グドン対ツインテール!!『帰マン』のワンシーンをディオラマ化!さらに作品を間近で見れるチャンスも!?【コモリプロジェクト】
2025.03.07 コモリプロジェクトHP
Youichi Komori Official Web(y-komori.net)

「黄昏の激闘 グドン対ツインテール」

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。コモリプロジェクト代表の小森です。新年がスタートしてそろそろ三週間が経とうとしています。巷ではインフルエンザの流行、早々と花粉の飛散、トランプ二期目のスタート、フジテレビ大激震とままならない日々ですが、それはそれ。空き時間にはしっかり手を動かして創作に勤しみましょう。
前回に引き続き宣伝です。コモリプロジェクト第8弾、古代怪獣ツインテールのご紹介をしたいと思います。
本誌読者の皆さんには今さらツインテールの説明なんて不要だと思いますが、初めて雑誌を手に取った新規ファンのために簡単に触れさせてください。ツインテールは第二次怪獣ブームのけん引役、『帰ってきたウルトラマン』の第5話、第6話に登場しました。間違いなく上正さん(上原正三氏)脚本の傑作のひとつであり、ドラマと特撮が混然一体となってクライマックスに流れ込む様はもはや芸術的です。ツインテールのデザインは池谷仙克さん。名前の由来ともなっている二本の尻尾を振り回し、顔が地面すれすれにあるという特異なフォルムは一目見たら忘れられません。天敵がグドンという設定や、「生まれたばかりの肉はエビに似た味で美味」なんて解説でますます興味が湧いたものです。
さて、そんなツインテールの造形は前回に引き続きクラバートガレージの竹添展氏にお願いしました。(プロジェクトのラインナップにグドンを加えよう)と決めた時から相方は必然だったといってもいいでしょう。僕だけでなくファンの皆さんも同じ思いだったようで、たくさんのオファーやエールをいただきました。鞭を振り上げ、尻尾を跳ね上げ、相手を睨み据える“躍動のグドン”。この時、相手であるツインテールは一体どんなポーズをしているのか? 正直、僕も竹添くんもまったく悩むことはありませんでした。身体を前方に折り曲げて激しくグドンを威嚇している姿、これしかないとすぐに意思統一できたからです。
完成した造形物は想像の何倍も素晴らしく、“躍動のツインテール”と呼ぶに相応しい生命力を備えています。これまでツインテールにエビを感じたことは一度もなかったのですが、今回初めてあまりの活きの良さに(ほんとにエビだ)と確信しましたよ(苦笑)。
ガレージキットはその性質上、少数販売でお店でも買えません。皆さんにご紹介する時には品切れになっています。本当はこの素晴らしい造形物をひとりでも多くの皆さんに届けたい。「一緒に!」と声をかけてくださるメーカーさんが現れれば嬉しいんですけどね。そんな思いを抱きつつ、すでに次回作へのプロジェクトが進行中です。
撮影に使ったツインテールとグドンのディオラマは3月8日・9日、福岡市の六本松 蔦屋書店で開催される伊万里フェアにて展示予定です。
詳細は伊万里市のホームページにて https://www.city.imari.lg.jp
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