HOME記事キャラクターモデルザンネンとは言わせない!「MODEROID レッドファイブ」をCGモデルを参考にプロポーションと細部モールドを再現し、ディテールアップ!【銀河機攻隊マジェスティックプリンス】

ザンネンとは言わせない!「MODEROID レッドファイブ」をCGモデルを参考にプロポーションと細部モールドを再現し、ディテールアップ!【銀河機攻隊マジェスティックプリンス】

2025.04.20

レッドファイブ【グッドスマイルカンパニー】●仲井望 月刊ホビージャパン2025年5月号(3月25日発売)

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レッドファイブのプラモデルの全体画像3
▲ 変形と一部差し替えでフルバーストモードを再現。差し替え箇所は頭部、背面ウイングの青い3枚羽根、腰部ウイングの4枚羽根、ヒザまわり
レッドファイブのプラモデルの製作の画像9
▲ 背面ウイングは合わせ目処理のためにはさみ込みパーツをC字加工して後ハメ化。下部の黄色パーツはCGモデルを参考に0.3mmプラ板でトラスモールドを再現
レッドファイブのプラモデルの製作の画像10
▲ フルバーストモード用パーツは先端に向かって薄くなるように削り込みで整形している
レッドファイブのプラモデルの製作の画像11
▲ 腰部ウイングは赤いパーツがやや肉厚なのが気になったので削り込みで薄く整形し、先端にプラ板を貼って延長
レッドファイブのプラモデルの製作の画像12
▲ 4枚羽根は先端にプラ板を貼って延長。フルバーストモード用パーツは補強用リブをカットしてから、先端に向かって薄くなるよう削り込んで整形している
レッドファイブのプラモデルの製作の画像13
▲ アームソードカウンターははさみ込みなので、可動部をプラ板とKPSランナーで製作したものに置き換えて後ハメ化。ソード部分は先端をプラ板で1.5mm延長してシャープに整形
レッドファイブのプラモデルの比較画像
▲ キット素組み(左)との比較。改めてキット状態での完成度の高さをご確認いただきたい。作例ではCGモデルを参考にプロポーションと細部モールドに手を加えることで全体的に精度を高めている
レッドファイブのプラモデルの全体画像4
レッドファイブのプラモデルの全体画像5
▲ フルバーストモードではシルエットが放射状に広がり、ディスプレイ時の迫力も大幅に増す。キットには専用台座が付属するが、よりダイナミックなポージングでディスプレイするなら別売りのTHEシプルスタンドを活用しよう
レッドファイブのプラモデルの製作の画像14
レッドファイブのプラモデルの製作の画像15

▲ HEPキャノンは内部の押し出しピンを削ってから基部の合わせ目を処理。黄色パーツは裏面の肉抜き穴を埋め、CGモデルを参考にモールドを追加。レールガン用パーツは肉抜きをエポパテで埋めた

チェーンソー

レッドファイブのプラモデルの製作の画像16

機雷

レッドファイブのプラモデルの製作の画像17

レールガン

レッドファイブのプラモデルの製作の画像18

▲ HEPキャノンは変形または差し替えで「機雷」、「チェーンソー」、「レールガン」の3形態を再現できる

■宿命の遺伝子
 久しぶりのスクラッチじゃないキット作例は『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』より、MODEROID レッドファイブを製作しました。レッドファイブは9年前、劇場版公開に合わせてコトブキヤ版キットの作例を製作したことがありまして、今回はそのご縁もあってやらせていただきました!! キットはCGモデルの形状に近く、複雑なデザインを見事に立体化しています。関節の強度やパーツ分割もよく練られていて、フルバーストモードへの展開もスムーズに行うことができます。注意点としてはスナップフィットの軸受けがキツイので先にドリルやリューターで穴を広げる、またはピンを削るなどして調整しながら組み立てると白化や破損を防止できます。作例では全体的にパーツが中央に寄っている感じがするので、幅増ししてプロポーションの修正と谷裕司さんのデザイン画稿の要素を取り入れた形状変更およびディテールアップを行いました。ザンネンとは言わせない“RED FIVE”の勇姿を製作の参考にしていただけると嬉しいです。

■塗装
 主にMr.カラー、ガイアカラーを使用。ほぼ設定に準じています。
赤=モンザレッド+ピュアホワイト+色ノ源イエロー
白=ピュアホワイト+ネイビーブルー+ミッドナイトブルー
黄=キアライエロー+ピュアホワイト+ミッドナイトブルー+色ノ源マゼンタ(少量)
青=インディブルー+ピュアホワイト+ウイノーブラック(少量)
茶=ニュートラルグレーⅣ+ピュアホワイト+パープル+色ノ源マゼンタ
グレー=ミッドナイトブルー+ネイビーブルー

 レッドファイブ最大の難関である細部の塗り分けは、完成見本とCGモデルを参考にマスキングと筆塗りで根気強く対応しました。付属シールを型紙にしてマスキングテープを切ると少し楽ができます。面積の広い黒いダクト部分はタミヤエナメルのフラットブラックで筆塗りです。よく目を凝らしてみないとわからないほど細かいので見落としがあったらスミマセン(汗)。仕上げにフラットクリアー+スーパークリアーⅢで半光沢にツヤを整えて完成です。
 当初は追加装備も製作予定でしたが、あえなく時間切れとなったので要望があれば挑戦したいですね。さて、当時は叶わなかったザンネン5揃い踏み…期待しています!!

グッドスマイルカンパニー プラスチックキット “MODEROID”

レッドファイブ

製作・文/仲井望

MODEROID レッドファイブ
●発売元/グッドスマイルカンパニー●7800円、発売中●約15cm●プラキット


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