HOME記事キャラクターモデル「T-SPARK ZONE」で公開された注目作!『ビーダマン爆外伝』より「ホワイトブロス」が25年の時を超えて蘇る

「T-SPARK ZONE」で公開された注目作!『ビーダマン爆外伝』より「ホワイトブロス」が25年の時を超えて蘇る

2025.03.18

CHARACTER NEW KIT REVIEW 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)

見えてきたT-SPARKの輝き

 昨年、世のオモチャ好きを震撼たらしめたのがタカラトミーが「第62回静岡ホビーショー」で発表したハイターゲット向けのレーベル「T-SPARK」である。これまで五月雨的に展開していたハイターゲット向けの商品を本格的に定番アイテムとするというもので、その動向が注目されていた。現在6つのブランドがアナウンスされているがDANGAN的にフォーカスしているブランドが「TOYRISE(トイライズ) 」であったりする。「オモチャに最新の解釈と設計と技術を注ぎ込んだら?」という想定で取り組んだ製品群で、すでに『勇者エクスカイザー』『勇者王ガオガイガーFINAL』『勇気爆発バーンブレイバーン』『装甲騎兵ボトムズ』という作品群がスタンバイしている。そして1月17日〜19日に開催された単独イベント「T-SPARK ZONE」でベールを脱いだのが『ビーダマン爆外伝』のシリーズだ。ビーダマンに関しては競技系ホビー玩具としても良く知られているが、アニメ放映とともに展開したシリーズは、ビー玉発射機構にこだわらず合体変形ロボット玩具としてアニメとは別の独自の世界観(この辺りのニュアンスは『ZOIDS』におけるアニメとバトルストーリーのそれに近いかもしれない)を見せ、ファンの間から高い評価を得ている。オモチャの文脈としてはプラクションシリーズの正統な後継者と位置づけることもできる。その『〜爆外伝』が25年の時を経てハイターゲットアイテムとして復活したことはなんとも感慨深い。

▲ビー玉発射機構を排することでロボットとしてのフォルムはより完成度の高いものになっている。なお、サウンドギミックにはしろボンの新規収録音声( CV: 桑島法子)も実装されるという至れり尽くせりの仕様。またジョイント規格はトイライズの他のアイテムと共通化されているので、遊びがワイドに広がることは間違いなし!

これまで70 年代〜80 年代が主流であったハイターゲット向け玩具も、ここにきてようやく90 年代〜00 年代のアイテムを振り返れるようになったわけだ。これは世代ではない人たちにとっても、当時触れることのなかったオモチャの面白さにアクセスできるチャンスなのではないだろうか? 第1弾アイテムであるホワイトブロスを皮切りにイエロークラッシャー、ブルーブレイバーも準備中とのことなので、これからの展開が期待できるシリーズといえよう。

次ページ── 特徴とギミックについて

©TOMY ©KONAMI/A

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