HOME記事キャラクターモデルついに第50号到達! 履帯にシャシー、そしてフィギュアも登場!「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」を作ってみた!⑧【Ⅳ号つくつく作戦】

ついに第50号到達! 履帯にシャシー、そしてフィギュアも登場!「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」を作ってみた!⑧【Ⅳ号つくつく作戦】

2025.04.10
週刊 ガールズ&パンツァー Ⅳ号戦車H型(D型改)をつくる

 アシェット・コレクションズ・ジャパンが展開している「週刊 ガールズ&パンツァーIV号戦車H型(D型改)をつくる」。8回目にして全100号のうちの半分を踏破! 組み立て作業も履帯やシャシーの内部など、新局面に入っていきます。そしてさらに本編主人公の姿も…! 今後のドラマにも期待大の「Ⅳ号つくつく作戦」、今回も張り切ってパンツァー・フォー!

解説、写真、工作/けんたろう

 「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」とは? 

 毎号マガジンに付属するパーツを集めることでコレクションが完成する、分冊百科でおなじみのアシェット・コレクションズ・ジャパン。2024年1月にはじまったのが『ガールズ&パンツァー』を題材にした「週刊 ガールズ&パンツァー IV号戦車H型(D型改)をつくる」で、劇中における主役機ともいえるIV号戦車H型(D型改)を製作するシリーズです。100号集めると1/12というビッグスケールで精密なIV号戦車が完成するだけでなく、コントローラー(これも大洗女子学園の校章を模したユニークなもの)を使って砲身の可動とリコイル、砲塔の旋回にライトの発光、履帯駆動による走行、極めつけは撃破判定の白旗掲揚やキャラクターボイスまで搭載、と『ガルパン』史上最高峰の立体物になること間違いなしの内容になっています。またマガジンは実車の解説やエピソードガイド、インタビューなど読み応えもたっぷりで、こちらも集めるととんでもない密度とボリュームの『ガルパン』資料集ができるというわけです。

 第8回:第49号~第56号まで 

▲この連載では複数の号をまとめて取り扱い、組み立てを解説しながらⅣ号が完成していくさまを追っていきます。今回は第56号まで解説。履帯とシャシーの組み立てが始まります。全体の中間地点の第50号ではみほのフィギュアも登場~!

 第53・55号について 

▲まずは前置き。公式からもアナウンスされているのですが、第53号と第55号にパーツ不備があったとのことで今回この2号は手を付けずに進めています。第69号で修正されたパーツが届くとのことなので、その際に改めて着手します

第49号

第50号

第51号

第52号

53

第54号

第55号

第56号

第49号~第56号までのワンポイントアドバイス

▲第49号は車載工具。牽引フックはメタリック感ある色で質感バッチリ。クリーニングロッドは木の軸の色が塗り分けられています。まずはクリーニングロッドの組み立てから。ランナーパーツを接着します。接着には多用途接着剤を使い、ビニールなどをパレットにしてつまようじで塗ります

▲接着剤を付ける前に、パーツを仮で合わせてどこがどうはまるかを確認しましょう。留め具のパーツはロッドからはみ出るので、ここに接着剤を付けないようにしたいですよね。このようなポイントを見つけるために仮合わせするのが重要です

▲本体後部側面に接着します。黒い先端部分が前側になるので、前後を間違えないようにしましょう。ロッドの先端が他のパーツに干渉しないように、わざわざ一番上のロッドだけナナメにずらして配置してあるのが地味に面白いポイント。クリーニングロッドは歴代あんこうⅣ号で強化のたびにちょっとずつ収め方などが変わっていて、ここの再現もプラモデルで作る際の地味なこだわりどころでした

▲牽引フックはパーツ2個を貼り合わせて作ります。接着は流し込みタイプの瞬間接着剤を使いました。パーツを閉じ合わせ、目立たない位置の2ヵ所ほどからノズルでそっと流し込んで接着。同じものを2個組みます

▲フック2個を固定具Aのパーツに並べ、本体にビスで取り付けます。指示上ではフックの上から固定具Bのパーツを接着するのですが、例によって今後の作業途中で外れるのが怖いので、取り付けは後回しにしています

▲第50号。ついに折り返し地点です。おぉ、西住みほ殿のフィギュアが付属しているではありませんか!! 1/12スケールなのでかなり存在感がある大きさです。ちょこんと座って、咽喉マイクを押さえて喋っている感じ。本編の雰囲気がよく出ています。パンツァージャケットはちょっと厚めな生地を再現、靴も底までちゃんとディテールが入っていて、とてもいい出来ですぞ。

