塗りに特化した専用塗料「ガンダムアッセンブルカラー」
GSIクレオスの水に完全に溶ける水性エマルジョン系塗料「アクリジョン」をベースに新開発された「ガンダムアッセンブルカラー」。水と筆、パレットを用意するだけで塗装の準備は完了。匂いもほぼしない。リビングでもガンプラの塗装を楽しめるのだ。
<ガンダムアッセンブルカラーの特徴>
1/瓶生の状態ですぐ塗れる
2/希釈したい時は、水をほんの1滴でOK
3/強い隠蔽力
4/無臭&水だけで塗装準備と片付けが可能
<25年7月発売の全ラインナップ>
NGA01 ホワイト
NGA02 ブルー
NGA03 イエロー
NGA04 レッド
NGA05 ブラック
NGA06 シャアピンク
NGA07 シャアレッド
NGA08 ライトグリーン
NGA09 グリーン
NGA10 ライトグレー
NGA11 パープル
NGA12 シルバー
NGA13 ゴールド
NGA201 シェイドブラック
NGA202 シェイドブラウン
NGA01~13までは基本塗装に使える「ベースカラー」。NGA201、202はスミ入れや濃淡を付ける際に用いる「シェイドカラー」という種別となる
ガンダムアッセンブルカラー
●発売元/GSIクレオス●各385円、発売中●各10ml
ガンダムアッセンブルカラーで「V作戦」始動!
ツヤ消しトップコートを吹きました!
▲まずはみんな気になるところのV作戦セットの実力を見るべく、ガンダム、ガンタンク、ガンキャノンを塗装していく。塗料が食い付きやすいように、Mr.スーパースムースクリアー《つや消し》を全体に吹き付けた
未塗装でもかっこいい! さらに塗装も楽しめる!
▲左が素組み。グレー1色の状態でも非常にかっこいいので、このまま飾ってもよし! 右はアッセンブルカラーで塗装したもの。アッセンブルカラーの性能があれば、筆1本でしっかりと塗り分けを楽しめるぞ
ガンダムの「白」でメインカラーのオススメ手順を紹介
ホワイト
▲早速ガンダムの白を塗っていこう。使用するのはホワイト。まずはよく撹拌する。アッセンブルカラーは瓶の状態で筆塗りできる濃度になっているので、パレットに移したら、そのままの濃度で塗装ができる
ほぼ希釈無しで塗れる
▲筆を少しだけ水で湿らせる程度にし、ほぼ瓶生の濃度で塗っていく。ひと塗りで、白がここまで発色する。まずは1ヵ所にこだわらずに、全体を一周する感じで白をまとわせよう
均一に塗らなくてOK!
▲1周塗り終わった状態。ここでいったん白を塗りやめるのがポイント。プラスチックのグレーが透けている状態で、次の「シェイド」に移る
シェイドでスミ入れ&陰影表現!
シェイドブラック
▲アッセンブルカラーには、スミ入れや陰影表現に使用する「シェイド」という色がラインナップされている。これをディテールに流し込んだり、パーツの表面に塗り広げていく
しっかりと全体に塗り広げる
▲奥まったところにもシェイドが流れるように、全体に満遍なく塗り広げる。こうすることで影色が強調されて、ガンプラにメリハリが出てくる
ありゃ、全体が黒いシミに……
▲大丈夫! 安心してほしい。これでスミ入れや陰影表現の準備は完璧。このあと、上からもう一度ホワイトを塗る。ベースとなるメインカラー→シェイド→メインカラーの手順で塗るのは、ミニチュアペイントの基本塗装のひとつで「ベース戻し」とも呼ばれる技法なのだ
ベース戻しでメインカラーを塗り上げろ!
ホワイト再登場
▲シェイドを流したモールドやディテール部分を避けて、ホワイトを塗っていく。まずはシェイドのシミを修正するイメージでホワイトを塗っていこう
お好みの透け具合を目指そう
▲今回はうっすらとシェイドブラックが透けるようにして、陰影ある仕上がりを目指した。よりクリーンな塗りを目指したい場合は、塗り重ねる回数を増やして、均一に塗り上げよう
白の仕上がりをチェック!
▲ベース戻しで、全体の白を2周ほどした状態でフィニッシュ。奥まった箇所や、ディテール部分にシェイドブラックが残って、陰影ある仕上がりになっている。赤や青も同じステップで塗っている
シールドで効率のよい「塗り順」を考えてみよう!
手数少なくきれいな塗り分けを目指そう!
▲お次はシールドを例に、効率のよい塗り順を考えていく
イエロー
▲グレー1色のシールドを効率よく塗り分けていく。パーツの中央の色から塗っていくと、はみ出しを修正しながら効率よく塗っていける
イエローは抜群の発色力!
▲まずはシールドの黄色を塗っていく。イエローは下地がグレーでも全く透けないほど隠蔽力が強い。伸びもよいので、小面積を気持ちよく塗装できる
はみ出してもOK
▲一度塗って完全乾燥後に再度重ね塗りする“2度塗り”できれいに発色した。赤を塗る部分にはみ出しても、赤で塗りつぶせばすぐに修正可能なので、はみ出しは全く気にしなくてよい
レッド
▲赤はレッドを使用。まずは黄色で塗った部分を縁取るようにして、はみ出した黄色を塗りつぶしていく。この時、黄色側に赤が付いてしまったら、乾燥後に黄色で塗り潰そう
平筆で一気に塗り上げる
▲赤は広い面積なので、平筆を使って塗っていこう。白を塗るシールドのフチにはみ出してもあとから簡単に修正できるので、気にせず塗り広げていこう
完全乾燥後に再度塗り重ねよう
▲一度塗りが終わった状態。連邦マークの周辺を縁取った様子などが見える。完全乾燥したら、再度重ね塗りして塗膜を揃えよう
ホワイトを塗って完成
▲最後に白を塗って完成。シールドに関しては、全部の塗り分けが終わってからシェイドを塗り、乾燥後に各色を再度塗っている
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© 創通・サンライズ
えぬせ
ガンプラからスケールモデルまでなんでも楽しむマルチモデラー。エアブラシと筆塗りを併用した塗装も得意。
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