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『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』本日より放送開始!「HG GQuuuuuuX」を現資料を基にイラストや設定を再現!ディテールアップのポイントを解説

2025.04.08

資料を基にイラストや設定を再現する! 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)

資料を基にイラストや設定を再現する!

現時点での資料を参考にGQuuuuuuX(ジークアクス)を徹底高解像度化

 今回の作例はHG GQuuuuuuX(ジークアクス)。基からディテール再現度の高いキットであるが、設定に準拠したディテールアップ工作でその完成度をさらに高めていく。まだまだ謎だらけの機体ではあるが、幸いにも劇場で販売されたパンフレットには設定画が豊富に掲載されており、さらにティザービジュアルには独自のディテールが各所に見られる。作例はこれらを資料にして、高い工作力を持つ新進気鋭モデラーのtauyoがキットを改修した。製作期間が短いなかでの製作だったために“完全再現”とはいかなかったものの、HG GQuuuuuuXのキットレビューとしてもディテールアップ工作の手本としても大いに参考になる1作に仕上がっている。

使用キット

HG GQuuuuuuX(ジークアクス)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2200円、発売中●1/144、約13cm●プラキット



設定資料を基にしたディテールアップのポイント

・資料やモチーフを入手して工作箇所を比較検討する

 設定画や作品のメインビジュアルなど改修の基になる資料を集め、キットとの相違点を見つけていく。資料集などの書籍にはより細かな設定画が掲載されていることが多く、模型製作において非常に参考になる。今回の作例もHGの素組みと各種資料を比較して工作点を選定した。

・劇中描写も参考にする

 映像で実際に動いているところ、特に部分的なギミックの描写などは設定画と同様に参考になる。またプロポーションなどが設定画よりも誇張・アレンジされて描かれることも少なくなく、それを反映して劇中イメージにシフトして作る選択肢もある。今回は劇中でGQuuuuuuXのアンテナ展開時のボルトギミックが非常に印象的であったため、マストの改修点として手を入れている。

▲今回は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』のパンフレットに掲載されていた資料を参考に製作(必然的に作例製作開始は劇場公開後ということに…)。またティザービジュアルには設定画とは異なる細かなディテールが見受けられるので、これも可能な範囲で盛り込んでいる

頭部周辺をディテールアップ

▲アゴは設定形状により近付けるため、えぐれ部分の角度を若干深く彫り込み、プラ板で下と前にボリュームアップ。耳部ダクトは仕切りごと深く彫り込んで奥行きを出し、0.3mmプラ板で仕切りを薄くシャープに再生。額の3つのレンズは0.8mm、0.5mm、0.3mmの穴を開け、先端を丸めた同径のプラ棒/金属線を差し込んで立体的にしている

▲首元のメカ部には黄色い◎モールドが4つある。ドリルで穴を開け、フチを塗装することで再現した

アンテナをシャープかつ立体的に

▲アンテナのボルトはドリルで徐々に穴を拡げながらくりぬき、1mmプラ棒を差し込んで別パーツ感を出した。穴のフチも丸ビットで軽くさらってすり鉢状にしている。さらにティザービジュアルにある、ボルト裏のピンを金属線で再現した
▲アンテナ先端は角に真鍮線を埋め、瞬間接着剤を盛り削ってシャープ化。さらに前後からの見た目が薄くなるようフチを削り込んでいる

全身各部の穴を開口

▲頭部側面のボルトを受ける穴や、腰左右の丸モールドなど、各部の穴をドリルで開口。肩や脚にはスラスターと思しき大きめの穴があるので、これはさらに丸ビットですり鉢状に加工している

腰部周辺の改修

▲腰中央の赤いパーツはキットではグレー部分と面一になっているが、設定画では段差が付いているのでプラ板を貼って再現
▲腰の白い装甲は真ん中にエッジを付けるため、プラ角棒を貼ってから削り出してシャープに整形した

ⓒ創通・サンライズ

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