▲みぽりんだけではありません。この第50号には…ハンマーが付属しているのです。片側がプラスチック、片方は金属です。ハンマーの使い所は履帯。まず履板同士を組み合わせて、ピンを差し込みます。そしてカーン、カーン、カーン、とハンマーで打ち込むのです。下側が傷つかないように下にプラ板をはさんで、ピンが曲がらないように力を加減しながら打ち込みます

▲履帯をどんどんつなげていきましょう。これが何気に楽しい作業。プラモデルだと組み立てにまあまあ覚悟がいる履帯ですが、本物よろしくピンを打ち込んでいくのはテンションが上がります。10枚つなげてギャリギャリ動く履帯が完成。今回はまだ全体の一部分で、今後少しずつ履帯が足されていきます。まとめて作るのはさすがに大変そうなのでサボらず進めておきたいですね

▲大きな箱のに巨大なパーツが収まった第51号。これは車体の内部で、円の穴は砲塔のバスケットを受ける部分ですね。中央奥には車体底面に設けられた脱出ハッチに対応する内側のハッチも見られます。S多胎内部の後ろに隔壁を装着。裏からネジで固定します。第51号の作業はこれだけ。ここからいよいよ戦闘室内部に着手!

▲第52号は追加の履帯10枚と車内に取り付ける装備。履帯の連結は前回と同じ要領で行います。どんどん長くなっていきますね

▲この号はファーストエイドキットなど内部に装備を取り付けるところもあります。3つのパーツはそれぞれ取り付け位置があり、ネジ受けの幅が異なるので配置は間違えません。ただし操作盤とヒューズボックスは向きがあるので注意です。操作盤はパーツの出っ張りが長い方を上に、ヒューズボックスは耳のようにはみ出た部分が右側に出る位置に取り付けます

▲内側から指で押さえて、外にネジを取り付けます。それぞれのネジを少しずつ回してパーツ同士がピッタリ合うようにしっかり締めていきます。最終的にネジ頭が出っ張らないところまで締め込みました

▲第53号はパスして第54号。履帯が追加されてまた延びます。また2本の桁も入っています

▲長い桁は車体の中央に入るものです。桁Bにはフラッグがついているので、これはニッパーでカットしてしまいましょう。底面からネジで取り付けます。この桁パーツ、肉抜きの穴もしっかり再現してあってこだわりを感じます。本当にスケールモデル並みの再現度です

▲第56号も履帯が追加。ほかにはシャシー底用のパーツも入っています。4号ぶんのパーツが繋がりかなりボリュームが出てきました。少しメタリックが入った、なかなか質感のよい履帯になっています

▲桁の間にボックス、車体左側に配管をはめてネジで固定します。使うネジが違うので注意しましょう。こういった部分もわざわざ分割して、違う役割がある部品だと自然に分からせてくれるのがすごくいいですね

▲フィギュア/シャシー/履帯と大きな要素が3つ同時に進み始めました。これらがすべてひとつになる瞬間を楽しみにしつつ、次回に向けてパンツァー・フォー!

各号の合間に! ブックレットも楽しもう

▲ 組み立て作業に注力している本コーナーの都合上、組み立て説明書を兼ねるブックレットにはあまり触れてきませんでしたが、実はこちらの内容もとっても充実しています
▲ キャラクターの解説はもちろん、IV号戦車実物のことをより深く知れるコラム、キャラクターの掛け合いで戦車のことを知る戦車よもやま話など、楽しいコラムが満載です。イラスト大作戦といって、本編スタッフやその周囲の漫画家さんなどの1ページイラストが差し込まれるページもあるのですが、「Ⅳ号戦車をつくる」読者だけのお楽しみにするにはもったいないぐらいの高いクオリティのイラストには毎回感動させられます。100号やるとなるとネタも切れる…なんてことはなく、最近では戦車のトイレ事情だとか、イタリアでのパスタトーク(長いパスタはほとんど食べなかった)とか、知らなかった話が満載なのです
▲ ダージリンさんほどの人がそう言うなら…。本編さながらのドヤ顔が個人的に大ヒット。でもクルスク戦車戦のコラムでは、最新の研究を踏まえたみほ&沙織のトークになっていて「やるな!」 という内容になっていました。これまでの56冊の中身を全部頭に入れるだけで、相当な戦車通になれるレベル。ブックレットもすごく価値あるアイテムなのです。作業の手が空いたらぜひぜひ読みましょう!
週刊 ガールズ&パンツァー Ⅳ号戦車H型(D型改)をつくる

週刊 ガールズ&パンツァー Ⅳ号戦車H型(D型改)をつくる

●発行元/アシェット・コレクションズ・ジャパン●299円(創刊号)、各号2499円、毎週水曜刊行予定●1/12、約58.5cm●マルチマテリアルモデル●全100号予定●商品サイト https://hcj.jp/gup/home.html

次回の更新は5月上旬予定!
お楽しみに!!


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