『機動戦士ムーンガンダム』から「強化型ムーンガンダム」を劇中仕様で再現!「HGUC ムーンガンダム」をベースに異なる部分を新造&武装やド・ダイ改も合わせて製作!!
2025.06.23AMS-123X-XS 強化型ムーンガンダム【BANDAI SPIRITS 1/144】●仲井望 月刊ホビージャパン2025年7月号(5月23日発売)
改修後の新たな姿を劇中仕様で再現
「月刊ガンダムエース」(KADOKAWA刊)にて連載中の『機動戦士ムーンガンダム』より、地球降下後にネオ・ジオン軍の南極基地で改修を受けた「AMS-123X-XS 強化型ムーンガンダム」を仲井望が製作。主にジェネレーター交換を軸に、バーニアやスラスターを増設することで推進力や機動性を向上させている。作例は以前製作したHGUC ムーンガンダムをベースに形状が異なる部分を新造。劇中で使用している武装やド・ダイ改も合わせて製作している。
■ムーンガンダムの新たなる姿
今回の『機動戦士ムーンガンダム』作例はサイコバウ掲載時に予告した通り、強化型ムーンガンダムを製作しました。南極基地にて内部を中心にアップデートされた機体ということで、外見上は胸、肩、バックパックが変更された程度で設定的にも模型的にも地味な激渋仕様となっています。製作は月刊ホビージャパン2018年11月号に掲載されたHGUC ムーンガンダム作例をベースに変更箇所を新造しました。本体は剥げた塗装の補修と関節の渋みを調整しています。また、胸部外装の影響で頭部が埋もれて見えるので、首関節を延長しています。新規パーツはエポパテによる自作とキット改造から製作しています。しかし、これだけでは作例として少し物足りないので、コミックス13巻を参考に劇中で使用した武器(指揮官用ビーム・マシンガン、90mmマシンガン)およびド・ダイ改を製作しました。
■塗装
主にMr.カラー、ガンダムカラー、ガイアカラーを使用。ムーンガンダム本体はほぼ設定画に準じています。ド・ダイ改はカラー設定がないので、『ガンダムUC』仕様のベースジャバーを参考にユニバーサルデザインを意識したオリジナルカラーとしました。
強化型ムーンガンダム
青=コバルトブルー+インディブルー+ミッドナイトブルー+色ノ源マゼンタ
グレー=MSグレージオン系
ド・ダイ改
青=ライトブルー+ミッドナイトブルー+色ノ源シアン
黒=ネイビーブルー
グレー=MSグレー
ジオン系
白=ピュアホワイト+ネイビーブルー+ミッドナイトブルー
白2=ニュートラルグレーII
仕上げにフラットクリアー+スーパークリアーIIIにGXクリアブラックを少量加えたものを吹いて、半光沢にツヤを整えて完成です。次回は赤い彗星の螺旋律を具現化する総帥専用機の予定です。大物登場で大団円ではなく大改修でお届けします。お楽しみに!!

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレードユニバーサルセンチュリー” ムーンガンダム改造
AMS-123X-XS 強化型ムーンガンダム
製作・文/仲井望
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仲井望(ナカイノゾム)
月刊ホビージャパンを代表するスクラッチモデラーのひとり。その造形テクニックは現在も進化を続けている。