ボークス「IMS 1/100 サイレンF型」が発売中!
ボークスのIMS(INJECTION ASSEMBLY MORTAR HEADD SERIES)シリーズ最新キット「サイレンF型」が3月22日(土)に発売! 完全新規の設計となる本キットの鮮やかな成型色を活かした部分塗装仕上げを実践形式で紹介していきます
製作・文/なりかね(月刊工具スタッフ)
IMS 1/100 サイレンF型
●発売元/ボークス
●11550円、発売中
●1/100、約26.2cm
●プラキット、パーツ総数:420
●原型/造形村F.S.S. プロジェクトチーム
全身が真っ赤な組み上がりは未塗装でもかっこよく感じますが、せっかくであれば各所の白色、ベイルの塗り分けを行いたい。今回は赤色の成形色はそのまま活かし、各所の塗り分けを水性塗料「ファレホ」で行っていこうと思います。
step.0 塗装アイテムを準備!
▲ 使用する塗料は「ファレホ」とクリアーコート用の「プレミアムトップコート 半光沢」。組立説明書は塗装に最適なカラーが記載されているので確認して揃えるのがおすすめ。また部分塗装に最適なファレホ「ディティールブラシ」も用意しました。塗料、筆と近くのボークス店舗に行けばすぐに揃います
塗装開始!
step.1 まずはクリアーコートで筆塗りの下地を作る
▲ まずはある程度の塊にパーツを分けて、全体に「プレミアムトップコート 半光沢」を塗布して下地作り。プラ表面の上に塗膜を作っておくことでこのあとの塗料が乗りやすくなります。塗料の乗りやすさでは「つや消し」を塗布しておいた方が良いですが、今回は最後の仕上げでの使用も兼ねて「半光沢」を選択します
step.2 カラーの組立説明書を参考に部分塗装!
▲ クリアーコートが乾いたら部分塗装開始。ホワイトで装甲の各所を塗っていきます。いきなり濃い塗料を乗せて発色させようとせず、まずは筆ムラも気にせずに塗りましょう
▲はみ出してしまった箇所は楊枝や湿らせた綿棒で擦って落とします
step.3 最新塗料「エクスプレスカラー」でスミ入れ!
▲ ホワイトを一回塗布したら、重ね塗りの前にスミ入れ作業を挟みます。ここではエクスプレスカラーブラックロータスを使用。そのままの濃度だと少し濃いため、水で少し薄めておきます
▲ 合わせてパーツのディテール箇所もスミ入れ。塗布後に余分を綿棒で拭き取ります
▲塗料が溜まってしまった場合は、一度筆について塗料を拭き取ってから吸い取ってあげましょう
step.4 再度部分塗装でしっかりと発色させる
▲黒くなってしまっても重ね塗りですぐに白く発色します(スミ入れの黒部分をホワイトで塗りつぶさないよう心がけます)
装甲の裏側も塗装!
外側の装甲の塗り分けが出来たら次は装甲の内側に進みましょう! 関節部の成型色と近く、部分塗装に最適なのは「パステルブルー」。こちらで装甲の内側を塗り分けていきます。
■装甲の裏側を塗装
▲おおまかな手順は白の際と同様。まずは塗り分け箇所全体に塗布します。
▲次にエクスプレスカラーで格子状ディテールの溝をスミ入れ、その後再度パステルブルーで重ね塗りして発色させていきます
■ベイルを塗装
▲大きなベイルパーツを塗っていきましょう。こちらは2つの帯をスカイブルー、ブルーバイオレットで塗装していきます。
▲ディテールの境目を塗ってから中身を埋めるように塗装します。2色とも隠蔽力が高いので2回の重ね塗りでしっかりと発色しました
▲ フィルモアマークはデカールが付属していますが、ディテールがしっかりと彫られているため塗装してしまいます。エクスプレスカラーのブラックロータスを薄めずに流し込み、乾燥してからさらに重ね塗りすることでしっかりと黒くします
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